- 相続・遺言
- 単行本
審判では解決しがたい 遺産分割の付随問題への対応-使途不明金・葬儀費用・祭祀承継・遺産収益分配等-
編集/遺言・相続実務問題研究会 代表/藤井伸介(弁護士)
概要
遺産分割審判とは別に解決すべき問題をピックアップ!
◆使途不明金や葬儀費用負担、遺産収益分配など、遺産分割審判の対象とならない付随的な問題に焦点を当て、その具体的な処理方法を解説しています。
◆法制審議会の民法(相続関係)部会で審議中の民法改正や、預貯金が遺産分割対象になるかが争われた最高裁決定など、最新のトピックを織り込んだ充実の内容です。
◆遺言・相続問題に精通する弁護士の研究会が、遺産分割に携わる専門家向けに執筆しています。
商品情報
- 商品コード
- 50966
- ISBN
- 978-4-7882-8231-5
- JAN
- 9784788282315/1923032041003
- サイズ
- A5判
- 巻数
- 1
- ページ数
- 358
- 発行年月
- 2017年4月
目次
序章 遺産分割審判では解決し難い付随問題の取扱い
第1 相続関連問題の全体像
第2 相続関連事件における遺産分割審判の体系的位置付け
第3 遺産分割審判の特殊性
第4 前提問題と付随問題
第5 付随問題解決に関する見通し
第1章 使途不明金
【概説】
1 いわゆる名義預金あるいは借名口座を名義人が取得した場合
2 脳梗塞により認知障害等あるも包括的委任管理が認められた場合
3 被相続人の生前に預金引き出しの補助をしていたが、全額を横領したと疑われた場合
4 指示による引出金を被相続人に交付するも使途が不明の場合
5 被相続人の生前の諸経費や葬儀費用等につき領収証等がない場合
6 被相続人名義の預金解約金につき共有物分割訴訟を提起した場合
7 亡祖父名義の建物に孫が入り込んで居座っている場合
第2章 葬儀費用・墓地埋葬関連費用
【概説】
8 葬儀費用の内容・範囲について意見の相違がある場合
9 葬儀費用の負担者を各共同相続人とするのが相当な場合
10 葬儀費用の負担者を喪主である相続人とするのが相当な場合
第3章 祭祀承継
【概説】
11 祭祀承継者を決定する場合
12 祭祀承継者が祭祀料を負担した場合
13 祭祀承継者が特別縁故者として相続財産の分与を受ける場合
第4章 遺産管理費用の清算
【概説】
14 共同相続人の一人が遺産管理費用を支払った場合
15 遺産収益によって遺産管理費用を負担する場合
16 遺産たる建物につき補修工事代金を支払った場合
第5章 遺産収益の分配
【概説】
17 遺産収益を共同相続人の一人が独占している場合
18 遺産収益の受取口座を無断で変更した場合
19 遺産を共同相続人の一人が単独占有している場合
20 分割取得した可分債権に対して供託がされた場合
第6章 相続債務の整理・分配
【概説】
21 相続人の一人が負債全てを承継する内容で遺産分割協議あるいは遺産分割調停を成立させる場合
22 遺産に負債がある事案で遺産分割審判へ移行した場合
23 団体信用生命保険の保険金請求手続への協力を求められた場合
第7章 相続人固有の財産・持分
【概説】
24 相続人名義のゴルフ会員権が相続財産に当たるか否かが問題となった場合
25 相続財産たる不動産に相続人固有の共有持分が混在する場合
26 共有不動産の一部が遺産共有の状態となった場合
第8章 同族会社の経営権
【概説】
27 相続で準共有状態になった株式の権利行使者の指定・通知を行う場合
28 遺産分割前の状態に限って会社経営権を獲得できる態様で行った準共有株式の権利行使者の指定・通知を行う場合
29 非公開会社である同族会社の株式の評価を行う場合
第9章 遺産土地の境界・通行
【概説】
30 共同相続人のうちに筆界確定に同調しない者がいる場合
31 遺産不動産の取得をめぐって共同相続人間に争いがある場合
32 1筆の遺産土地につき、現物分割の前提として分筆手続をする必要のある場合
第10章 老親の扶養・介護
【概説】
33 老親の扶養・介護に絡めて遺産分割を行う場合
34 老親の扶養・介護の負担のついた遺贈を行う場合
35 老親の扶養・介護の負担のついた死因贈与を行う場合
付録
1 大法廷決定が付随問題に及ぼす影響について
2 居住権について(相続法改正の動向)
3 相続関連事件の戦略的手続選択
第1 相続関連問題の全体像
第2 相続関連事件における遺産分割審判の体系的位置付け
第3 遺産分割審判の特殊性
第4 前提問題と付随問題
第5 付随問題解決に関する見通し
第1章 使途不明金
【概説】
1 いわゆる名義預金あるいは借名口座を名義人が取得した場合
2 脳梗塞により認知障害等あるも包括的委任管理が認められた場合
3 被相続人の生前に預金引き出しの補助をしていたが、全額を横領したと疑われた場合
4 指示による引出金を被相続人に交付するも使途が不明の場合
5 被相続人の生前の諸経費や葬儀費用等につき領収証等がない場合
6 被相続人名義の預金解約金につき共有物分割訴訟を提起した場合
7 亡祖父名義の建物に孫が入り込んで居座っている場合
第2章 葬儀費用・墓地埋葬関連費用
【概説】
8 葬儀費用の内容・範囲について意見の相違がある場合
9 葬儀費用の負担者を各共同相続人とするのが相当な場合
10 葬儀費用の負担者を喪主である相続人とするのが相当な場合
第3章 祭祀承継
【概説】
11 祭祀承継者を決定する場合
12 祭祀承継者が祭祀料を負担した場合
13 祭祀承継者が特別縁故者として相続財産の分与を受ける場合
第4章 遺産管理費用の清算
【概説】
14 共同相続人の一人が遺産管理費用を支払った場合
15 遺産収益によって遺産管理費用を負担する場合
16 遺産たる建物につき補修工事代金を支払った場合
第5章 遺産収益の分配
【概説】
17 遺産収益を共同相続人の一人が独占している場合
18 遺産収益の受取口座を無断で変更した場合
19 遺産を共同相続人の一人が単独占有している場合
20 分割取得した可分債権に対して供託がされた場合
第6章 相続債務の整理・分配
【概説】
21 相続人の一人が負債全てを承継する内容で遺産分割協議あるいは遺産分割調停を成立させる場合
22 遺産に負債がある事案で遺産分割審判へ移行した場合
23 団体信用生命保険の保険金請求手続への協力を求められた場合
第7章 相続人固有の財産・持分
【概説】
24 相続人名義のゴルフ会員権が相続財産に当たるか否かが問題となった場合
25 相続財産たる不動産に相続人固有の共有持分が混在する場合
26 共有不動産の一部が遺産共有の状態となった場合
第8章 同族会社の経営権
【概説】
27 相続で準共有状態になった株式の権利行使者の指定・通知を行う場合
28 遺産分割前の状態に限って会社経営権を獲得できる態様で行った準共有株式の権利行使者の指定・通知を行う場合
29 非公開会社である同族会社の株式の評価を行う場合
第9章 遺産土地の境界・通行
【概説】
30 共同相続人のうちに筆界確定に同調しない者がいる場合
31 遺産不動産の取得をめぐって共同相続人間に争いがある場合
32 1筆の遺産土地につき、現物分割の前提として分筆手続をする必要のある場合
第10章 老親の扶養・介護
【概説】
33 老親の扶養・介護に絡めて遺産分割を行う場合
34 老親の扶養・介護の負担のついた遺贈を行う場合
35 老親の扶養・介護の負担のついた死因贈与を行う場合
付録
1 大法廷決定が付随問題に及ぼす影響について
2 居住権について(相続法改正の動向)
3 相続関連事件の戦略的手続選択
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