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行政・財政2021年03月31日 「聖火の未来」「新たなモデル」(上)バブル方式 提供:共同通信社

巨大バブル、リスク消えず 小規模大会でも感染相次ぐ

 東京五輪・パラリンピックは新型コロナウイルス感染症対策で、選手村を中心として外部との接触を極力避ける「バブル」方式で開催される方向だ。コロナ禍の国際大会では一般化しているが、選手だけで1万人超を収容する巨大バブルの運営に前例はない。東京大会より小規模な大会でも感染事例は後を絶たず、リスクは消えない。

ショック

 「(外出禁止などの)ルールを破ったものはいないのに選手が感染したのはショック」。日本フェンシング協会の宮脇信介(みやわき・のぶすけ)専務理事が吐露した。ブダペストで3月中旬に行われたサーブルのワールドカップ(W杯)。バブル方式で運営されたが、参加選手やスタッフ計390人のうち、日本代表選手3人を含む9人が陽性反応を示した。日本に帰国時の検査でさらに2人の感染が判明した。
 入国72時間前までの陰性証明書に加え、ホテルで再び検査。無観客の試合会場でも体温検査や消毒を徹底しており、感染経路は不明だ。宮脇専務理事は東京五輪に向け「(感染者)ゼロ想定での対応を考えることはリスクが大きい。拡大を防ぐスタンスが社会の中で大事になる」と語った。
 1月に無観客で行われたハンドボール男子の世界選手権(エジプト)は、日本を含む32チームが参加し、3千人規模のバブルを構築。行動はホテルと会場の行き来に制限され、デンマーク選手の感染判明後は検査頻度が毎日に引き上げられた。
 日本の土井レミイ杏利(どい・れみい・あんり)主将が「PCR検査を18回受けた。外に出られないし、誰とも接触できない」と語る厳戒態勢。感染者が出たカボベルデが途中棄権し、スウェーデンの医師も感染した。

バブル五輪

 東京大会のバブル化は昨年12月、政府などの対策調整会議がまとめた中間整理で示された。検査で陰性だった選手のみが入村でき、定期的に検査を実施する。移動は専用車両を原則使い、選手村と競技会場、練習会場に限定する方針だ。
 昨年末以降、感染力が強いとされる変異株が出現し、対応は急務だが、バブル化の方針は揺らいでいない。大会組織委員会の橋本聖子会長は「どうバブルの中でオリパラの舞台をつくり上げていくかだ」と強調する。
 東京医療保健大大学院の菅原(すがわら)えりさ教授(感染制御学)は「バブルは感染症対策として教科書的。変異株でも理にかなっている」と語る。ただ選手だけで約1万1千人も集う大会に知見はない。「選手をしっかり管理して、万全なバブル方式が実行できるかは理論と別の問題。どう運営するか懸念はある」と話した。

    (2021/03/31)
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