導入事例2025年07月18日 「就業規則の歴史は会社の歴史そのもの」-お客様らしさを守りながら効率化を実現

社会保険労務士法人 未来経営 様
- 従業員規模
- 8名
- 地域
- 長野県
- インタビューイー
- 特定社会保険労務士 奥原真紀子 先生
- WEBサイト
- https://mirai-sr.net/

導入サービス
スマート規程管理 プレミアムプラン
2025年1月
BEFORE | ・どのシステムで作成したかがわかるような一律で型通りな規程 –体裁のカスタマイズに制約があり、Wordへの出力後に再加工が必要 |
---|---|
AFTER | ・その会社らしさを表現できるオリジナル規程の作成 |
INTERVIEW
「お客様にとって大切な就業規則だからこそ、その会社らしさを表現したい。」そう語るのは、長野県の社会保険労務士法人 未来経営で活躍する奥原真紀子先生。8名体制で幅広いコンサルティングサービスを展開する同事務所は、なぜ規程管理システムの見直しを決意したのでしょうか。 業務の効率化を図りつつ、“お客様らしさ”を表現したいという想いに応えるシステムを求めて辿り着いた、スマート規程管理 by LAWGUE(以下、スマキテ)導入の背景と、半年間の運用で見えてきた具体的な効果について詳しく伺いました。
8名の社労士集団が目指す、「ワンストップ経営支援」の実現
まずは、事務所の概要や特徴について教えてください。
会計事務所を母体とする未来経営グループは、税理士法人、社労士法人、行政書士法人、コンサルティングを担う株式会社からなり、ワンストップでお客様の経営を支援できる体制を構築しています。
社労士法人としては現在8名のメンバーがおり、そのうち4人が社労士、3人が今年社労士試験を受験予定です。社労士の数が充実しており、さらにそれぞれの社労士が自分の得意分野を活かして活躍しているのが特徴です。
社労士法人として、特に力を入れられている業務はありますか?
コンサルティングに力を入れています。賃金制度や人事評価制度、ハラスメント防止、人間関係を良くするためのコミュニケーション支援などですね。また、確定拠出年金(DC)についても、長野県内ではまだ他県より導入が進んでいない状況もあり、今後力を入れていきたい分野としてこの1年ほど取り組んできています。

奥原先生ご自身の社労士になられたきっかけや経歴について教えてください。
実は、社労士を目指すきっかけは新卒で入った会社での体験でした。人事部門で働いていたのですが、必要な業務連絡が適切に共有されず、結果として私の評価に影響が出るような状況を経験したんです。人事に関する知識の乏しい自分にもどかしさを感じていました。
最初は算定基礎届や労働保険の年度更新といった手続きがまったくわからなかったのですが、勉強していくうちに社労士という人事労務周りの資格があることを知りました。その会社は妊娠・出産を機に退職しましたが、育児中に社労士試験に合格し、下の子が保育園に入ったタイミングで再就職して現在に至ります。
”お客様らしさ”を追求した結果、見えてきた課題
スマキテの導入前、どのような課題を感じられていましたか?
従来のシステムで作成した規程は、フォントなど体裁がすべて統一されたものになるため、どのシステムで作られたものかが一目でわかってしまう点が気になっていました。私たちは表紙にお客様の会社ロゴを入れて独自の表紙を作っていたのですが、そのシステムのみでは十分なカスタマイズができず、オリジナル感を出すのが難しい状況でした。
そうしたなか、従来のシステムの容量が不足してきていたため、プランを変更するか、別のサービスへ移行するか検討しはじめました。
スマキテは、インデントを柔軟に設定できるなど体裁面での自由度が高く、私たちが求めていたオリジナル感のある規程作成が可能になると感じ、移行を決めました。
育児・介護休業法改正で真価を発揮! 横展開が劇的に効率化
現在は、スマキテをどのような場面で活用されていますか?
現在、最も活躍してくれているのは育児・介護休業法の改正対応ですね。2025年に入ってからさまざまな改正対応をお客様向けに行っているのですが、スマキテの雛形をベースに当事務所の雛形を1つ作っておけば、それをスマキテで横展開すればよいのでとても楽になりました。労使協定についても雛形を活用しています。
就業規則はあらゆる会社のルールの基礎になるので、コンサルティングを行っていると最終的に必ず就業規則の変更が生じます。そういう意味では、スマキテの使用頻度は非常に高いですね。
従来システムからの移行によって、どのような効果を実感されていますか?
体裁面での改善が大きいですね。ゴシック体と明朝体の使い分けができるようになったのは本当にありがたいです。従来のシステムではのっぺりした印象の規程になってしまい、フォントも限られた選択肢しかありませんでした。Wordに出力してから再加工するという手間がかかっていましたが、スマキテでは最初から体裁を整えられるので、その作業が大幅に削減されました。
気に入っている機能はありますか?
タグ付け機能は今後もっと活用していきたいと思っています。私たちはフォルダを会社名で分けているのですが、タグ付けにより、たとえば育児・介護休業法関連の規程を会社横断で一覧できるようになりました。フォルダやプロジェクトのなかに入らなくても検索できるのは非常に便利です。
履歴間の差分を新旧対照表で表示できる機能も、お客様への説明時にとても役立っています。

サポート面はいかがでしょうか。
サポートは、非常に充実していると感じています。新しいシステムに対しては、スタッフはどうしても不安を抱きがちですが、新日本法規出版の営業の方が訪問して操作説明をしながらスタッフの疑問を解消してくださったことで、一気にハードルが下がりました。従来のシステムと比較しても、確実にメンバー全員がシステムを活用できるようになったと思います。
「お客様の就業規則の雰囲気を壊さない」ために
スマキテへの今後の期待をお聞かせください。
電子申請までを一気通貫でできるようになれば嬉しいですが、オリジナルの規程を作れる、段組やインデントを工夫できるという現在の良さは、それを上回る価値があると感じています。
スマキテをどのような社労士の方におすすめしたいですか?
お客様に合わせて社内規定をカスタマイズしたい社労士の方には特におすすめです。
スマキテ最大の特徴は、お客様の就業規則の雰囲気を壊さずに作成できることです。就業規則の歴史は、会社の歴史です。雰囲気がガラッと変わってしまうのは、ロゴを変えるくらいのインパクトがあると考えています。スマキテなら、その雰囲気を保ったまま内容をアップデートできるので、お客様に負担をかけずに業務効率化を進められます。
これから社労士として活動していきたい方で、Wordだけでは対応しきれないと感じている方にも良いと思います。条番号の記載も柔軟かつ簡単に設定できるので、過去の就業規則の雰囲気を壊さずに運用を続けることができます。
最後に、事務所としての今後の展望をお聞かせください。
「社労士事務所らしからぬ社労士事務所」を目指していきたいですね。社労士という枠にはまらず、お客様の支援により幅広く取り組んでいきたい。そのために私たちも力をつけていかなければならないと思っています。

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