導入事例2024年12月23日 法的根拠に基づく確かな回答のために、リーガルテックツールを活用し業務効率を追求

社会保険労務士法人アサンテ社会保険労務士事務所
- 従業員規模
- 10名
- 地域
- 東京都
- インタビューイー
- 代表 社会保険労務士 片平晶子 先生
- WEBサイト
- http://asante-sharoshi.com/

導入サービス
LEGAL CONNECTION 人事・労務パッケージ
2024年12月
BEFORE | ・加除式書籍で法的根拠を確認する作業に時間がかかっていた ・本棚から必要な書籍を探し出し、目視で該当箇所を確認する必要があった ・急ぎのリサーチ時に効率的な情報収集が難しかった |
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AFTER | ・欲しい情報の検索時間が従来の1/10程度に短縮 |
INTERVIEW
労務相談から助成金申請まで、あらゆる場面で法的根拠に基づく確かな回答を重視するアサンテ社労士事務所。西新宿に拠点を構え、正社員2名、契約社員1名、パート7名の全員女性のスタッフで運営する同事務所では、これまで新日本法規出版の加除式書籍を活用して業務を進めてきました。しかし、アナログでの情報検索に時間を要することが課題となっていました。そこで、より効率的な業務遂行を目指し、LEGAL CONNECTIONを導入。スマート規程管理もすでに導入している同事務所の代表 片平晶子先生に、リーガルテックツール活用による業務改革についてお話を伺いました。
助成金代行申請のエキスパートとして
事務所の概要や強みについてお聞かせください。
「アサンテ(asante)」はスワヒリ語で「ありがとう」という意味です。お客さまから「ありがとう」と言っていただけるような事務所でありたいという思いを込めて2018年5月に設立しました。現在はスタッフ全員が女性で、きめ細やかで丁寧な仕事を心がけています。
特に当事務所は助成金代行申請に強みを持っているのが特徴です。近年では労務顧問や労務チェックのご依頼も増えてきており、現在は顧問業務と助成金代行申請の2本柱で運営しています。数多くある助成金のなかから、どんな業種の中小企業・個人事業主にもメリットがあり、使い勝手のよい助成金を厳選し、独自の代行申請スキームで受給率を限りなく100%に近づけています。

法的根拠の確認作業を効率化すべくLEGAL CONNECTIONを導入
LEGAL CONNECTIONを導入したきっかけを教えてください。
法的根拠を重視するタイプなので、これまでは新日本法規出版の加除式書籍で調べることを基本としていました。ただ、電子書籍ではなかったため、必要な情報を探すのに時間がかかっていました。たとえば、本棚から書籍を取り出し、目次を見て探して、違うと思えばまた別の本を探す……という作業を繰り返していました。業務をしながら急ぎのリサーチが必要な場面も多いので、もっと効率的に調べられる方法を探していました。そんななか、新日本法規出版の担当営業の方へ電子書籍への移行に関する相談をした際に、LEGAL CONNECTIONを紹介されました。
LEGAL CONNECTIONの第一印象はいかがでしたか?
画面設計がシンプルで非常に見やすく、キーワード検索で知りたい情報がすぐに表示されます。該当する書籍のページが一覧で表示され、そのなかから必要な情報を見つけられるので、とても使いやすいと感じました。
導入を決めた決め手は何でしょうか?
まず、新日本法規出版のコンテンツへの信頼感が大きかったですね。法的根拠に関して絶大な信頼を置いていたので、他社の製品は検討していません。
それに加えて、オンラインで検索できる利便性です。基本的にPCでの作業が多いので、席から離れずに、ブラウザ内の複数のタブを行き来しながらLEGAL CONNECTIONをすぐに確認できるのは非常に便利です。

1/10の時間で法的根拠を確認! 顧客満足度を高める確かな回答力
現在は具体的にどのような場面で活用されていますか?
給与計算の分野、特に残業代計算や端数処理の方法など、労働時間や賃金に関する法的確認によく使用しています。また、助成金申請にあたって就業規則の改定が必要な際には、手当の定め方や所定労働時間、変形労働時間制、フレックスタイム制などについても頻繁に検索しています。
導入後、業務にどのような変化がありましたか?
欲しい情報の検索時間が大幅に短縮されました。以前は書籍を探して確認するのに10分程度かかっていたものが、LEGAL CONNECTIONなら検索して瞬時に結果が出てきます。また、自分の判断の裏付けとして法的根拠を確認できるので、より自信を持って業務を進められるようになりました。
労務相談の際にも活用しています。簡単な相談であれば、LEGAL CONNECTIONで法的根拠を確認しながら対応できます。難しい案件の場合は他の先生に相談することもありますが、その際にもLEGAL CONNECTIONで内容を確認し、より充実した回答ができるよう心がけています。今では私のPCには常にスマート規程管理とLEGAL CONNECTIONのタブが開いていて、LEGAL CONNECTIONがないと心配になってしまうほど、日常的なツールになっています。
他の社労士の先生方におすすめしたい点を教えてください。
特に労務相談を受ける機会の多い先生方におすすめです。「先生」という立場で回答する際には、ご自身の経験に基づくアドバイスも大切ですが、法的根拠を示しながら回答できることで、お客さまにより安心感を持っていただけます。「法的にこういう根拠があるからこうですよ」という提示の仕方ができれば、お客さまの満足度も高くなります。
また、知的好奇心の強い先生方にも向いていると思います。たとえば、ある案件で必要な情報を調べていると、関連する気になる内容が次々と出てきて、「この場合はどうなるんだろう」と知識を広げていける楽しさがあります。単純に眺めているだけでおもしろいんですよね。サクサクと検索結果が出てくるので、短時間で効率的に勉強できる感覚があります。これから社労士資格の取得を目指す方の勉強にも役立つかもしれません。
DXで進化を続ける助成金のプロフェッショナル
LEGAL CONNECTIONに今後期待することはありますか?
業界特有の事情を反映した事例がより充実すると嬉しいですね。特に建築業、医療法人、介護など、専門性の高い業種における就業規則の規程例などが増えることを期待しています。新日本法規出版には法的根拠に基づいた信頼できる情報を提供していただいているので、実務的な事例も増えていけば、より一層活用の幅が広がると思います。

事務所として今後どのような展開を考えていらっしゃいますか?
今年から、これまで手がけてこなかった補助金系の助成金にも事業を拡大しています。業務改善助成金や働き方改革推進関連の助成金、設備投資系の助成金にもチャレンジを始めました。キャリアアップ助成金の正社員化コースは要件が厳しくなり、工程も増えた割に支給額が減少しました。そのため、助成金業務から撤退する社労士の先生も増えていますが、当事務所はむしろそこをチャンスと捉えています。
だからこそ、業務効率化についての取り組みが重要になるんですね。
はい。より多くのお客さまのニーズに応えられるよう、DXを推進しながら効率的な業務体制を築き、助成金分野で日本一の事務所を目指して頑張っていきたいと思います。できるだけアナログの書類を減らして、すっきりとした事務所にしていきたいですね。スタッフ全員で業務効率化を目指して日々試行錯誤しています。LEGAL CONNECTIONやスマート規程管理といったリーガルテックツールの導入に加えて、個人的には生成AIツールのさらなる活用も検討しています。より多くの助成金業務を効率的にこなしていけるよう、スケジュール管理を徹底し、ミスが出ないような体制作りを進めていきたいと思っています。

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