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一般2021年04月14日 性的画像問題連「狙われるスタンド 盗撮の闇」(中)競技団体の対応 提供:共同通信社

効果的な対策打てず苦慮 被害防止へ法整備も課題

 野球場などでのチアリーダーの盗撮は以前から認識されていた。しかし、効果的な対策が打てているとは言い難く、現場は対応に苦慮している。被害防止には法的な枠組みの整備も必要だ。

野放し

 日本高野連は甲子園大会中、警察と連携して不審な撮影への対応に当たっているが、応援の現場では被害を抑制できている実感は薄い。今春の選抜高校野球大会出場校に共同通信が実施したアンケートでは、対策強化を求める声が相次いだ。
 応援エリアを撮影禁止としている東京六大学野球でも被害は長らく続いている。東京六大学応援団連盟で今年の幹事を務める立教大のあるチアリーダーは「分かっていた問題だが『どうしようもない』でとどまっていた」と野放しに近い状態であることを認める。
 関西学生野球リーグでは2016年に警察に被害を相談して書類送検につながったが、事件化されたケースは珍しい。
 性犯罪問題に取り組む上谷(かみたに)さくら弁護士によると、盗撮を取り締まる法律がなく各地の条例での対応となるため、基準にばらつきがあり罪も軽いという。刑法に「盗撮罪」を盛り込む議論も行われているが、「チアリーダーなど公開の場での演技の撮影をどこから違法とするか、線引きが難しい」と指摘する。

撮影許可制

 プロ野球のある球団は数年前、チアリーダーのスカートの中を撮影した観客を、平穏な観戦環境の維持を目的とした「試合観戦契約約款」に基づき出入り禁止とした。元々は暴力団排除の目的でつくられたもので、主催者の指示に従わない場合は入場を拒否できることなどが定められている。
 日本陸上競技連盟法制委員会の工藤洋治(くどう・ようじ)弁護士は「主催者が合理的な観戦ルールを設けて適用することは法的に可能」とプロ野球以外にも応用できるとの認識を示す。
 球場での盗撮被害が相次ぐ一方、競技としてのチアリーディングは厳しい対策が実りつつある。大会を主催する日本チアリーディング協会は19年度から全ての撮影希望者に申請を義務付け、撮影は自席からに限定した。撮影許可証は加盟団体を通して配布するため、選手の家族やコーチなど信頼の置ける相手にしか渡らない。規制強化以降、会場での不審な撮影はなくなったという。

(2021/04/14)
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