所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法
平成三十年六月十三日 法律 第四十九号
所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法の一部を改正する法律
令和四年五月九日 法律 第三十八号
条項号:
第一条
更新前
更新後
-目次-
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
第一章
総則
(
第一条・第二条
)
第一章
総則
(
第一条・第二条
)
第二章
基本方針等
(
第三条-第五条
)
第二章
基本方針等
(
第三条-第五条
)
第三章
所有者不明土地の利用の円滑化
★挿入★
のための特別の措置
第三章
所有者不明土地の利用の円滑化
及び管理の適正化
のための特別の措置
第一節
地域福利増進事業の実施のための措置
第一節
地域福利増進事業の実施のための措置
第一款
地域福利増進事業の実施の準備
(
第六条-第九条
)
第一款
地域福利増進事業の実施の準備
(
第六条-第九条
)
第二款
裁定による特定所有者不明土地の使用
(
第十条-第二十六条
)
第二款
裁定による特定所有者不明土地の使用
(
第十条-第二十六条
)
第二節
特定所有者不明土地の収用又は使用に関する土地収用法の特例
第二節
特定所有者不明土地の収用又は使用に関する土地収用法の特例
第一款
収用適格事業のための特定所有者不明土地の収用又は使用に関する特例
(
第二十七条-第三十六条
)
第一款
収用適格事業のための特定所有者不明土地の収用又は使用に関する特例
(
第二十七条-第三十六条
)
第二款
都市計画事業のための特定所有者不明土地の収用又は使用に関する特例
(
第三十七条
)
第二款
都市計画事業のための特定所有者不明土地の収用又は使用に関する特例
(
第三十七条
)
★新設★
第三節
所有者不明土地の管理の適正化のための措置
(
第三十八条-第四十一条
)
第三節
不在者の財産及び相続財産の管理に関する民法の特例
(
第三十八条
)
第四節
不在者の財産及び相続財産の管理に関する民法の特例
(
第四十二条
)
第四章
土地の所有者の効果的な探索のための特別の措置
第四章
土地の所有者の効果的な探索のための特別の措置
第一節
土地所有者等関連情報の利用及び提供
(
第三十九条
)
第一節
土地所有者等関連情報の利用及び提供
(
第四十三条
)
第二節
特定登記未了土地の相続登記等に関する不動産登記法の特例
(
第四十条
)
第二節
特定登記未了土地の相続登記等に関する不動産登記法の特例
(
第四十四条
)
★新設★
第五章
所有者不明土地対策計画等
(
第四十五条・第四十六条
)
★新設★
第六章
所有者不明土地利用円滑化等推進法人
(
第四十七条-第五十二条
)
第五章
雑則
(
第四十一条-第四十八条
)
第七章
雑則
(
第五十三条-第六十条
)
第六章
罰則
(
第四十九条-第五十一条
)
第八章
罰則
(
第六十一条-第六十三条
)
-本則-
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
(目的)
(目的)
第一条
この法律は、社会経済情勢の変化に伴い所有者不明土地が増加していることに鑑み、所有者不明土地の利用の円滑化及び
★挿入★
土地の所有者の効果的な探索を図るため、国土交通大臣及び法務大臣による基本方針の策定について定めるとともに、地域福利増進事業の実施のための措置、所有者不明土地の収用又は使用に関する土地収用法(昭和二十六年法律第二百十九号)の特例、土地の所有者等に関する情報の利用及び提供その他の特別の措置を講じ、もって国土の適正かつ合理的な利用に寄与することを目的とする。
第一条
この法律は、社会経済情勢の変化に伴い所有者不明土地が増加していることに鑑み、所有者不明土地の利用の円滑化及び
管理の適正化並びに
土地の所有者の効果的な探索を図るため、国土交通大臣及び法務大臣による基本方針の策定について定めるとともに、地域福利増進事業の実施のための措置、所有者不明土地の収用又は使用に関する土地収用法(昭和二十六年法律第二百十九号)の特例、土地の所有者等に関する情報の利用及び提供その他の特別の措置を講じ、もって国土の適正かつ合理的な利用に寄与することを目的とする。
(令四法三八・一部改正)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
(定義)
(定義)
第二条
この法律において「所有者不明土地」とは、相当な努力が払われたと認められるものとして政令で定める方法により探索を行ってもなおその所有者の全部又は一部を確知することができない一筆の土地をいう。
第二条
この法律において「所有者不明土地」とは、相当な努力が払われたと認められるものとして政令で定める方法により探索を行ってもなおその所有者の全部又は一部を確知することができない一筆の土地をいう。
2
この法律において「特定所有者不明土地」とは、所有者不明土地のうち、現に建築物(物置その他の政令で定める簡易な構造の建築物で政令で定める規模未満のもの
(以下「簡易建築物
」という。)を除く。)が存せず、かつ、業務の用その他の特別の用途に供されていない土地をいう。
2
この法律において「特定所有者不明土地」とは、所有者不明土地のうち、現に建築物(物置その他の政令で定める簡易な構造の建築物で政令で定める規模未満のもの
又はその利用が困難であり、かつ、引き続き利用されないことが確実であると見込まれる建築物として建築物の損傷、腐食その他の劣化の状況、建築時からの経過年数その他の事情を勘案して政令で定める基準に該当するもの(以下「簡易建築物等
」という。)を除く。)が存せず、かつ、業務の用その他の特別の用途に供されていない土地をいう。
3
この法律において「地域福利増進事業」とは、次に掲げる事業であって、地域住民その他の者の共同の福祉又は利便の増進を図るために行われるものをいう。
3
この法律において「地域福利増進事業」とは、次に掲げる事業であって、地域住民その他の者の共同の福祉又は利便の増進を図るために行われるものをいう。
一
道路法(昭和二十七年法律第百八十号)による道路、駐車場法(昭和三十二年法律第百六号)による路外駐車場その他一般交通の用に供する施設の整備に関する事業
一
道路法(昭和二十七年法律第百八十号)による道路、駐車場法(昭和三十二年法律第百六号)による路外駐車場その他一般交通の用に供する施設の整備に関する事業
二
学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)による学校又はこれに準ずるその他の教育のための施設の整備に関する事業
二
学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)による学校又はこれに準ずるその他の教育のための施設の整備に関する事業
三
社会教育法(昭和二十四年法律第二百七号)による公民館(同法第四十二条に規定する公民館に類似する施設を含む。)又は図書館法(昭和二十五年法律第百十八号)による図書館(同法第二十九条に規定する図書館と同種の施設を含む。)の整備に関する事業
三
社会教育法(昭和二十四年法律第二百七号)による公民館(同法第四十二条に規定する公民館に類似する施設を含む。)又は図書館法(昭和二十五年法律第百十八号)による図書館(同法第二十九条に規定する図書館と同種の施設を含む。)の整備に関する事業
四
社会福祉法(昭和二十六年法律第四十五号)による社会福祉事業の用に供する施設の整備に関する事業
四
社会福祉法(昭和二十六年法律第四十五号)による社会福祉事業の用に供する施設の整備に関する事業
五
病院、療養所、診療所又は助産所の整備に関する事業
五
病院、療養所、診療所又は助産所の整備に関する事業
六
公園、緑地、広場又は運動場の整備に関する事業
六
公園、緑地、広場又は運動場の整備に関する事業
七
住宅(被災者の居住の用に供するものに限る。)の整備に関する事業であって、災害(発生した日から起算して三年を経過していないものに限る。次号イにおいて同じ。)に際し災害救助法(昭和二十二年法律第百十八号)が適用された同法第二条第一項に規定する災害発生市町村の区域内において行われるもの
七
住宅(被災者の居住の用に供するものに限る。)の整備に関する事業であって、災害(発生した日から起算して三年を経過していないものに限る。次号イにおいて同じ。)に際し災害救助法(昭和二十二年法律第百十八号)が適用された同法第二条第一項に規定する災害発生市町村の区域内において行われるもの
八
購買施設、教養文化施設その他の施設で地域住民その他の者の共同の福祉又は利便の増進に資するものとして政令で定めるものの整備に関する事業であって、次に掲げる区域内において行われるもの
八
購買施設、教養文化施設その他の施設で地域住民その他の者の共同の福祉又は利便の増進に資するものとして政令で定めるものの整備に関する事業であって、次に掲げる区域内において行われるもの
イ
災害に際し災害救助法が適用された同法第二条第一項に規定する災害発生市町村の区域
イ
災害に際し災害救助法が適用された同法第二条第一項に規定する災害発生市町村の区域
ロ
その周辺の地域において当該施設と同種の施設が著しく不足している区域
ロ
その周辺の地域において当該施設と同種の施設が著しく不足している区域
★新設★
九
備蓄倉庫、非常用電気等供給施設(非常用の電気又は熱の供給施設をいう。)その他の施設で災害対策の実施の用に供するものとして政令で定めるものの整備に関する事業
★新設★
十
再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法(平成二十三年法律第百八号)による再生可能エネルギー発電設備のうち、地域住民その他の者の共同の福祉又は利便の増進に資するものとして政令で定める要件に適合するものの整備に関する事業
★十一に移動しました★
★旧九から移動しました★
九
前各号に掲げる事業のほか、土地収用法第三条各号に掲げるもののうち地域住民その他の者の共同の福祉又は利便の増進に資するものとして政令で定めるものの整備に関する事業
十一
前各号に掲げる事業のほか、土地収用法第三条各号に掲げるもののうち地域住民その他の者の共同の福祉又は利便の増進に資するものとして政令で定めるものの整備に関する事業
★十二に移動しました★
★旧十から移動しました★
十
前各号に掲げる事業のために欠くことができない通路、材料置場その他の施設の整備に関する事業
十二
前各号に掲げる事業のために欠くことができない通路、材料置場その他の施設の整備に関する事業
4
この法律において「特定登記未了土地」とは、所有権の登記名義人の死亡後に相続登記等(相続による所有権の移転の登記その他の所有権の登記をいう。以下同じ。)がされていない土地であって、土地収用法第三条各号に掲げるものに関する事業(第二十七条第一項及び
第三十九条第一項
において「収用適格事業」という。)を実施しようとする区域の適切な選定その他の公共の利益となる事業の円滑な遂行を図るため当該土地の所有権の登記名義人となり得る者を探索する必要があるものをいう。
4
この法律において「特定登記未了土地」とは、所有権の登記名義人の死亡後に相続登記等(相続による所有権の移転の登記その他の所有権の登記をいう。以下同じ。)がされていない土地であって、土地収用法第三条各号に掲げるものに関する事業(第二十七条第一項及び
第四十三条第一項
において「収用適格事業」という。)を実施しようとする区域の適切な選定その他の公共の利益となる事業の円滑な遂行を図るため当該土地の所有権の登記名義人となり得る者を探索する必要があるものをいう。
(令三法三〇・一部改正)
(令三法三〇・令四法三八・一部改正)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
(基本方針)
(基本方針)
第三条
国土交通大臣及び法務大臣は、所有者不明土地の利用の円滑化及び
★挿入★
土地の所有者の効果的な探索(以下「所有者不明土地の利用の円滑化等」という。)に関する基本的な方針(以下「基本方針」という。)を定めなければならない。
第三条
国土交通大臣及び法務大臣は、所有者不明土地の利用の円滑化及び
管理の適正化並びに
土地の所有者の効果的な探索(以下「所有者不明土地の利用の円滑化等」という。)に関する基本的な方針(以下「基本方針」という。)を定めなければならない。
2
基本方針においては、次に掲げる事項を定めるものとする。
2
基本方針においては、次に掲げる事項を定めるものとする。
一
所有者不明土地の利用の円滑化等の意義及び基本的な方向
一
所有者不明土地の利用の円滑化等の意義及び基本的な方向
二
所有者不明土地の利用の円滑化等のための施策に関する基本的な事項
二
所有者不明土地の利用の円滑化等のための施策に関する基本的な事項
三
特定所有者不明土地を使用する地域福利増進事業に関する基本的な事項
三
特定所有者不明土地を使用する地域福利増進事業に関する基本的な事項
四
特定登記未了土地の相続登記等の促進に関する基本的な事項
四
特定登記未了土地の相続登記等の促進に関する基本的な事項
★新設★
五
第四十五条第一項に規定する所有者不明土地対策計画の作成に関する基本的な事項
★六に移動しました★
★旧五から移動しました★
五
前各号に掲げるもののほか、所有者不明土地の利用の円滑化等に関する重要事項
六
前各号に掲げるもののほか、所有者不明土地の利用の円滑化等に関する重要事項
3
国土交通大臣及び法務大臣は、基本方針を定めようとするときは、関係行政機関の長に協議しなければならない。
3
国土交通大臣及び法務大臣は、基本方針を定めようとするときは、関係行政機関の長に協議しなければならない。
4
国土交通大臣及び法務大臣は、基本方針を定めたときは、遅滞なく、これを公表しなければならない。
4
国土交通大臣及び法務大臣は、基本方針を定めたときは、遅滞なく、これを公表しなければならない。
5
前二項の規定は、基本方針の変更について準用する。
5
前二項の規定は、基本方針の変更について準用する。
(令四法三八・一部改正)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
(地方公共団体の責務)
(地方公共団体の責務)
第五条
地方公共団体は、所有者不明土地の利用の円滑化等に関し、国との適切な役割分担を踏まえて、その地方公共団体の区域の実情に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有する。
第五条
地方公共団体は、所有者不明土地の利用の円滑化等に関し、国との適切な役割分担を踏まえて、その地方公共団体の区域の実情に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有する。
★新設★
2
市町村は、その区域内における所有者不明土地の利用の円滑化等の的確な実施が図られるよう、この法律に基づく措置その他必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
★新設★
3
都道府県は、前項の市町村の責務が十分に果たされるよう、市町村相互間の連絡調整を行うとともに、市町村に対し、市町村の区域を超えた広域的な見地からの助言その他の援助を行うよう努めなければならない。
(令四法三八・一部改正)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
(特定所有者不明土地への立入り等)
(特定所有者不明土地への立入り等)
第六条
地域福利増進事業を実施しようとする者は、その準備のため他人の土地(特定所有者不明土地に限る。次条第一項及び第八条第一項において同じ。)又は当該土地にある
簡易建築物
その他の工作物に立ち入って測量又は調査を行う必要があるときは、その必要の限度において、当該土地又は工作物に、自ら立ち入り、又はその命じた者若しくは委任した者に立ち入らせることができる。ただし、地域福利増進事業を実施しようとする者が国及び地方公共団体以外の者であるときは、あらかじめ、国土交通省令で定めるところにより、当該土地の所在地を管轄する都道府県知事の許可を受けた場合に限る。
第六条
地域福利増進事業を実施しようとする者は、その準備のため他人の土地(特定所有者不明土地に限る。次条第一項及び第八条第一項において同じ。)又は当該土地にある
簡易建築物等
その他の工作物に立ち入って測量又は調査を行う必要があるときは、その必要の限度において、当該土地又は工作物に、自ら立ち入り、又はその命じた者若しくは委任した者に立ち入らせることができる。ただし、地域福利増進事業を実施しようとする者が国及び地方公共団体以外の者であるときは、あらかじめ、国土交通省令で定めるところにより、当該土地の所在地を管轄する都道府県知事の許可を受けた場合に限る。
(令四法三八・一部改正)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
(裁定申請)
(裁定申請)
第十条
地域福利増進事業を実施する者(以下「事業者」という。)は、当該事業を実施する区域(以下「事業区域」という。)内にある特定所有者不明土地を使用しようとするときは、当該特定所有者不明土地の所在地を管轄する都道府県知事に対し、次に掲げる権利(以下「土地使用権等」という。)の取得についての裁定を申請することができる。
第十条
地域福利増進事業を実施する者(以下「事業者」という。)は、当該事業を実施する区域(以下「事業区域」という。)内にある特定所有者不明土地を使用しようとするときは、当該特定所有者不明土地の所在地を管轄する都道府県知事に対し、次に掲げる権利(以下「土地使用権等」という。)の取得についての裁定を申請することができる。
一
当該特定所有者不明土地の使用権(以下「土地使用権」という。)
一
当該特定所有者不明土地の使用権(以下「土地使用権」という。)
二
当該特定所有者不明土地にある所有者不明物件(相当な努力が払われたと認められるものとして政令で定める方法により探索を行ってもなおその所有者の全部又は一部を確知することができない物件をいう。第三項第二号において同じ。)の所有権(次項第七号において「物件所有権」という。)又はその使用権(同項第八号において「物件使用権」という。)
二
当該特定所有者不明土地にある所有者不明物件(相当な努力が払われたと認められるものとして政令で定める方法により探索を行ってもなおその所有者の全部又は一部を確知することができない物件をいう。第三項第二号において同じ。)の所有権(次項第七号において「物件所有権」という。)又はその使用権(同項第八号において「物件使用権」という。)
2
前項の規定による裁定の申請(以下この款において「裁定申請」という。)をしようとする事業者は、国土交通省令で定めるところにより、次に掲げる事項を記載した裁定申請書を都道府県知事に提出しなければならない。
2
前項の規定による裁定の申請(以下この款において「裁定申請」という。)をしようとする事業者は、国土交通省令で定めるところにより、次に掲げる事項を記載した裁定申請書を都道府県知事に提出しなければならない。
一
事業者の氏名又は名称及び住所
一
事業者の氏名又は名称及び住所
二
事業の種別(第二条第三項各号に掲げる事業の別をいう。)
二
事業の種別(第二条第三項各号に掲げる事業の別をいう。)
三
事業区域
三
事業区域
四
裁定申請をする理由
四
裁定申請をする理由
五
土地使用権の目的となる特定所有者不明土地(以下この款(次条第一項第二号を除く。)において単に「特定所有者不明土地」という。)の所在、地番、地目及び地積
五
土地使用権の目的となる特定所有者不明土地(以下この款(次条第一項第二号を除く。)において単に「特定所有者不明土地」という。)の所在、地番、地目及び地積
六
特定所有者不明土地の所有者の全部又は一部を確知することができない事情
六
特定所有者不明土地の所有者の全部又は一部を確知することができない事情
七
土地使用権等の始期(物件所有権にあっては、その取得の時期。
以下
同じ。)
七
土地使用権等の始期(物件所有権にあっては、その取得の時期。
第十三条第二項第二号及び第二十四条において
同じ。)
八
土地等使用権(土地使用権又は物件使用権をいう。以下同じ。)の存続期間
八
土地等使用権(土地使用権又は物件使用権をいう。以下同じ。)の存続期間
3
前項の裁定申請書には、次に掲げる書類を添付しなければならない。
3
前項の裁定申請書には、次に掲げる書類を添付しなければならない。
一
次に掲げる事項を記載した事業計画書
一
次に掲げる事項を記載した事業計画書
イ
事業により整備する施設の種類、位置、規模、構造及び利用条件
イ
事業により整備する施設の種類、位置、規模、構造及び利用条件
ロ
事業区域
ロ
事業区域
ハ
事業区域内にある土地で特定所有者不明土地以外のもの及び当該土地にある物件に関する所有権その他の権利の取得に関する計画(次条第一項第五号において「権利取得計画」という。)
ハ
事業区域内にある土地で特定所有者不明土地以外のもの及び当該土地にある物件に関する所有権その他の権利の取得に関する計画(次条第一項第五号において「権利取得計画」という。)
ニ
資金計画
ニ
資金計画
ホ
土地等使用権の存続期間の満了後に特定所有者不明土地を原状に回復するための措置の内容
ホ
土地等使用権の存続期間の満了後に特定所有者不明土地を原状に回復するための措置の内容
ヘ
その他国土交通省令で定める事項
ヘ
その他国土交通省令で定める事項
二
次に掲げる事項を記載した補償金額見積書
二
次に掲げる事項を記載した補償金額見積書
イ
特定所有者不明土地の面積(特定所有者不明土地を含む一団の土地が分割されることとなる場合にあっては、当該一団の土地の全部の面積を含む。)
イ
特定所有者不明土地の面積(特定所有者不明土地を含む一団の土地が分割されることとなる場合にあっては、当該一団の土地の全部の面積を含む。)
ロ
特定所有者不明土地にある所有者不明物件の種類及び数量
ロ
特定所有者不明土地にある所有者不明物件の種類及び数量
ハ
特定所有者不明土地等(特定所有者不明土地又は当該特定所有者不明土地にある所有者不明物件をいう。以下この款において同じ。)の確知所有者の全部の氏名又は名称及び住所
ハ
特定所有者不明土地等(特定所有者不明土地又は当該特定所有者不明土地にある所有者不明物件をいう。以下この款において同じ。)の確知所有者の全部の氏名又は名称及び住所
ニ
特定所有者不明土地等の確知権利者(土地又は当該土地にある物件に関し所有権以外の権利を有する者であって、相当な努力が払われたと認められるものとして政令で定める方法により探索を行ってもなお確知することができないもの以外の者をいう。次条第五項及び第十七条第一項において同じ。)の全部の氏名又は名称及び住所並びにその権利の種類及び内容
ニ
特定所有者不明土地等の確知権利者(土地又は当該土地にある物件に関し所有権以外の権利を有する者であって、相当な努力が払われたと認められるものとして政令で定める方法により探索を行ってもなお確知することができないもの以外の者をいう。次条第五項及び第十七条第一項において同じ。)の全部の氏名又は名称及び住所並びにその権利の種類及び内容
ホ
土地使用権等を取得することにより特定所有者不明土地所有者等(特定所有者不明土地等に関し所有権その他の権利を有する者をいう。以下この款において同じ。)が受ける損失の補償金の見積額及びその内訳
★挿入★
ホ
土地使用権等を取得することにより特定所有者不明土地所有者等(特定所有者不明土地等に関し所有権その他の権利を有する者をいう。以下この款において同じ。)が受ける損失の補償金の見積額及びその内訳
並びに当該補償金の支払の時期
三
事業区域の利用について法令の規定による制限があるときは、当該法令の施行について権限を有する行政機関の長の意見書
三
事業区域の利用について法令の規定による制限があるときは、当該法令の施行について権限を有する行政機関の長の意見書
四
事業の実施に関して行政機関の長の許可、認可その他の処分を必要とする場合においては、これらの処分があったことを証する書類又は当該行政機関の長の意見書
四
事業の実施に関して行政機関の長の許可、認可その他の処分を必要とする場合においては、これらの処分があったことを証する書類又は当該行政機関の長の意見書
五
その他国土交通省令で定める書類
五
その他国土交通省令で定める書類
4
前項第三号及び第四号の意見書は、事業者が意見を求めた日から三週間を経過してもこれを得ることができなかったときは、添付することを要しない。この場合においては、意見書を得ることができなかった事情を疎明する書類を添付しなければならない。
4
前項第三号及び第四号の意見書は、事業者が意見を求めた日から三週間を経過してもこれを得ることができなかったときは、添付することを要しない。この場合においては、意見書を得ることができなかった事情を疎明する書類を添付しなければならない。
5
事業者は、裁定申請をしようとするときは、当該裁定申請に係る事業の内容について、あらかじめ、協議会の開催その他の国土交通省令で定める方法により、住民の意見を反映させるために必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
5
事業者は、裁定申請をしようとするときは、当該裁定申請に係る事業の内容について、あらかじめ、協議会の開催その他の国土交通省令で定める方法により、住民の意見を反映させるために必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
(令四法三八・一部改正)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
(公告及び縦覧)
(公告及び縦覧)
第十一条
都道府県知事は、裁定申請があったときは、当該裁定申請に係る事業が次の各号に掲げる要件のいずれにも該当するかどうかを確認しなければならない。
第十一条
都道府県知事は、裁定申請があったときは、当該裁定申請に係る事業が次の各号に掲げる要件のいずれにも該当するかどうかを確認しなければならない。
一
事業が地域福利増進事業に該当し、かつ、土地の適正かつ合理的な利用に寄与するものであること。
一
事業が地域福利増進事業に該当し、かつ、土地の適正かつ合理的な利用に寄与するものであること。
二
土地使用権の目的となる土地が特定所有者不明土地に該当するものであること。
二
土地使用権の目的となる土地が特定所有者不明土地に該当するものであること。
三
土地等使用権の存続期間が事業の実施のために必要な期間を超えないものであること。
三
土地等使用権の存続期間が事業の実施のために必要な期間を超えないものであること。
四
事業により整備される施設の利用条件がその公平かつ適正な利用を図る観点から適切なものであること。
四
事業により整備される施設の利用条件がその公平かつ適正な利用を図る観点から適切なものであること。
五
権利取得計画及び資金計画が事業を確実に遂行するため適切なものであること。
五
権利取得計画及び資金計画が事業を確実に遂行するため適切なものであること。
六
土地等使用権の存続期間の満了後に第二号の土地を原状に回復するための措置が適正かつ確実に行われると見込まれるものであること。
六
土地等使用権の存続期間の満了後に第二号の土地を原状に回復するための措置が適正かつ確実に行われると見込まれるものであること。
七
事業者が事業を遂行する十分な意思と能力を有する者であること。
七
事業者が事業を遂行する十分な意思と能力を有する者であること。
八
その他基本方針に照らして適切なものであること。
八
その他基本方針に照らして適切なものであること。
2
都道府県知事は、前項の規定による確認をしようとするときは、あらかじめ、地域住民その他の者の共同の福祉又は利便の増進を図る見地からの関係市町村長の意見を聴かなければならない。
2
都道府県知事は、前項の規定による確認をしようとするときは、あらかじめ、地域住民その他の者の共同の福祉又は利便の増進を図る見地からの関係市町村長の意見を聴かなければならない。
3
都道府県知事は、第一項の規定による確認をしようとする場合において、前条第四項の規定により意見書の添付がなかったときその他必要があると認めるときは、裁定申請に係る事業の実施について関係のある行政機関の長の意見を求めなければならない。
3
都道府県知事は、第一項の規定による確認をしようとする場合において、前条第四項の規定により意見書の添付がなかったときその他必要があると認めるときは、裁定申請に係る事業の実施について関係のある行政機関の長の意見を求めなければならない。
4
都道府県知事は、第一項の規定による確認の結果、裁定申請に係る事業が同項各号に掲げる要件のいずれにも該当すると認めるときは、国土交通省令で定めるところにより、次に掲げる事項を公告し、前条第二項の裁定申請書及びこれに添付された同条第三項各号に掲げる書類を当該公告の日から
六月間
公衆の縦覧に供しなければならない。
4
都道府県知事は、第一項の規定による確認の結果、裁定申請に係る事業が同項各号に掲げる要件のいずれにも該当すると認めるときは、国土交通省令で定めるところにより、次に掲げる事項を公告し、前条第二項の裁定申請書及びこれに添付された同条第三項各号に掲げる書類を当該公告の日から
二月間
公衆の縦覧に供しなければならない。
一
裁定申請があった旨
一
裁定申請があった旨
二
特定所有者不明土地の所在、地番及び地目
二
特定所有者不明土地の所在、地番及び地目
三
次のイ又はロに掲げる者は、縦覧期間内に、国土交通省令で定めるところにより、その権原を証する書面を添えて、都道府県知事に当該イ又はロに定める事項を申し出るべき旨
三
次のイ又はロに掲げる者は、縦覧期間内に、国土交通省令で定めるところにより、その権原を証する書面を添えて、都道府県知事に当該イ又はロに定める事項を申し出るべき旨
イ
特定所有者不明土地又は当該特定所有者不明土地にある物件に関し所有権その他の権利を有する者であって、前条第二項の裁定申請書、同条第三項第一号の事業計画書又は同項第二号の補償金額見積書に記載された事項(裁定申請書にあっては、同条第二項第一号及び第六号に掲げる事項を除く。)について異議のあるもの 当該異議の内容及びその理由
イ
特定所有者不明土地又は当該特定所有者不明土地にある物件に関し所有権その他の権利を有する者であって、前条第二項の裁定申請書、同条第三項第一号の事業計画書又は同項第二号の補償金額見積書に記載された事項(裁定申請書にあっては、同条第二項第一号及び第六号に掲げる事項を除く。)について異議のあるもの 当該異議の内容及びその理由
ロ
特定所有者不明土地の所有者であって、前条第三項第二号の補償金額見積書に特定所有者不明土地の確知所有者として記載されていないもの(イに掲げる者を除く。) 当該特定所有者不明土地の所有者である旨
ロ
特定所有者不明土地の所有者であって、前条第三項第二号の補償金額見積書に特定所有者不明土地の確知所有者として記載されていないもの(イに掲げる者を除く。) 当該特定所有者不明土地の所有者である旨
四
その他国土交通省令で定める事項
四
その他国土交通省令で定める事項
5
都道府県知事は、前項の規定による公告をしようとするときは、あらかじめ、国土交通省令で定めるところにより、裁定申請があった旨を、前条第三項第二号の補償金額見積書に記載された特定所有者不明土地等の確知所有者及び確知権利者に通知しなければならない。
5
都道府県知事は、前項の規定による公告をしようとするときは、あらかじめ、国土交通省令で定めるところにより、裁定申請があった旨を、前条第三項第二号の補償金額見積書に記載された特定所有者不明土地等の確知所有者及び確知権利者に通知しなければならない。
(令四法三八・一部改正)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
(裁定)
(裁定)
第十三条
都道府県知事は、前条第一項又は第二項の規定により裁定申請を却下する場合を除き、裁定申請をした事業者が土地使用権等を取得することが当該裁定申請に係る事業を実施するため必要かつ適当であると認めるときは、その必要の限度において、土地使用権等の取得についての裁定をしなければならない。
第十三条
都道府県知事は、前条第一項又は第二項の規定により裁定申請を却下する場合を除き、裁定申請をした事業者が土地使用権等を取得することが当該裁定申請に係る事業を実施するため必要かつ適当であると認めるときは、その必要の限度において、土地使用権等の取得についての裁定をしなければならない。
2
前項の裁定(以下この条から第十八条までにおいて単に「裁定」という。)においては、次に掲げる事項を定めなければならない。
2
前項の裁定(以下この条から第十八条までにおいて単に「裁定」という。)においては、次に掲げる事項を定めなければならない。
一
特定所有者不明土地の所在、地番、地目及び面積
一
特定所有者不明土地の所在、地番、地目及び面積
二
土地使用権等の始期
二
土地使用権等の始期
三
土地等使用権の存続期間
三
土地等使用権の存続期間
四
土地使用権等を取得することにより特定所有者不明土地所有者等が受ける損失の補償金の額
★挿入★
四
土地使用権等を取得することにより特定所有者不明土地所有者等が受ける損失の補償金の額
及びその支払の時期
3
裁定は、前項第一号に掲げる事項については裁定申請の範囲を超えてはならず、同項第三号の存続期間については裁定申請の範囲内かつ十年
★挿入★
を限度としなければならず、
同項第四号
の補償金の額については裁定申請に係る補償金の見積額を下限としなければならない。
3
裁定は、前項第一号に掲げる事項については裁定申請の範囲を超えてはならず、同項第三号の存続期間については裁定申請の範囲内かつ十年
(第二条第三項第一号、第六号及び第八号から第十号までに掲げる事業のうち、当該事業の内容その他の事情を勘案して長期にわたる土地の使用を要するものとして政令で定める事業にあっては、二十年)
を限度としなければならず、
前項第四号
の補償金の額については裁定申請に係る補償金の見積額を下限としなければならない。
4
都道府県知事は、裁定をしようとするときは、第二項第四号に掲げる事項
★挿入★
について、あらかじめ、収用委員会の意見を聴かなければならない。
4
都道府県知事は、裁定をしようとするときは、第二項第四号に掲げる事項
(同号の補償金の額に係るものに限る。)
について、あらかじめ、収用委員会の意見を聴かなければならない。
5
収用委員会は、前項の規定により意見を述べるため必要があると認めるときは、その委員又はその事務を整理する職員に、裁定申請に係る特定所有者不明土地又は当該特定所有者不明土地にある
簡易建築物
その他の工作物に立ち入り、その状況を調査させることができる。
5
収用委員会は、前項の規定により意見を述べるため必要があると認めるときは、その委員又はその事務を整理する職員に、裁定申請に係る特定所有者不明土地又は当該特定所有者不明土地にある
簡易建築物等
その他の工作物に立ち入り、その状況を調査させることができる。
6
前項の規定により立入調査をする委員又は職員は、その身分を示す証明書を携帯し、関係者の請求があったときは、これを提示しなければならない。
6
前項の規定により立入調査をする委員又は職員は、その身分を示す証明書を携帯し、関係者の請求があったときは、これを提示しなければならない。
7
第五項の規定による立入調査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解してはならない。
7
第五項の規定による立入調査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解してはならない。
(令四法三八・一部改正)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
(損失の補償)
(損失の補償)
第十六条
裁定申請をした事業者は、次項から第六項までに定めるところにより、土地使用権等を取得することにより特定所有者不明土地所有者等が受ける損失を補償しなければならない。
第十六条
裁定申請をした事業者は、次項から第六項までに定めるところにより、土地使用権等を取得することにより特定所有者不明土地所有者等が受ける損失を補償しなければならない。
2
損失の補償は、金銭をもってするものとする。
2
損失の補償は、金銭をもってするものとする。
3
土地使用権等の取得の対価の額に相当する補償金の額は、近傍類似の土地又は近傍同種の物件の借賃その他の当該補償金の額の算定の基礎となる事項を考慮して定める相当の額
★挿入★
とする。
3
土地使用権等の取得の対価の額に相当する補償金の額は、近傍類似の土地又は近傍同種の物件の借賃その他の当該補償金の額の算定の基礎となる事項を考慮して定める相当の額
(土地等使用権の取得に係る当該補償金の額にあっては、当該相当の額から特定所有者不明土地等の管理に要する費用に相当する額を控除して得た額)
とする。
4
特定所有者不明土地の一部を使用することにより残地の価格が減じ、その他残地に関して損失が生ずるときは、当該損失を補償しなければならない。
4
特定所有者不明土地の一部を使用することにより残地の価格が減じ、その他残地に関して損失が生ずるときは、当該損失を補償しなければならない。
5
特定所有者不明土地の一部を使用することにより残地に通路、溝、垣その他の工作物の新築、改築、増築若しくは修繕又は盛土若しくは切土をする必要が生ずるときは、これに要する費用を補償しなければならない。
5
特定所有者不明土地の一部を使用することにより残地に通路、溝、垣その他の工作物の新築、改築、増築若しくは修繕又は盛土若しくは切土をする必要が生ずるときは、これに要する費用を補償しなければならない。
6
前三項の規定による補償のほか、土地使用権等を取得することにより特定所有者不明土地所有者等が通常受ける損失は、補償しなければならない。
6
前三項の規定による補償のほか、土地使用権等を取得することにより特定所有者不明土地所有者等が通常受ける損失は、補償しなければならない。
(令四法三八・一部改正)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
(補償金の供託)
(補償金の供託)
第十七条
裁定申請をした事業者は、裁定において定められた
土地使用権等の始期
までに、当該裁定において定められた補償金を特定所有者不明土地所有者等で確知することができないもの(補償金の供託の対象となる特定所有者不明土地等の共有持分の割合が明らかでない場合にあっては、当該特定所有者不明土地等の確知所有者及び確知権利者を含む。)のために供託しなければならない。
第十七条
裁定申請をした事業者は、裁定において定められた
補償金の支払の時期
までに、当該裁定において定められた補償金を特定所有者不明土地所有者等で確知することができないもの(補償金の供託の対象となる特定所有者不明土地等の共有持分の割合が明らかでない場合にあっては、当該特定所有者不明土地等の確知所有者及び確知権利者を含む。)のために供託しなければならない。
2
前項の規定による補償金の供託は、当該特定所有者不明土地の所在地の供託所にするものとする。
2
前項の規定による補償金の供託は、当該特定所有者不明土地の所在地の供託所にするものとする。
(令四法三八・一部改正)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
(裁定の失効)
(裁定の失効)
第十八条
裁定申請をした事業者が裁定において定められた
土地使用権等の始期
までに当該裁定において定められた補償金の供託をしないときは、当該裁定は、その時以後その効力を失う。
第十八条
裁定申請をした事業者が裁定において定められた
補償金の支払の時期
までに当該裁定において定められた補償金の供託をしないときは、当該裁定は、その時以後その効力を失う。
(令四法三八・一部改正)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
(土地等使用権の存続期間の延長)
(土地等使用権の存続期間の延長)
第十九条
第十五条の規定により土地使用権等を取得した事業者(以下「使用権者」という。)は、第十三条第一項の裁定において定められた土地等使用権の存続期間(第四項において準用する第十五条の規定により土地等使用権の存続期間が延長された場合にあっては、当該延長後の存続期間。第三項及び第二十四条において同じ。)を延長して使用権設定土地(第十五条の規定により取得された土地使用権の目的となっている土地をいう。以下同じ。)の全部又は一部を使用しようとするときは、当該存続期間の満了の日の
九月前から六月前まで
の間に、当該使用権設定土地の所在地を管轄する都道府県知事に対し、土地等使用権の存続期間の延長についての裁定を申請することができる。
第十九条
第十五条の規定により土地使用権等を取得した事業者(以下「使用権者」という。)は、第十三条第一項の裁定において定められた土地等使用権の存続期間(第四項において準用する第十五条の規定により土地等使用権の存続期間が延長された場合にあっては、当該延長後の存続期間。第三項及び第二十四条において同じ。)を延長して使用権設定土地(第十五条の規定により取得された土地使用権の目的となっている土地をいう。以下同じ。)の全部又は一部を使用しようとするときは、当該存続期間の満了の日の
七月前から四月前まで
の間に、当該使用権設定土地の所在地を管轄する都道府県知事に対し、土地等使用権の存続期間の延長についての裁定を申請することができる。
2
第十条(第一項及び第五項を除く。)から第十二条までの規定は、前項の規定による裁定の申請について準用する。この場合において、次の表の上欄に掲げる規定中同表の中欄に掲げる字句は、それぞれ同表の下欄に掲げる字句に読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
2
第十条(第一項及び第五項を除く。)から第十二条までの規定は、前項の規定による裁定の申請について準用する。この場合において、次の表の上欄に掲げる規定中同表の中欄に掲げる字句は、それぞれ同表の下欄に掲げる字句に読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
第十条第二項
次に掲げる事項
第一号から第六号まで及び第八号に掲げる事項
第十条第二項第五号
土地使用権の目的となる特定所有者不明土地(以下この款(次条第一項第二号を除く。)において単に「特定所有者不明土地」という。)
第十九条第一項に規定する使用権設定土地(その一部を使用しようとする場合にあっては、当該使用に係る土地の部分に限る。以下単に「使用権設定土地」という。)
第十条第二項第六号並びに第三項第一号ハ及びホ並びに第二号イ及びロ並びに第十一条第四項第二号及び第三号
特定所有者不明土地
使用権設定土地
第十条第二項第八号
存続期間
存続期間を延長する期間及び当該延長後の存続期間
第十条第三項第一号ホ及び第十一条第一項第六号
存続期間
延長後の存続期間
第十条第三項第二号ハからホまで及び第十一条第五項
特定所有者不明土地等
使用権設定土地等
第十条第三項第二号ハ
特定所有者不明土地又は当該特定所有者不明土地
使用権設定土地又は当該使用権設定土地
第十条第三項第二号ホ
土地使用権等を取得する
土地等使用権の存続期間を延長する
特定所有者不明土地所有者等
使用権設定土地所有者等
第十一条第一項第二号
特定所有者不明土地
所有者不明土地
第十一条第一項第三号
存続期間
存続期間を延長する期間
第十一条第四項
六月間
三月間
第十条第二項
次に掲げる事項
第一号から第六号まで及び第八号に掲げる事項
第十条第二項第五号
土地使用権の目的となる特定所有者不明土地(以下この款(次条第一項第二号を除く。)において単に「特定所有者不明土地」という。)
第十九条第一項に規定する使用権設定土地(その一部を使用しようとする場合にあっては、当該使用に係る土地の部分に限る。以下単に「使用権設定土地」という。)
第十条第二項第六号並びに第三項第一号ハ及びホ並びに第二号イ及びロ並びに第十一条第四項第二号及び第三号
特定所有者不明土地
使用権設定土地
第十条第二項第八号
存続期間
存続期間を延長する期間及び当該延長後の存続期間
第十条第三項第一号ホ及び第十一条第一項第六号
存続期間
延長後の存続期間
第十条第三項第二号ハからホまで及び第十一条第五項
特定所有者不明土地等
使用権設定土地等
第十条第三項第二号ハ
特定所有者不明土地又は当該特定所有者不明土地
使用権設定土地又は当該使用権設定土地
第十条第三項第二号ホ
土地使用権等を取得する
土地等使用権の存続期間を延長する
特定所有者不明土地所有者等
使用権設定土地所有者等
第十一条第一項第二号
特定所有者不明土地
所有者不明土地
第十一条第一項第三号
存続期間
存続期間を延長する期間
第十一条第四項
二月間
一月間
3
都道府県知事は、前項において準用する第十二条第一項又は第二項の規定により第一項の規定による裁定の申請を却下する場合を除き、同項の規定による裁定の申請をした使用権者が有する土地等使用権の存続期間を延長することが当該申請に係る事業を実施するため必要かつ適当であると認めるときは、その必要の限度において、土地等使用権の存続期間の延長についての裁定をしなければならない。
3
都道府県知事は、前項において準用する第十二条第一項又は第二項の規定により第一項の規定による裁定の申請を却下する場合を除き、同項の規定による裁定の申請をした使用権者が有する土地等使用権の存続期間を延長することが当該申請に係る事業を実施するため必要かつ適当であると認めるときは、その必要の限度において、土地等使用権の存続期間の延長についての裁定をしなければならない。
4
第十三条(第一項を除く。)から前条までの規定は、前項の裁定について準用する。この場合において、次の表の上欄に掲げる規定中同表の中欄に掲げる字句は、それぞれ同表の下欄に掲げる字句に読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
4
第十三条(第一項を除く。)から前条までの規定は、前項の裁定について準用する。この場合において、次の表の上欄に掲げる規定中同表の中欄に掲げる字句は、それぞれ同表の下欄に掲げる字句に読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
第十三条第二項
次に掲げる事項
第一号、第三号及び第四号に掲げる事項
第十三条第二項第一号
特定所有者不明土地
第十九条第一項に規定する使用権設定土地(その一部を使用しようとする場合にあっては、当該使用に係る土地の部分に限る。以下単に「使用権設定土地」という。)
第十三条第二項第三号
存続期間
存続期間を延長する期間及び当該延長後の存続期間
第十三条第二項第四号並びに第十六条第一項及び第六項
土地使用権等を取得する
土地等使用権の存続期間を延長する
第十三条第二項第四号
特定所有者不明土地所有者等
使用権設定土地所有者等(使用権設定土地等(使用権設定土地又は当該使用権設定土地にある第十条第一項第二号に規定する所有者不明物件をいう。以下同じ。)に関し所有権その他の権利を有する者をいう。以下同じ。)
第十三条第三項
存続期間
土地等使用権の存続期間を延長する期間
第十三条第五項、第十六条第四項及び第五項並びに第十七条第二項
特定所有者不明土地
使用権設定土地
第十四条、第十六条第一項及び第六項並びに第十七条第一項
特定所有者不明土地所有者等
使用権設定土地所有者等
第十五条
は、土地使用権等を取得し
が有する土地等使用権の存続期間は、延長され
第十五条
★挿入★
及び第十七条第一項
特定所有者不明土地等
使用権設定土地等
第十六条第三項
土地使用権等の取得
土地等使用権の存続期間の延長
第十七条第一項及び前条
において定められた土地使用権等の始期
による延長前の土地等使用権の存続期間の満了の日
第十三条第二項
次に掲げる事項
第一号、第三号及び第四号に掲げる事項
第十三条第二項第一号
特定所有者不明土地
第十九条第一項に規定する使用権設定土地(その一部を使用しようとする場合にあっては、当該使用に係る土地の部分に限る。以下単に「使用権設定土地」という。)
第十三条第二項第三号
存続期間
存続期間を延長する期間及び当該延長後の存続期間
第十三条第二項第四号並びに第十六条第一項及び第六項
土地使用権等を取得する
土地等使用権の存続期間を延長する
第十三条第二項第四号
特定所有者不明土地所有者等
使用権設定土地所有者等(使用権設定土地等(使用権設定土地又は当該使用権設定土地にある第十条第一項第二号に規定する所有者不明物件をいう。以下同じ。)に関し所有権その他の権利を有する者をいう。以下同じ。)
第十三条第三項
存続期間
土地等使用権の存続期間を延長する期間
第十三条第五項、第十六条第四項及び第五項並びに第十七条第二項
特定所有者不明土地
使用権設定土地
第十四条、第十六条第一項及び第六項並びに第十七条第一項
特定所有者不明土地所有者等
使用権設定土地所有者等
第十五条
は、土地使用権等を取得し
が有する土地等使用権の存続期間は、延長され
第十五条
、第十六条第三項
及び第十七条第一項
特定所有者不明土地等
使用権設定土地等
第十六条第三項
土地使用権等の取得
土地等使用権の存続期間の延長
(土地等使用権の取得に係る当該補償金の額にあっては、当該相当の額から
から
額)
額
(令四法三八・一部改正)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
(原状回復の義務)
(原状回復の義務)
第二十四条
使用権者は、土地等使用権の存続期間が満了したとき
★挿入★
又は前条第一項の規定により裁定が取り消されたときは、使用権設定土地を原状に回復し、これを返還しなければならない。ただし、当該使用権設定土地を原状に回復しないことについてその確知所有者の全ての同意が得られたときは、この限りでない。
第二十四条
使用権者は、土地等使用権の存続期間が満了したとき
、土地使用権等の始期後に第十八条(第十九条第四項において準用する場合を含む。)の規定により裁定が失効したとき
又は前条第一項の規定により裁定が取り消されたときは、使用権設定土地を原状に回復し、これを返還しなければならない。ただし、当該使用権設定土地を原状に回復しないことについてその確知所有者の全ての同意が得られたときは、この限りでない。
(令四法三八・一部改正)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
(裁定)
(裁定)
第三十二条
都道府県知事は、第二十九条第一項又は第二項の規定により裁定申請を却下するとき及び裁定申請が次の各号のいずれかに該当するときを除き、裁定申請をした起業者が当該裁定申請に係る事業を実施するため必要な限度において、特定所有者不明土地の収用又は使用についての裁定をしなければならない。
第三十二条
都道府県知事は、第二十九条第一項又は第二項の規定により裁定申請を却下するとき及び裁定申請が次の各号のいずれかに該当するときを除き、裁定申請をした起業者が当該裁定申請に係る事業を実施するため必要な限度において、特定所有者不明土地の収用又は使用についての裁定をしなければならない。
一
裁定申請に係る事業が土地収用法第二十六条第一項の規定により告示された事業と異なるとき。
一
裁定申請に係る事業が土地収用法第二十六条第一項の規定により告示された事業と異なるとき。
二
裁定申請に係る事業計画が土地収用法第十八条第二項の規定により事業認定申請書に添付された事業計画書に記載された計画と著しく異なるとき。
二
裁定申請に係る事業計画が土地収用法第十八条第二項の規定により事業認定申請書に添付された事業計画書に記載された計画と著しく異なるとき。
2
前項の裁定(以下この款において単に「裁定」という。)においては、次に掲げる事項を定めなければならない。
2
前項の裁定(以下この款において単に「裁定」という。)においては、次に掲げる事項を定めなければならない。
一
特定所有者不明土地の所在、地番、地目及び面積
一
特定所有者不明土地の所在、地番、地目及び面積
二
特定所有者不明土地に関する所有権その他の権利を取得し、又は消滅させる時期
二
特定所有者不明土地に関する所有権その他の権利を取得し、又は消滅させる時期
三
特定所有者不明土地等の引渡し等の期限
三
特定所有者不明土地等の引渡し等の期限
四
特定所有者不明土地を使用する場合においては、その方法及び期間
四
特定所有者不明土地を使用する場合においては、その方法及び期間
五
特定所有者不明土地を収用し、又は使用することにより特定所有者不明土地所有者等が受ける損失の補償金の額
五
特定所有者不明土地を収用し、又は使用することにより特定所有者不明土地所有者等が受ける損失の補償金の額
六
第三十五条第二項の規定による請求書又は要求書の提出があった場合においては、その採否の決定その他当該請求又は要求に係る損失の補償の方法に関し必要な事項
六
第三十五条第二項の規定による請求書又は要求書の提出があった場合においては、その採否の決定その他当該請求又は要求に係る損失の補償の方法に関し必要な事項
3
裁定は、前項第一号及び第四号に掲げる事項については裁定申請の範囲を超えてはならず、同項第五号の補償金の額については裁定申請に係る補償金の見積額を下限としなければならない。
3
裁定は、前項第一号及び第四号に掲げる事項については裁定申請の範囲を超えてはならず、同項第五号の補償金の額については裁定申請に係る補償金の見積額を下限としなければならない。
4
都道府県知事は、裁定をしようとするときは、第二項第五号に掲げる事項について、あらかじめ、収用委員会の意見を聴かなければならない。
4
都道府県知事は、裁定をしようとするときは、第二項第五号に掲げる事項について、あらかじめ、収用委員会の意見を聴かなければならない。
5
収用委員会は、前項の規定により意見を述べるため必要があると認めるときは、その委員又はその事務を整理する職員に、裁定申請に係る特定所有者不明土地又は当該特定所有者不明土地にある
簡易建築物
その他の工作物に立ち入り、その状況を調査させることができる。
5
収用委員会は、前項の規定により意見を述べるため必要があると認めるときは、その委員又はその事務を整理する職員に、裁定申請に係る特定所有者不明土地又は当該特定所有者不明土地にある
簡易建築物等
その他の工作物に立ち入り、その状況を調査させることができる。
6
第十三条第六項及び第七項の規定は、前項の規定による立入調査について準用する。
6
第十三条第六項及び第七項の規定は、前項の規定による立入調査について準用する。
(令四法三八・一部改正)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
(立入調査)
(立入調査)
第三十六条
都道府県知事は、この款の規定の施行に必要な限度において、その職員に、裁定申請に係る特定所有者不明土地又は当該特定所有者不明土地にある
簡易建築物
その他の工作物に立ち入り、その状況を調査させることができる。
第三十六条
都道府県知事は、この款の規定の施行に必要な限度において、その職員に、裁定申請に係る特定所有者不明土地又は当該特定所有者不明土地にある
簡易建築物等
その他の工作物に立ち入り、その状況を調査させることができる。
2
第十三条第六項及び第七項の規定は、前項の規定による立入調査について準用する。
2
第十三条第六項及び第七項の規定は、前項の規定による立入調査について準用する。
(令四法三八・一部改正)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
第三十七条
施行者(都市計画法(昭和四十三年法律第百号)第四条第十六項に規定する施行者をいう。第三項において同じ。)は、同法第五十九条第一項から第四項までの認可又は承認を受けた都市計画事業(同法第四条第十五項に規定する都市計画事業をいう。
第三十九条第一項及び第四十六条第二号
において同じ。)について、その事業地(同法第六十条第二項第一号に規定する事業地をいう。)内にある特定所有者不明土地を収用し、又は使用しようとするときは、当該特定所有者不明土地の所在地を管轄する都道府県知事に対し、特定所有者不明土地の収用又は使用についての裁定を申請することができる。
第三十七条
施行者(都市計画法(昭和四十三年法律第百号)第四条第十六項に規定する施行者をいう。第三項において同じ。)は、同法第五十九条第一項から第四項までの認可又は承認を受けた都市計画事業(同法第四条第十五項に規定する都市計画事業をいう。
第四十三条第一項及び第五十八条第二号
において同じ。)について、その事業地(同法第六十条第二項第一号に規定する事業地をいう。)内にある特定所有者不明土地を収用し、又は使用しようとするときは、当該特定所有者不明土地の所在地を管轄する都道府県知事に対し、特定所有者不明土地の収用又は使用についての裁定を申請することができる。
2
第二十七条第二項及び第三項、第二十八条から第三十条まで並びに第三十一条第一項及び第三項から第五項までの規定は、前項の規定による裁定の申請について準用する。この場合において、第二十七条第二項中「起業者は」とあるのは「施行者(都市計画法第四条第十六項に規定する施行者をいう。以下同じ。)は」と、同項第一号、第二十八条第一項並びに第二十九条第一項及び第三項中「起業者」とあるのは「施行者」と、第二十七条第三項第一号及び第二号ニ、第二十八条第一項第三号イ、第三十条第二項並びに第三十一条第一項及び第三項から第五項までの規定中「土地収用法」とあるのは「都市計画法第六十九条の規定により適用される土地収用法」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
2
第二十七条第二項及び第三項、第二十八条から第三十条まで並びに第三十一条第一項及び第三項から第五項までの規定は、前項の規定による裁定の申請について準用する。この場合において、第二十七条第二項中「起業者は」とあるのは「施行者(都市計画法第四条第十六項に規定する施行者をいう。以下同じ。)は」と、同項第一号、第二十八条第一項並びに第二十九条第一項及び第三項中「起業者」とあるのは「施行者」と、第二十七条第三項第一号及び第二号ニ、第二十八条第一項第三号イ、第三十条第二項並びに第三十一条第一項及び第三項から第五項までの規定中「土地収用法」とあるのは「都市計画法第六十九条の規定により適用される土地収用法」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
3
都道府県知事は、前項において準用する第二十九条第一項又は第二項の規定により第一項の規定による裁定の申請(以下この項において「裁定申請」という。)を却下するとき及び裁定申請が次の各号のいずれかに該当するときを除き、裁定申請をした施行者が当該裁定申請に係る事業を実施するため必要な限度において、特定所有者不明土地の収用又は使用についての裁定をしなければならない。
3
都道府県知事は、前項において準用する第二十九条第一項又は第二項の規定により第一項の規定による裁定の申請(以下この項において「裁定申請」という。)を却下するとき及び裁定申請が次の各号のいずれかに該当するときを除き、裁定申請をした施行者が当該裁定申請に係る事業を実施するため必要な限度において、特定所有者不明土地の収用又は使用についての裁定をしなければならない。
一
裁定申請に係る事業が都市計画法第六十二条第一項の規定により告示された事業と異なるとき。
一
裁定申請に係る事業が都市計画法第六十二条第一項の規定により告示された事業と異なるとき。
二
裁定申請に係る事業計画が都市計画法第六十条第一項第三号(同法第六十三条第二項において準用する場合を含む。)の事業計画と著しく異なるとき。
二
裁定申請に係る事業計画が都市計画法第六十条第一項第三号(同法第六十三条第二項において準用する場合を含む。)の事業計画と著しく異なるとき。
4
第三十二条(第一項を除く。)から前条までの規定は、前項の裁定について準用する。この場合において、第三十三条中「起業者」とあるのは「施行者(都市計画法第四条第十六項に規定する施行者をいう。以下同じ。)」と、第三十四条及び第三十五条中「土地収用法」とあり、及び「同法」とあるのは「都市計画法第六十九条の規定により適用される土地収用法」と、同条第一項中「起業者」」とあるのは「施行者」」と、同条第二項中「起業者」とあるのは「施行者」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
4
第三十二条(第一項を除く。)から前条までの規定は、前項の裁定について準用する。この場合において、第三十三条中「起業者」とあるのは「施行者(都市計画法第四条第十六項に規定する施行者をいう。以下同じ。)」と、第三十四条及び第三十五条中「土地収用法」とあり、及び「同法」とあるのは「都市計画法第六十九条の規定により適用される土地収用法」と、同条第一項中「起業者」」とあるのは「施行者」」と、同条第二項中「起業者」とあるのは「施行者」と読み替えるものとするほか、必要な技術的読替えは、政令で定める。
(令四法三八・一部改正)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★新設★
(勧告)
第三十八条
市町村長は、所有者不明土地のうち、所有者による管理が実施されておらず、かつ、引き続き管理が実施されないことが確実であると見込まれるもの(以下この節において「管理不全所有者不明土地」という。)による次に掲げる事態の発生を防止するために必要かつ適当であると認める場合には、その必要の限度において、当該管理不全所有者不明土地の確知所有者に対し、期限を定めて、当該事態の発生の防止のために必要な措置(次条及び第四十条第一項において「災害等防止措置」という。)を講ずべきことを勧告することができる。
一
当該管理不全所有者不明土地における土砂の流出又は崩壊その他の事象によりその周辺の土地において災害を発生させること。
二
当該管理不全所有者不明土地の周辺の地域において環境を著しく悪化させること。
2
市町村長は、前項の規定による勧告をする場合において、当該勧告に係る管理不全所有者不明土地に隣接する土地であって、地目、地形その他の条件が類似し、かつ、当該土地の管理の状況が当該管理不全所有者不明土地と同一の状況にあるもの(以下この項及び第四十一条第一項において「管理不全隣接土地」という。)による次に掲げる事態の発生を防止するために必要かつ適当であると認めるときは、その必要の限度において、当該管理不全隣接土地の所有者に対しても、期限を定めて、当該管理不全隣接土地について、当該事態の発生の防止のために必要な措置を講ずべきことを勧告することができる。
一
当該管理不全隣接土地及び当該管理不全隣接土地に係る管理不全所有者不明土地における土砂の流出又は崩壊その他の事象によりその周辺の土地において災害を発生させること。
二
当該管理不全隣接土地及び当該管理不全隣接土地に係る管理不全所有者不明土地の周辺の地域において環境を著しく悪化させること。
(令四法三八・追加)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★新設★
(災害等防止措置命令)
第三十九条
市町村長は、前条第一項の勧告に係る確知所有者が正当な理由がなくて当該勧告に係る災害等防止措置を講じないときは、当該確知所有者に対し、相当の期限を定めて、当該災害等防止措置を講ずべきことを命ずることができる。ただし、当該確知所有者が当該災害等防止措置の実施に必要な共有持分を有しない者である場合は、この限りでない。
(令四法三八・追加)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★新設★
(代執行)
第四十条
市町村長は、次の各号のいずれかに該当する場合において、管理不全所有者不明土地における災害等防止措置に係る事態を放置することが著しく公益に反すると認められるときは、当該管理不全所有者不明土地の所有者の負担において、当該災害等防止措置を自ら講じ、又はその命じた者若しくは委任した者(以下この項において「措置実施者」という。)に当該災害等防止措置を講じさせることができる。この場合において、第一号又は第二号に該当すると認めるときは、市町村長は、相当の期限を定めて、当該災害等防止措置を講ずべき旨及びその期限までに当該災害等防止措置を講じないときは市町村長又は措置実施者が当該災害等防止措置を講ずる旨を、あらかじめ公告しなければならない。
一
管理不全所有者不明土地の確知所有者がいない場合
二
前条ただし書に規定する場合
三
前条の規定により災害等防止措置を講ずべきことを命ぜられた確知所有者が、当該命令に係る期限までに当該命令に係る災害等防止措置を講じない場合、講じても十分でない場合又は講ずる見込みがない場合
2
前項の規定により負担させる費用の徴収については、行政代執行法(昭和二十三年法律第四十三号)第五条及び第六条の規定を準用する。
(令四法三八・追加)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★新設★
(立入調査)
第四十一条
市町村長は、この節の規定の施行に必要な限度において、その職員に、管理不全所有者不明土地又は管理不全隣接土地に立ち入り、その状況を調査させることができる。
2
第十三条第六項及び第七項の規定は、前項の規定による立入調査について準用する。
(令四法三八・追加)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★第四十二条に移動しました★
★旧第三十八条から移動しました★
第三十八条
国の行政機関の長又は地方公共団体の長(
次条第五項
において「国の行政機関の長等」という。)は、所有者不明土地につき、その適切な管理のため特に必要があると認めるときは、家庭裁判所に対し、民法(明治二十九年法律第八十九号)第二十五条第一項の規定による命令又は同法第九百五十二条第一項の規定による相続財産の管理人の選任の請求をすることができる。
第四十二条
国の行政機関の長又は地方公共団体の長(
次条第二項及び第五項
において「国の行政機関の長等」という。)は、所有者不明土地につき、その適切な管理のため特に必要があると認めるときは、家庭裁判所に対し、民法(明治二十九年法律第八十九号)第二十五条第一項の規定による命令又は同法第九百五十二条第一項の規定による相続財産の管理人の選任の請求をすることができる。
(令四法三八・一部改正・旧第三八条繰下)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★第四十三条に移動しました★
★旧第三十九条から移動しました★
第三十九条
都道府県知事及び市町村長は、地域福利増進事業、収用適格事業又は都市計画事業(以下「地域福利増進事業等」という。)の実施の準備のため当該地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地の土地所有者等(土地又は当該土地にある物件に関し所有権その他の権利を有する者をいう。以下同じ。)を知る必要があるとき
★挿入★
は、当該土地所有者等の探索に必要な限度で、その保有する土地所有者等関連情報(土地所有者等と思料される者に関する情報のうちその者の氏名又は名称、住所その他国土交通省令で定めるものをいう。以下この条において同じ。)を、その保有に当たって特定された利用の目的以外の目的のために内部で利用することができる。
第四十三条
都道府県知事及び市町村長は、地域福利増進事業、収用適格事業又は都市計画事業(以下「地域福利増進事業等」という。)の実施の準備のため当該地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地の土地所有者等(土地又は当該土地にある物件に関し所有権その他の権利を有する者をいう。以下同じ。)を知る必要があるとき
、第三十八条第一項の規定による勧告を行うため当該勧告に係る土地の土地所有者等を知る必要があるとき又は前条の規定による請求を行うため当該請求に係る土地の土地所有者等を知る必要があるとき
は、当該土地所有者等の探索に必要な限度で、その保有する土地所有者等関連情報(土地所有者等と思料される者に関する情報のうちその者の氏名又は名称、住所その他国土交通省令で定めるものをいう。以下この条において同じ。)を、その保有に当たって特定された利用の目的以外の目的のために内部で利用することができる。
2
都道府県知事及び市町村長は、地域福利増進事業等を実施しようとする者からその準備のため当該地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地の土地所有者等を知る必要があるとして
★挿入★
土地所有者等関連情報の提供の求めがあったときは、当該土地所有者等の探索に必要な限度で、当該地域福利増進事業等を実施しようとする者
に対し
、土地所有者等関連情報を提供するものとする。
2
都道府県知事及び市町村長は、地域福利増進事業等を実施しようとする者からその準備のため当該地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地の土地所有者等を知る必要があるとして
、当該市町村長以外の市町村長から第三十八条第一項の規定による勧告を行うため当該勧告に係る土地の土地所有者等を知る必要があるとして、又は国の行政機関の長等から前条の規定による請求を行うため当該請求に係る土地の土地所有者等を知る必要があるとして、
土地所有者等関連情報の提供の求めがあったときは、当該土地所有者等の探索に必要な限度で、当該地域福利増進事業等を実施しようとする者
、当該市町村長又は当該国の行政機関の長等に対し
、土地所有者等関連情報を提供するものとする。
3
前項の場合において、都道府県知事及び市町村長は、国及び地方公共団体以外の者に対し土地所有者等関連情報を提供しようとするときは、あらかじめ、当該土地所有者等関連情報を提供することについて本人(当該土地所有者等関連情報によって識別される特定の個人をいう。)の同意を得なければならない。ただし、当該都道府県又は市町村の条例に特別の定めがあるときは、この限りでない。
3
前項の場合において、都道府県知事及び市町村長は、国及び地方公共団体以外の者に対し土地所有者等関連情報を提供しようとするときは、あらかじめ、当該土地所有者等関連情報を提供することについて本人(当該土地所有者等関連情報によって識別される特定の個人をいう。)の同意を得なければならない。ただし、当該都道府県又は市町村の条例に特別の定めがあるときは、この限りでない。
4
前項の同意は、その所在が判明している者に対して求めれば足りる。
4
前項の同意は、その所在が判明している者に対して求めれば足りる。
5
国の行政機関の長等は、地域福利増進事業等の実施の準備のため当該地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地の土地所有者等を知る必要があるとき
★挿入★
は、当該土地所有者等の探索に必要な限度で、当該土地に工作物を設置している者その他の者に対し、土地所有者等関連情報の提供を求めることができる。
5
国の行政機関の長等は、地域福利増進事業等の実施の準備のため当該地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地の土地所有者等を知る必要があるとき
、第三十八条第一項の規定による勧告を行うため当該勧告に係る土地の土地所有者等を知る必要があるとき又は前条の規定による請求を行うため当該請求に係る土地の土地所有者等を知る必要があるとき
は、当該土地所有者等の探索に必要な限度で、当該土地に工作物を設置している者その他の者に対し、土地所有者等関連情報の提供を求めることができる。
(令四法三八・一部改正・旧第三九条繰下)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★第四十四条に移動しました★
★旧第四十条から移動しました★
第四十条
登記官は、起業者その他の公共の利益となる事業を実施しようとする者からの求めに応じ、当該事業を実施しようとする区域内の土地につきその所有権の登記名義人に係る死亡の事実の有無を調査した場合において、当該土地が特定登記未了土地に該当し、かつ、当該土地につきその所有権の登記名義人の死亡後十年以上三十年以内において政令で定める期間を超えて相続登記等がされていないと認めるときは、当該土地の所有権の登記名義人となり得る者を探索した上、職権で、所有権の登記名義人の死亡後長期間にわたり相続登記等がされていない土地である旨その他当該探索の結果を確認するために必要な事項として法務省令で定めるものをその所有権の登記に付記することができる。
第四十四条
登記官は、起業者その他の公共の利益となる事業を実施しようとする者からの求めに応じ、当該事業を実施しようとする区域内の土地につきその所有権の登記名義人に係る死亡の事実の有無を調査した場合において、当該土地が特定登記未了土地に該当し、かつ、当該土地につきその所有権の登記名義人の死亡後十年以上三十年以内において政令で定める期間を超えて相続登記等がされていないと認めるときは、当該土地の所有権の登記名義人となり得る者を探索した上、職権で、所有権の登記名義人の死亡後長期間にわたり相続登記等がされていない土地である旨その他当該探索の結果を確認するために必要な事項として法務省令で定めるものをその所有権の登記に付記することができる。
2
登記官は、前項の規定による探索により当該土地の所有権の登記名義人となり得る者を知ったときは、その者に対し、当該土地についての相続登記等の申請を勧告することができる。この場合において、登記官は、相当でないと認めるときを除き、相続登記等を申請するために必要な情報を併せて通知するものとする。
2
登記官は、前項の規定による探索により当該土地の所有権の登記名義人となり得る者を知ったときは、その者に対し、当該土地についての相続登記等の申請を勧告することができる。この場合において、登記官は、相当でないと認めるときを除き、相続登記等を申請するために必要な情報を併せて通知するものとする。
3
登記官は、前二項の規定の施行に必要な限度で、関係地方公共団体の長その他の者に対し、第一項の土地の所有権の登記名義人に係る死亡の事実その他当該土地の所有権の登記名義人となり得る者に関する情報の提供を求めることができる。
3
登記官は、前二項の規定の施行に必要な限度で、関係地方公共団体の長その他の者に対し、第一項の土地の所有権の登記名義人に係る死亡の事実その他当該土地の所有権の登記名義人となり得る者に関する情報の提供を求めることができる。
4
前三項に定めるもののほか、第一項の規定による所有権の登記にする付記についての登記簿及び登記記録の記録方法その他の登記の事務並びに第二項の規定による勧告及び通知に関し必要な事項は、法務省令で定める。
4
前三項に定めるもののほか、第一項の規定による所有権の登記にする付記についての登記簿及び登記記録の記録方法その他の登記の事務並びに第二項の規定による勧告及び通知に関し必要な事項は、法務省令で定める。
(令四法三八・旧第四〇条繰下)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★新設★
(所有者不明土地対策計画)
第四十五条
市町村は、単独で又は共同して、基本方針に基づき、所有者不明土地の利用の円滑化等を図るための施策に関する計画(以下「所有者不明土地対策計画」という。)を作成することができる。
2
所有者不明土地対策計画には、おおむね次に掲げる事項を記載するものとする。
一
所有者不明土地の利用の円滑化等を図るための施策に関する基本的な方針
二
地域福利増進事業を実施しようとする者に対する情報の提供又は助言その他の所有者不明土地の利用の円滑化を図るために講ずべき施策に関する事項
三
所有者不明土地の確知所有者に対する情報の提供又は助言その他の所有者不明土地の管理の適正化を図るために講ずべき施策に関する事項
四
地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地その他の土地に係る土地所有者等の効果的な探索を図るために講ずべき施策に関する事項
五
低未利用土地(土地基本法(平成元年法律第八十四号)第十三条第四項に規定する低未利用土地をいう。第四十八条第六号において同じ。)の適正な利用及び管理の促進その他所有者不明土地の発生の抑制のために講ずべき施策に関する事項
六
所有者不明土地の利用の円滑化等を図るための体制の整備に関する事項
七
所有者不明土地の利用の円滑化等に関する普及啓発に関する事項
八
前各号に掲げるもののほか、所有者不明土地の利用の円滑化等を図るために必要な事項
3
市町村は、所有者不明土地対策計画を作成しようとする場合において、次条第一項に規定する協議会が組織されているときは、当該所有者不明土地対策計画に記載する事項について当該協議会において協議しなければならない。
4
市町村は、所有者不明土地対策計画を作成したときは、遅滞なく、これを公表するとともに、都道府県にその写しを送付しなければならない。
5
前二項の規定は、所有者不明土地対策計画の変更について準用する。
6
国は、所有者不明土地対策計画に基づいて所有者不明土地の利用の円滑化等を図るために必要な事業又は事務を行う市町村に対し、予算の範囲内において、当該事業又は事務に要する費用の一部を補助することができる。
(令四法三八・追加)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★新設★
(所有者不明土地対策協議会)
第四十六条
市町村は、単独で又は共同して、所有者不明土地対策計画の作成及び変更に関する協議その他所有者不明土地の利用の円滑化等を図るための施策に関し必要な協議を行うため、所有者不明土地対策協議会(以下この条において「協議会」という。)を組織することができる。
2
協議会は、次に掲げる者をもって構成する。
一
前項の市町村
二
次条第一項に規定する推進法人
三
前項の市町村の区域において地域福利増進事業等を実施し、又は実施しようとする者
3
第一項の規定により協議会を組織する市町村は、必要があると認めるときは、前項各号に掲げる者のほか、協議会に、次に掲げる者を構成員として加えることができる。
一
関係都道府県
二
国の関係行政機関、学識経験者その他の当該市町村が必要と認める者
4
協議会は、必要があると認めるときは、その構成員以外の関係行政機関に対し、資料の提供、意見の表明、説明その他必要な協力を求めることができる。
5
協議会において協議が調った事項については、協議会の構成員は、その協議の結果を尊重しなければならない。
6
前各項に定めるもののほか、協議会の運営に関し必要な事項は、協議会が定める。
(令四法三八・追加)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★新設★
(所有者不明土地利用円滑化等推進法人の指定)
第四十七条
市町村長は、特定非営利活動促進法(平成十年法律第七号)第二条第二項に規定する特定非営利活動法人、一般社団法人若しくは一般財団法人又は所有者不明土地の利用の円滑化等の推進を図る活動を行うことを目的とする会社であって、次条各号に掲げる業務を適正かつ確実に行うことができると認められるものを、その申請により、所有者不明土地利用円滑化等推進法人(以下「推進法人」という。)として指定することができる。
2
市町村長は、前項の規定による指定をしたときは、当該推進法人の名称又は商号、住所及び事務所又は営業所の所在地を公示しなければならない。
3
推進法人は、その名称若しくは商号、住所又は事務所若しくは営業所の所在地を変更するときは、あらかじめ、その旨を市町村長に届け出なければならない。
4
市町村長は、前項の規定による届出があったときは、当該届出に係る事項を公示しなければならない。
(令四法三八・追加)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★新設★
(推進法人の業務)
第四十八条
推進法人は、次に掲げる業務を行うものとする。
一
地域福利増進事業等を実施し、又は実施しようとする者に対し、情報の提供、相談その他の援助を行うこと。
二
地域福利増進事業を実施すること又は地域福利増進事業に参加すること。
三
所有者不明土地(当該所有者不明土地に隣接する土地であって、地目、地形その他の条件が類似しているものを含む。以下この号において同じ。)の所有者に対し、当該所有者不明土地の管理の方法に関する情報の提供又は相談その他の当該所有者不明土地の適正な管理を図るために必要な援助を行うこと。
四
所有者不明土地の利用の円滑化又は管理の適正化を図るために必要な土地の取得、管理又は譲渡を行うこと。
五
委託に基づき、地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地その他の土地の土地所有者等の探索を行うこと。
六
低未利用土地の適正な利用及び管理の促進その他所有者不明土地の発生の抑制を図るために必要な事業又は事務を行うこと。
七
所有者不明土地の利用の円滑化等に関する調査研究を行うこと。
八
所有者不明土地の利用の円滑化等に関する普及啓発を行うこと。
九
前各号に掲げるもののほか、所有者不明土地の利用の円滑化等を図るために必要な事業又は事務を行うこと。
(令四法三八・追加)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★新設★
(監督等)
第四十九条
市町村長は、前条各号に掲げる業務の適正かつ確実な実施を確保するため必要があると認めるときは、推進法人に対し、その業務に関し報告をさせることができる。
2
市町村長は、推進法人が前条各号に掲げる業務を適正かつ確実に実施していないと認めるときは、推進法人に対し、その業務の運営の改善に関し必要な措置を講ずべきことを命ずることができる。
3
市町村長は、推進法人が前項の規定による命令に違反したときは、第四十七条第一項の規定による指定を取り消すことができる。
4
市町村長は、前項の規定により指定を取り消したときは、その旨を公示しなければならない。
(令四法三八・追加)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★新設★
(情報の提供等)
第五十条
国及び関係地方公共団体は、推進法人に対し、その業務の実施に関し必要な情報の提供又は指導若しくは助言をするものとする。
(令四法三八・追加)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★新設★
(市町村長への要請)
第五十一条
推進法人は、所有者不明土地につきその適切な管理のため特に必要があると認めるときは、市町村長に対し、第四十二条の規定による請求をするよう要請することができる。
2
市町村長は、前項の規定による要請があった場合において、必要があると認めるときは、第四十二条の規定による請求をするものとする。
3
市町村長は、第一項の規定による要請があった場合において、第四十二条の規定による請求をする必要がないと判断したときは、遅滞なく、その旨及びその理由を、当該要請をした推進法人に通知しなければならない。
(令四法三八・追加)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★新設★
(推進法人による所有者不明土地対策計画の作成等の提案)
第五十二条
推進法人は、その業務を行うために必要があると認めるときは、市町村に対し、国土交通省令で定めるところにより、所有者不明土地対策計画の作成又は変更をすることを提案することができる。この場合においては、基本方針に即して、当該提案に係る所有者不明土地対策計画の素案を作成して、これを提示しなければならない。
2
前項の規定による提案を受けた市町村は、当該提案に基づき所有者不明土地対策計画の作成又は変更をするか否かについて、遅滞なく、当該提案をした推進法人に通知しなければならない。この場合において、所有者不明土地対策計画の作成又は変更をしないこととするときは、その理由を明らかにしなければならない。
(令四法三八・追加)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★第五十三条に移動しました★
★旧第四十一条から移動しました★
(職員の派遣の要請)
(職員の派遣の要請)
第四十一条
地方公共団体の長
は、地域福利増進事業等の実施の準備のためその職員に土地所有者等の探索に関する専門的な知識を習得させる必要があるときは、国土交通省令で定めるところにより、国土交通大臣に対し、国土交通省の職員の派遣を要請することができる。
第五十三条
都道府県知事
は、地域福利増進事業等の実施の準備のためその職員に土地所有者等の探索に関する専門的な知識を習得させる必要があるときは、国土交通省令で定めるところにより、国土交通大臣に対し、国土交通省の職員の派遣を要請することができる。
★新設★
2
市町村長は、次に掲げる場合においては、国土交通省令で定めるところにより、国土交通大臣に対し、国土交通省の職員の派遣を要請することができる。
一
地域福利増進事業等の実施の準備のため又は第三十八条第一項の規定による勧告を適切に行うためその職員に土地所有者等の探索に関する専門的な知識を習得させる必要があるとき。
二
所有者不明土地対策計画の作成若しくは変更又は所有者不明土地の管理の適正化を図るために行う事業若しくは事務の実施の準備若しくは実施のため必要があるとき。
(令四法三八・一部改正・旧第四一条繰下)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★第五十四条に移動しました★
★旧第四十二条から移動しました★
(職員の派遣の配慮)
(職員の派遣の配慮)
第四十二条
国土交通大臣は、
前条
の規定による要請があったときは、その所掌事務又は業務の遂行に著しい支障のない限り、適任と認める職員を派遣するよう努めるものとする。
第五十四条
国土交通大臣は、
前条各項
の規定による要請があったときは、その所掌事務又は業務の遂行に著しい支障のない限り、適任と認める職員を派遣するよう努めるものとする。
(令四法三八・一部改正・旧第四二条繰下)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★第五十五条に移動しました★
★旧第四十三条から移動しました★
(地方公共団体の援助)
(地方公共団体の援助)
第四十三条
地方公共団体は、地域福利増進事業を実施しようとする者その他の所有者不明土地を使用しようとする者の求めに応じ、所有者不明土地の使用の方法に関する提案、所有者不明土地の境界を明らかにするための措置に関する助言、土地の権利関係又は評価について特別の知識経験を有する者のあっせんその他の援助を行うよう努めるものとする。
第五十五条
地方公共団体は、地域福利増進事業を実施しようとする者その他の所有者不明土地を使用しようとする者の求めに応じ、所有者不明土地の使用の方法に関する提案、所有者不明土地の境界を明らかにするための措置に関する助言、土地の権利関係又は評価について特別の知識経験を有する者のあっせんその他の援助を行うよう努めるものとする。
(令四法三八・旧第四三条繰下)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★第五十六条に移動しました★
★旧第四十四条から移動しました★
(手数料)
(手数料)
第四十四条
都道府県は、第二十七条第一項又は第三十七条第一項の規定による裁定の申請に係る手数料の徴収については、当該裁定の申請をする者から、実費の範囲内において、当該事務の性質を考慮して損失の補償金の見積額に応じ政令で定める額を徴収することを標準として条例を定めなければならない。
第五十六条
都道府県は、第二十七条第一項又は第三十七条第一項の規定による裁定の申請に係る手数料の徴収については、当該裁定の申請をする者から、実費の範囲内において、当該事務の性質を考慮して損失の補償金の見積額に応じ政令で定める額を徴収することを標準として条例を定めなければならない。
(令四法三八・旧第四四条繰下)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★第五十七条に移動しました★
★旧第四十五条から移動しました★
(権限の委任)
(権限の委任)
第四十五条
この法律に規定する国土交通大臣の権限は、国土交通省令で定めるところにより、その一部を地方整備局長又は北海道開発局長に委任することができる。
第五十七条
この法律に規定する国土交通大臣の権限は、国土交通省令で定めるところにより、その一部を地方整備局長又は北海道開発局長に委任することができる。
(令四法三八・旧第四五条繰下)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★第五十八条に移動しました★
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(事務の区分)
(事務の区分)
第四十六条
この法律の規定により都道府県が処理することとされている事務のうち次に掲げるものは、地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第二条第九項第一号に規定する第一号法定受託事務とする。
第五十八条
この法律の規定により都道府県が処理することとされている事務のうち次に掲げるものは、地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第二条第九項第一号に規定する第一号法定受託事務とする。
一
第二十八条、第二十九条、第三十条第一項、第三十二条第一項、第三十三条、第三十五条第一項において準用する土地収用法第八十四条第二項、第八十五条第二項及び第八十九条第一項、第三十五条第一項において準用する同法第八十四条第三項において準用する同法第八十三条第三項から第六項まで並びに第三十六条第一項に規定する事務(同法第十七条第一項各号に掲げる事業又は同法第二十七条第二項若しくは第四項の規定により国土交通大臣の事業の認定を受けた事業に関するものに限る。)
一
第二十八条、第二十九条、第三十条第一項、第三十二条第一項、第三十三条、第三十五条第一項において準用する土地収用法第八十四条第二項、第八十五条第二項及び第八十九条第一項、第三十五条第一項において準用する同法第八十四条第三項において準用する同法第八十三条第三項から第六項まで並びに第三十六条第一項に規定する事務(同法第十七条第一項各号に掲げる事業又は同法第二十七条第二項若しくは第四項の規定により国土交通大臣の事業の認定を受けた事業に関するものに限る。)
二
第三十七条第二項において準用する第二十八条、第二十九条及び第三十条第一項、第三十七条第三項、同条第四項において準用する第三十三条、同項において準用する第三十五条第一項において準用する土地収用法第八十四条第二項、第八十五条第二項及び第八十九条第一項、第三十七条第四項において準用する第三十五条第一項において準用する同法第八十四条第三項において準用する同法第八十三条第三項から第六項まで並びに第三十七条第四項において準用する第三十六条第一項に規定する事務(都市計画法第五十九条第一項から第三項までの規定により国土交通大臣の認可又は承認を受けた都市計画事業に関するものに限る。)
二
第三十七条第二項において準用する第二十八条、第二十九条及び第三十条第一項、第三十七条第三項、同条第四項において準用する第三十三条、同項において準用する第三十五条第一項において準用する土地収用法第八十四条第二項、第八十五条第二項及び第八十九条第一項、第三十七条第四項において準用する第三十五条第一項において準用する同法第八十四条第三項において準用する同法第八十三条第三項から第六項まで並びに第三十七条第四項において準用する第三十六条第一項に規定する事務(都市計画法第五十九条第一項から第三項までの規定により国土交通大臣の認可又は承認を受けた都市計画事業に関するものに限る。)
(令四法三八・旧第四六条繰下)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★第五十九条に移動しました★
★旧第四十七条から移動しました★
(省令への委任)
(省令への委任)
第四十七条
この法律に定めるもののほか、この法律の実施のため必要な事項は、国土交通省令又は法務省令で定める。
第五十九条
この法律に定めるもののほか、この法律の実施のため必要な事項は、国土交通省令又は法務省令で定める。
(令四法三八・旧第四七条繰下)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★第六十条に移動しました★
★旧第四十八条から移動しました★
(経過措置)
(経過措置)
第四十八条
この法律に基づき命令を制定し、又は改廃する場合においては、その命令で、その制定又は改廃に伴い合理的に必要と判断される範囲内において、所要の経過措置(罰則に関する経過措置を含む。)を定めることができる。
第六十条
この法律に基づき命令を制定し、又は改廃する場合においては、その命令で、その制定又は改廃に伴い合理的に必要と判断される範囲内において、所要の経過措置(罰則に関する経過措置を含む。)を定めることができる。
(令四法三八・旧第四八条繰下)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★第六十一条に移動しました★
★旧第四十九条から移動しました★
第四十九条
第二十五条第一項の規定による命令に違反した
★挿入★
者は、一年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。
第六十一条
第二十五条第一項の規定による命令に違反した
ときは、その違反行為をした
者は、一年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。
(令四法三八・一部改正・旧第四九条繰下)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★第六十二条に移動しました★
★旧第五十条から移動しました★
第五十条
次の各号のいずれかに該当する
★挿入★
者は、三十万円以下の罰金に処する。
第六十二条
次の各号のいずれかに該当する
場合には、その違反行為をした
者は、三十万円以下の罰金に処する。
一
第十三条第五項(第十九条第四項において準用する場合を含む。
)又は
第三十二条第五項若しくは第三十六条第一項(第三十七条第四項においてこれらの規定を準用する場合を含む。)
の規定による
調査を拒み、妨げ、又は忌避した
者
一
第十三条第五項(第十九条第四項において準用する場合を含む。
)、
第三十二条第五項若しくは第三十六条第一項(第三十七条第四項においてこれらの規定を準用する場合を含む。)
又は第四十一条第一項の規定による
調査を拒み、妨げ、又は忌避した
とき。
二
第二十条第一項又は第二項の規定に違反した
者
二
第二十条第一項又は第二項の規定に違反した
とき。
三
第二十六条第一項の規定による報告をせず、若しくは虚偽の報告をし、又は同項の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、若しくは同項の規定による質問に対して答弁をせず、若しくは虚偽の答弁をした
者
三
第二十六条第一項の規定による報告をせず、若しくは虚偽の報告をし、又は同項の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、若しくは同項の規定による質問に対して答弁をせず、若しくは虚偽の答弁をした
とき。
★新設★
四
第三十九条の規定による命令に違反したとき。
2
前項(第二号(第二十条第二項に係る部分に限る。)に係る部分に限る。)の規定は、刑法(明治四十年法律第四十五号)その他の罰則の適用を妨げない。
2
前項(第二号(第二十条第二項に係る部分に限る。)に係る部分に限る。)の規定は、刑法(明治四十年法律第四十五号)その他の罰則の適用を妨げない。
(令四法三八・一部改正・旧第五〇条繰下)
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★第六十三条に移動しました★
★旧第五十一条から移動しました★
第五十一条
法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、前二条の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対して各本条の罰金刑を科する。
第六十三条
法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、前二条の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対して各本条の罰金刑を科する。
(令四法三八・旧第五一条繰下)
-改正附則-
施行日:令和四年十一月一日
~令和四年五月九日法律第三十八号~
★新設★
附 則(令和四・五・九法三八)抄
(施行期日)
第一条
この法律は、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。〔令和四年政令第三三四号で同年一一月一日から施行〕ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。
一
附則第三条の規定 公布の日
二
第二条の規定 民法等の一部を改正する法律(令和三年法律第二十四号)の施行の日〔令和五年四月一日〕
(所有者不明土地に係る裁定に関する経過措置)
第二条
第一条の規定による改正後の所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法(以下この条において「新法」という。)第二条第二項の規定は、この法律の施行の日(以下この条において「施行日」という。)以後に所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法(以下この条において「所有者不明土地法」という。)第十条第一項、第二十七条第一項又は第三十七条第一項の規定による裁定の申請があった場合における当該裁定に係る所有者不明土地について適用し、施行日前にこれらの規定による裁定の申請があった場合における当該裁定に係る所有者不明土地については、なお従前の例による。
2
新法第十一条第四項(新法第十九条第二項において準用する場合を含む。)の規定は、施行日以後に所有者不明土地法第十条第一項又は新法第十九条第一項の規定による裁定の申請があった場合における当該申請に係る縦覧について適用し、施行日前に所有者不明土地法第十条第一項の規定による裁定の申請があった場合における当該申請に係る縦覧については、なお従前の例による。
3
新法第十三条第二項及び第三項並びに第十六条第三項(新法第十九条第四項においてこれらの規定を準用する場合を含む。)の規定は、施行日以後に所有者不明土地法第十条第一項又は新法第十九条第一項の規定による裁定の申請があった場合における当該裁定において定める事項及び当該裁定に係る補償金の額について適用し、施行日前に所有者不明土地法第十条第一項の規定による裁定の申請があった場合における当該裁定において定める事項及び当該裁定に係る補償金の額については、なお従前の例による。
4
新法第十七条第一項及び第十八条(新法第十九条第四項においてこれらの規定を準用する場合を含む。)の規定は、施行日以後に所有者不明土地法第十条第一項又は新法第十九条第一項の規定による裁定の申請があった場合における当該裁定に係る補償金の供託について適用し、施行日前に所有者不明土地法第十条第一項の規定による裁定の申請があった場合における当該裁定に係る補償金の供託については、なお従前の例による。
(政令への委任)
第三条
前条に定めるもののほか、この法律の施行に関し必要な経過措置(罰則に関する経過措置を含む。)は、政令で定める。
(検討)
第四条
政府は、この法律の施行後五年を目途として、この法律による改正後の規定について、その施行の状況等を勘案して検討を加え、必要があると認めるときは、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする。