一般2026年01月07日 弁護士、システム独自開発 証拠整理にAI活用も 提供:共同通信社

司法分野のIT化が進む中、証拠の整理など裁判業務に特化したシステムの利用が弁護士の間で広まっている。開発したのは、大阪弁護士会の山本了宣(やまもと・りょうせん)さん(43)。独学でプログラミングを学び、一から作り上げた。事案分析や書面の要約作成に役立つ人工知能(AI)の機能も最近新たに備え、弁護士の仕事の見直しを目指す。
システムは「弁護革命」。法律相談サービスを手がける「弁護士ドットコム」が提供する。PDFファイルを読み込むと、「第1準備書面」といった書面のタイトルが自動的にファイル名として付く。AI機能では、文書を基に瞬時に時系列表の作成も。2021年に公開され、無料プランも合わせて約3千人の弁護士が導入している。
開発のきっかけは、大量の文書と向き合った実体験だった。09年に弁護士になり、刑事弁護人として活動していた。神戸地裁姫路支部で開かれ、裁判員裁判の審理期間が207日と当時最長となった殺人事件の公判では、紙にして約15万枚、ファイル300冊分の証拠が開示された。
弁護団で会議をしていても必要な証拠がすぐに見つからず、書類探しに膨大な時間がかかった。「どうにかできないか」。専門書を読みながら毎日こつこつとパソコンに向かい、約2年かけて弁護革命の原型が完成した。18年4月の初公判直前に弁護団に共有し、その後は生産性が一気に向上したという。
今年5月には民事裁判が全面IT化の予定で、弁護士の業務効率化も課題。山本さんは「代替できる部分はAIを活用し、弁護士は戦略を研ぎ澄ますために時間を使っていくべきだ」と話した。
(2026/1/7)
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