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医療・薬事2026年01月04日 20代外国人比率9・5% 10年で倍増、若年層突出 労働、社会保障の支え手に 提供:共同通信社

 日本国内の20代人口に占める外国人住民の比率が2015年の4・1%から急速に上昇し、25年には9・5%に達したことが3日分かった。少子化で日本人の若年層が大幅に減少する中、外国人は労働だけでなく社会保障の支え手として存在感が高まっている。20代の外国人住民数は10年間で倍増した。海外人材受け入れ制度「育成就労」の新設などを背景に、さらに増える公算が大きい。地域社会定着に向け、日本語学習や専門技能習得への支援が課題となる。
 15年と25年の住民基本台帳人口を共同通信が分析した。20代の日本人が10年間で103万人減って1164万人となったのに対し、20代の外国人は68万人増の122万人だった。全年代合計の3・0%を上回って突出し、若年層では外国人1割社会が到来しつつある。
 20代外国人の男女別の比率は、男性が10・1%で女性は8・9%。都道府県別では、群馬の14・1%が最も高く、岐阜、茨城が続いた。12都府県で1割を超えた。
 政府は昨年12月、27年度開始の育成就労に関し、2年間で約42万6千人を上限に受け入れる案を有識者会議に提示した。労働力不足を外国人で補う流れが強まっている。
 外国人住民の3分の2は30代以下だ。原則、日本の社会保険制度に加入するため、政府は年金財政について外国人が多いほど収支は改善すると推計する。昨年、福岡資麿厚生労働相(当時)は「支え手の増加につながり、年金財政や将来の給付水準にプラスの影響がある」と国会で答弁した。
 25年6月末時点の在留外国人統計から全年代の出身国・地域を調べると全国的には中国出身者が90万人で最も多く、66万人のベトナムが続いた。中国出身者は首都圏に集中する。33道県ではベトナム人が最も多い。ベトナム政府が送り出しを推進し、日本の各地が受け入れた。出身国・地域の上位は東南アジアと南アジアの国が目立ち、主に若年層が入国している。
 外国人には技能試験と日本語試験で習熟度を測る枠組みがある。文部科学省は「専門家による日本語教育のニーズが高まっている」(担当者)として、日本語教員の国家資格を24年に新設し、教育の質の向上を目指す。

分析の方法

 日本国内の年代別の外国人住民比率は、総務省が公表した2015~25年の1月1日時点の住民基本台帳人口を調べた。20~24歳、25~29歳など5歳ごとの年齢階級の公表データを基に、10歳ごとに再構成した。外国人住民比率は日本人と外国人を合わせた総計住民数を分母、外国人住民数を分子に置いて計算した。各都道府県に在留する外国人の出身国・地域順位は、在留外国人統計の25年6月末時点のデータを分析して算出した。

技能・日本語試験

 特定技能の在留資格で即戦力人材として入国する外国人は原則として、仕事の技量を測る技能試験と日本語試験に合格する必要がある。技能試験は介護、建設、農業など分野ごとに出題範囲を定めて実施している。日本語能力試験はN1~N5の5段階がある中、基本的な言葉を理解できるN4レベルが要件となる場合が多い。技能実習に代わって2027年度に始まる育成就労制度で働く外国人は、最も易しいN5レベルの日本語能力が求められる見通し。

(2026/1/4)

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