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判例にみる 離婚原因の判断-その他婚姻を継続し難い重大な事由と有責配偶者-

編集/離婚事件実務研究会 代表/林醇(高松高等裁判所長官・前大阪家庭裁判所長)、西村則夫(京都家庭裁判所長)、赤西芳文(大阪高等裁判所判事・前神戸家庭裁判所長)

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価格
2,970 (税込)
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概要


「その他婚姻を継続し難い重大な事由」を、現役裁判官が整理・分析!

◆離婚原因による分類!
増加する離婚裁判において民法770条1項5号の離婚原因が争われた裁判例を具体的な離婚原因別に分類・整理しています。
◆複雑な関係を整理・検討!
各事例では、離婚原因の判断のほか、事実経過や当事者の主張など具体的な破綻までの経緯や、認容された離婚給付額をわかりやすく示しています。
◆有責配偶者離婚請求の許否傾向を明確化!
多数の判例により、具体化されてきた有責配偶者からの離婚請求の許否傾向を明らかにしています。

商品情報

商品コード
81260003
ISBN
978-4-7882-7487-7
ページ数
400
発行年月
2009年3月

目次

■第1章 概説

■第2章 離婚原因の具体的事由
 第1 配偶者からの暴行・虐待・侮辱
○別居後、女性問題のあった夫からの離婚請求
○暴言、家庭内別居等を理由とする離婚請求
○夫の暴力により別居せざるを得なくなった妻からの離婚請求
○強権的支配を及ぼし暴力を振るう夫に対する妻からの離婚請求
 第2 不労・消費・借財など
○勤労意欲を欠くなどの問題を有する夫に対する離婚請求
○夫の頻繁な転職と安易な借財および思いやりの欠如を理由とする離婚請求
○夫の高額の借金などを理由とする離婚請求
○妻の浪費などを理由とする本訴離婚請求および夫の経済的虐待などを理由とする反訴離婚請求
○多額の借金等を理由とする離婚請求
 第3 配偶者の犯罪行為、受刑
○犯罪行為をし受刑中の夫に対する妻の離婚請求
○不貞および犯罪行為をした妻からの離婚請求
 第4 告訴、告発、訴訟提起など
○夫の不正行為を摘発した妻に対する離婚請求
○無断で離婚届を提出した妻を有印私文書偽造・同行使罪等で告訴した夫に対する離婚請求
 第5 親族との不和
○同居していた妻の親族との関係で妻の同居を拒否した夫に対する妻からの離婚請求
○両親と夫との間の関係調整を怠った妻に対する夫からの離婚請求
○母に服従する夫からの母に反抗する妻に対する離婚請求
○妻の両親に対する不満を引きずる夫に対する妻からの離婚請求
○親族との不和等を理由とする夫から妻に対する離婚請求
○親族の不和等を理由とする夫婦双方からの離婚請求
 第6 宗教活動
○宗教活動をする妻に対する離婚請求
 第7 性交不能、性的異常など
○性的異常の夫に対する離婚請求
○異常な性癖を持つ夫に対する離婚請求
○性交不能の夫に対する離婚請求
 第8 精神病以外の疾病・身体的欠陥
○交通事故により重度の身体障害者となった夫に対する離婚請求
○難病に罹患し日常生活に支障を来す妻に対する離婚請求
○禁治産者である妻の後見監督人を被告とする離婚請求
 第9 性格の不一致・愛情喪失、考えの相違など
○性格の不一致と婚姻を継続し難い重大なる事由による離婚請求
○信頼と愛情を喪失したことを理由とする離婚請求
○配偶者として信頼できないこと、性格の不一致、生活態度等を理由とする妻に対する離婚請求
○いわゆる「性格不一致」に基づく夫からの離婚請求
○特異な性格の夫に対する離婚請求
○夫64歳、妻50歳のときに再婚し、7年後に別居した夫婦の夫から妻に対する離婚請求
○会社退職後の夫の妻や子に対する配慮に欠けた言動、妻の夫の意向を無視した長男の養子縁組や侮蔑的言動等を理由とする双方からの離婚請求
○夫の定年退職後の妻からの離婚請求
○育児や家事への協力等が不十分であった夫に対する不貞行為を働いた妻からの離婚請求
○「性格の不一致」による離婚請求
○いわゆる「性格不一致」に基づく夫からの離婚請求
 第10 別居
○単身赴任生活を続けた夫婦間における、双方からの離婚請求
○夫の経営する会社に対する業務妨害等を行った妻に対する離婚請求
○婚姻当初からの愛情欠如を理由とする、夫から妻に対する離婚請求
○離婚請求棄却判決確定後になされた有責配偶者からの再度の離婚請求
 第11 当事者の離婚意思ないしこれを推測させる行動
○夫婦の双方からの離婚請求
○妻を「悪意の遺棄」した夫からの離婚請求
○夫の同居希望にもかかわらず長期間の別居をしてきた妻からの離婚請求
 第12 民法770条1項2号に該当しない遺棄
○出張・外泊のあまりにも多い夫に対する離婚請求
 第13 民法770条1項4号に該当しない精神疾患
○回復の見込みがある軽度の精神病(統合失調症)に罹患した夫に対する離婚請求
○精神分裂病(統合失調症)に罹患した妻に対する離婚請求
○神経性疾患に罹患した妻に対する離婚請求
○アルツハイマー病に罹患した妻に対する離婚請求
○精神病(精神疾患)を患っている妻に対する離婚請求
○アルツハイマー型の認知障害の状態にある老妻に対する離婚請求

■第3章 有責配偶者からの離婚請求
 第1 昭和62年以降の最高裁判例の動き
○36年間別居し未成熟子のいない夫婦について、有責配偶者からの離婚請求
○同居期間が4年、別居期間が30年の夫婦について、有責配偶者からの離婚請求
○別居期間が22年に及ぶ夫婦について、有責配偶者からの離婚請求
○別居期間16年の夫婦について、有責配偶者からの離婚請求
○別居期間10年3か月の夫婦について、有責配偶者からの離婚請求
○別居期間8年の夫婦についての有責配偶者である夫からの離婚請求
○別居期間15年6か月の夫婦についての有責配偶者からの離婚請求
○別居期間10年の夫婦についての有責配偶者からの離婚請求
○別居期間8年の夫婦についての有責配偶者からの離婚請求
○別居期間9年8か月の夫婦についての有責配偶者からの離婚請求
○夫婦に未成熟子がいる場合における有責配偶者からの離婚請求
○別居期間2年4か月の夫婦についての有責配偶者からの離婚請求
 第2 最近の下級審の動き
○別居期間約10年の夫婦についての有責配偶者からの離婚請求
○別居期間約7年の夫婦についての有責配偶者からの離婚請求
○別居期間約6年の夫婦についての有責配偶者からの離婚請求
○仕事上の都合で別生活4年10か月になる夫婦についての有責配偶者からの離婚請求
○別居期間が14年(一時的な同居の再開を除くと19年)の夫婦についての有責配偶者からの離婚請求
○同居期間約19年、別居期間約6年の夫婦につき、有責配偶者である夫からの離婚請求
○別居期間14年の夫婦についての有責配偶者からの離婚請求
○別居期間約9年の夫婦について、有責配偶者からの離婚請求であるとして棄却した前訴判決が確定して間もなく提起された離婚請求
○別居期間9年余の夫婦についての有責配偶者からの離婚請求
○同居期間約11年、別居期間約9年の夫婦について有責配偶者である夫からの離婚請求
○有責配偶者からの離婚請求について成人ではあるが要介護の子がいる場合の苛酷条項の適用
○別居調停成立から約13年経過した夫婦についての有責配偶者である夫からの離婚請求

判例年次索引

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