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〔補訂版〕事例と解説 民事裁判の主文

編著/塚原朋一(元東京高等裁判所判事)

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概要


民事訴訟の全分野にわたる判決主文を収集・整理、実務に利用できる事例を厳選収録!
民法(債権法・相続法)改正や最高裁の新たな判例等を踏まえた最新版!


◆請求の原因や抗弁などについて実体法・手続法上の問題の考察を交え、主文の表記に関し理論的に解明しています。
◆豊富な知識と実務経験を有する裁判官・弁護士等の執筆です。

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商品情報

商品コード
5100345
ISBN
978-4-7882-9402-8
JAN
9784788294028/1923032052009
サイズ
A5判
巻数
1・ケース付
ページ数
570
発行年月
2024年11月

目次

第1章 当事者の表示

〇複数事件が併合された場合などの複雑訴訟の当事者欄の表記、略称表示の手順、主文で略称を使用することの当否等
〇相続による当事者の変動
〇破産会社、更生会社、民事再生債権者、金融整理管財人
〇相続財産の清算人、不在者財産管理人、遺言執行者
〇選定当事者と選定者
〇権利能力のない社団、財団
〇訴訟参加、訴訟脱退により当事者に変動がある場合の参加者、脱退者の表示
〇その他

第2章 主文の基礎的な考察

第1 判決主文の目的と性質
〇判決主文の目的と性質
第2 判決主文に関する諸問題
〇判決主文の更正決定の要件と更正の限界、限界を超えた更正決定の効力
〇上訴審判決による原審または原々審判決の更正
〇控訴審判決における一審判決の別紙目録や別紙図面の引用、更正付きの引用の可否と方法
〇主文を「別紙主文目録記載のとおり」とする運用等
〇訴状却下と訴え却下

第3章 主文の表記上の明確・不明確

第1 当事者が複数の場合
〇当事者複数の場合の判決主文
第2 確認訴訟の場合
〇確認訴訟の場合の請求の趣旨と判決主文
第3 選定当事者の場合における判決主文
〇選定当事者の場合における判決の主文

第4章 通常民事事件の請求の趣旨と判決主文

第1 将来の給付、条件付きの主文
〇将来の定期金給付の主文
〇期限付き、条件付きの主文
〇弁済条件付きの抵当権設定登記の抹消登記を求める請求の趣旨と判決主文
第2 引換え給付の請求の趣旨と判決主文
〇引換え給付判決の主文
〇立退料の支払と賃貸建物の明渡しとの引換え給付
第3 確認訴訟としての適否が問題となる場合
〇債務不存在確認の訴えの主文
〇賃料増・減額請求訴訟の主文
〇金銭債権存在確認の訴えの主文
〇所有権等の消極的確認の訴えの主文
〇土地売買契約についての解除確認、無効確認等を求める訴えの適否
〇遺言無効・有効確認の訴えの主文
第4 不動産明渡等訴訟
〇建物買取請求権が行使された場合の主文
〇建物収去土地明渡訴訟における建物占有者との関係
第5 動産引渡等請求
〇動産等の引渡請求とその執行不能の場合における請求の趣旨と判決主文
第6 意思表示を命じる主文
〇意思表示を求める請求の趣旨と判決主文
第7 責任等限定型の給付判決
〇相続の限定承認がされた場合の主文
〇弁済の代位によって取得した原債権の履行を求める場合における訴状の請求の趣旨と判決主文中の求償権の表示
〇金銭債権を債権者代位権に基づき代位行使する場合における被保全債権の主文中の表示
〇主文で強制執行することができないと宣言する場合の表示
第8 不動産登記請求訴訟
〇不動産登記手続請求訴訟において判決主文に記載すべき基本的な事項
〇仮登記に基づく本登記請求訴訟における仮登記劣後登記の抹消
〇所有権移転登記の抹消請求と後順位登記権利者に対する承諾請求
〇共有不動産が共有者の1人による単独所有名義となっている場合に、他の共有者らがすべき登記請求およびその判決主文
〇表題登記がない公図上無番地の土地について所有権保存登記を得るための訴訟の被告(国)と請求の趣旨
〇登記権利者または義務者が死亡した場合の請求の趣旨と判決主文
〇登記引取請求の主文
〇抵当権設定登記抹消の請求に対し、抵当債権額の更正登記を命じる場合
〇自分の所有不動産に不当な仮差押えの登記がされている場合に、当該仮差押えの登記の抹消を求める訴えの主文
第9 仮執行宣言付支払督促に対し督促異議の申立てがあった場合
〇仮執行宣言付支払督促に対し督促異議の申立てがあった場合の主文
第10 督促異議により移行した訴訟において原告(債権者)が補正命令で定められた期間内に手数料を追納しない場合
〇督促異議により移行した訴訟において原告(債権者)が補正命令で定められた期間内に手数料を追納しない場合の主文

第5章 事件類型ごとの請求の趣旨と主文

第1 詐害行為取消訴訟の主文
〇詐害行為取消訴訟の主文
第2 共有物分割訴訟
〇現物分割の場合の主文
〇代償分割の場合の主文
〇競売を命ずる場合の主文
第3 境界確定訴訟
〇境界確定訴訟の主文
第4 遺産確認請求訴訟
〇特定の財産が被相続人の遺産に帰属することの確認を求める請求の趣旨と判決主文
第5 遺留分減殺請求権訴訟
〇遺留分権利者から不動産の持分移転登記請求を受けた受遺者が当該訴訟で価額弁償の意思表示をした場合における判決主文(平成30年法律72号による改正前)
第6 手形訴訟
〇手形訴訟の典型的な主文
〇手形支払期日未到来の場合の主文における手形支払呈示の条件表示(満期前将来請求の場合の主文)
〇満期前現在請求の場合の主文
〇手形判決後に原告が死亡した場合の異議判決における主文
第7 執行関係訴訟
〇請求異議の主文
〇第三者異議の主文
〇配当異議訴訟の主文
〇仮登記権利者が不動産売却手続によりその仮登記を抹消された場合に、供託された配当金の交付を受けようとする場合の請求の趣旨
第8 執行判決
〇執行判決の主文
第9 証書真否確認訴訟
〇証書真否確認訴訟の主文

第6章 人訴事件

第1 離婚事件
〇主たる主文
〇親権者の指定、監護者の指定、子の引渡し、面会交流の主文
〇離婚訴訟で養育費の支払を命ずる場合の判決主文
〇慰謝料の主文
〇財産分与の主文
〇附帯請求の起算日
〇仮執行宣言の可否と相当性
〇離婚請求訴訟において、親権者指定、財産分与等についてのみ上訴することの可否
〇離婚調停の無効確認を求める訴えと離婚調停の一部である清算条項の無効確認を求める訴えの適法性
〇協議離婚した元夫婦の一方が他方に対し協議離婚の際にされた親権者指定協議の無効確認を求める訴状の請求の趣旨と判決主文
第2 親子関係事件
〇親子関係事件の主文

第7章 訴訟手続に関する判決

第1 訴訟の特殊な原因による終了
〇和解、訴えの取下げ等により訴訟が終了した旨を宣言する判決主文
〇本来相続人に承継されるべき訴訟の当事者が死亡したがその相続人がいない場合の訴訟終了宣言判決の主文
〇人訴事件および行政事件における当事者の死亡と判決主文
〇一身専属的な権利に関する訴訟における当事者の死亡と判決主文
〇原告の訴訟追行が信義則に反する場合等における訴訟終了の判決主文
第2 訴訟法上の検討を要する主文
〇給付請求について請求棄却の確定判決がある場合に、同一の請求を掲げて後訴が提起されたときの判決主文
〇給付請求について請求認容の確定判決がある場合に、時効停止・更新の必要を理由に同一の請求を掲げた訴えが提起されたときの判決主文
〇金銭請求訴訟の継続中に被告が破産し、その請求に係る債務につき免責を得た場合の判決主文
〇訴えの変更に関する裁判と終局判決の主文
〇先行する訴訟手続の続行ができない場合の終局的裁判の主文
〇違式の裁判に対する上訴と裁判の主文
第3 中間判決
〇中間判決の主文
第4 請求の客観的併合の場合
〇請求の客観的併合の場合における判決主文

第8章 専門性の高い事件の主文

第1 行政訴訟
〇取消訴訟の主文-その1(在留資格変更不許可処分取消しの事例)
〇取消訴訟の主文-その2(課税処分の取消しの事例)
〇義務付け訴訟の主文(公文書の開示を義務付ける事例)
〇実質的当事者訴訟の主文(国籍確認請求の事例)
〇形式的当事者訴訟の主文(土地収用法133条の損失補償に関する請求の事例)
〇民衆訴訟の主文(地方自治法242条の2第1項4号の請求の事例)
第2 会社関係訴訟
〇会社内部の決議の効力等を争う訴訟の請求の趣旨と主文
〇取締役の地位をめぐる訴訟の請求の趣旨と判決主文
〇取締役等に対する損害賠償請求についての主文
〇会社に対する情報開示請求に関する主文
〇会社組織上の変更に関する主文
第3 労働事件訴訟
〇解雇の有効性を争い、労働契約上の地位の確認と、解雇後の賃金の支払を求める請求の趣旨と判決主文
〇降格処分の有効性を争い、降格処分前の職位および賃金額の確認ならびに降格処分前の賃金と降格処分後の賃金との差額の支払を求める場合の請求の趣旨と判決主文
〇配転の有効性を争い、配転先(新部署)における就労義務がないことの確認を求める場合の請求の趣旨と判決主文
〇時間外労働手当および付加金の支払を求める場合の請求の趣旨と判決主文
第4 知的財産権侵害訴訟
〇知的財産権侵害訴訟の主文

第9章 付随的主文

第1 訴訟費用の負担の命じ方
〇訴訟費用の負担の命じ方(第一審の場合)
〇控訴審の場合
第2 仮執行宣言、執行免脱その他
〇仮執行宣言について一定の猶予期間を定める主文
〇仮執行宣言却下の裁判についての上訴
〇仮執行宣言付一審判決の後に、全部または一部の給付があったときの控訴審の判決
〇控訴棄却の判決に仮執行宣言を付する方法
〇仮執行宣言の申立てまたは仮執行免脱宣言の申立てが弁論終結後に提出された場合
第3 仮処分による事情変更の影響
〇仮処分の目的物が引渡請求訴訟中に緊急換価され、その売得金が供託された場合の判決主文
第4 控訴・上告の申立ての付加期間の付与
〇控訴(上告および上告受理申立て)のための付加期間の定め方

第10章 控訴審

〇請求棄却された原告が控訴審で訴えの一部取下げの書面を提出した場合の主文
〇控訴審において当事者の変動があった場合の主文
〇一審で固有必要的共同訴訟の一部の者を欠いたまま本案判決をした場合の主文
〇審理に関与しない裁判官がした判決に対し、一部控訴があった場合の主文
〇一審勝訴の原告が被告の控訴にかかる控訴審で訴えを交換的に変更した後に、被告が控訴を取り下げた場合の判決主文
〇判決理由中の相殺の判断と控訴の利益および不利益変更禁止との関係

事項索引

○内容を一部変更することがありますので、ご了承ください。

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