一般2022年06月18日 再任用拒否「違法」確定 君が代不起立戒告の元教諭 提供:共同通信社

君が代の斉唱時に起立せず、戒告処分を受けたことなどを理由に再任用を拒まれたとして、大阪府立高の元教諭が府に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(安浪亮介(やすなみ・りょうすけ)裁判長)は府側の上告を受理しない決定をした。16日付。府の対応を違法とし、約315万円の支払いを命じた二審大阪高裁判決が確定した。
高裁判決によると、原告の元教諭は在職中の式典で君が代の斉唱時に起立せず2度、戒告処分とされた。2017年1月、校長から「起立斉唱を含む職務命令に従うか」との意向確認に答えず同3月の定年退職時に再任用されなかった。
昨年12月の高裁判決は、より重い懲戒処分を受けた人が採用されたなどとして「不採用は合理性や相当性を著しく欠き、裁量権の逸脱に当たる」と判断した。
(2022/06/18)
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