導入事例2025年10月10日 厚く重い法令集からの解放! デジタル化で変わる建築士の働き方

株式会社工房真一級建築士事務所 様
- 従業員規模
- 7名
- 地域
- 埼玉県
- インタビューイー
- 代表取締役/一級建築士 新井文彦 様
- WEBサイト
- https://k-0510.com/

導入サービス
LEGAL CONNECTION 建築・消防パッケージ
2025年9月
BEFORE | ・法令集と『建築申請memo』を購入し、紙で調査。特に告示調べに手間がかかっていた ・紙の本は持ち運ぶには重く、詳細な調査は事務所でしかできなかった ・資料をコピー・スキャンしてメール添付。立ち上がってコピー機まで行く作業が発生 ・毎年の法令集購入と大幅改正時の書籍買い替えが必要 |
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AFTER | ・『建築申請memo』や消防法等を横断検索。告示調査が格段に楽になった |
INTERVIEW
厚くて重い法令集を持ち歩き、必要な条文をコピーして共有する——。そんな従来の業務スタイルに変革をもたらしたのが、LEGAL CONNECTIONでした。埼玉県越谷市を拠点に幅広くプロジェクトを手がける株式会社工房真一級建築士事務所の新井文彦様に、導入の経緯から実際の効果、そして建築業界のデジタル化への想いまで、お話を伺いました。
現場×設計×営業を経た30年のキャリア
まず、事務所の概要について教えてください。
当社は埼玉県越谷市に事務所を構えており、関東圏を中心に幅広いお客さまのご依頼に対応しています。2013年に設立し、その後、法人化して現在8期目になります。スタッフは私を含めて7名体制です。
当社では、新築建物の設計から確認申請の取得、工事監理、検査済証の取得までを一貫して行っています。それに加えて、中古建物の増改築に関する業務や、店舗などの図面作成なども手掛けています。また、宅地造成などに関わる開発行為の申請や検査済証の取得といった業務も行っています。

新井先生ご自身のキャリアについてもお聞かせいただけますか。
大学卒業後から30年間、一貫して建築業界で働いてきました。実家が建築関係の商売を営んでおり、そこにいた職人さんたちに「建築の学校に通っているなら、一級建築士の資格を取らなきゃダメだ」と散々言われていたのが、資格取得のきっかけでした。はじめは設計事務所で木造住宅の確認申請業務を中心に行い、その後マンションの現場監督、ハウスメーカーでの住宅設計と営業を経験して、現在に至ります。

告示は億劫、情報共有は手作業——紙運用のボトルネック
LEGAL CONNECTION導入前は、どのような方法で法令調査を行っていましたか?
以前は法令集と新日本法規出版発行の『建築申請memo』を購入して、紙ベースで調べていました。ただ、毎年更新しなければならないのが面倒で、最近はインターネットで調べることも多くなっていました。
紙ベースでの調査で困っていた点はありますか?
紙での調査自体はそれほど不便ではありませんでしたが、告示を調べるのは億劫でした。また、誰かに情報を共有する際に、いちいちコピーやスキャンをしなければならないのが手間でしたね。
紙とPDF版の限界を超える、“外で使える”調査環境
LEGAL CONNECTION導入の決め手となったポイントは何でしたか?
以前から新日本法規出版の出版物を購入していたので、それをきっかけに営業の方からLEGAL CONNECTIONをご紹介いただきました。何より外出先でも気軽に確認できるというのが魅力的でしたね。
従来の法令集は重くかさばりますし、『建築申請memo』の電子版(PDF)もありましたが使いこなせておらず、基本的に外では見ていませんでした。LEGAL CONNECTIONなら外でも簡単に使えそうだと感じました。
毎年の更新作業が不要になることもポイントでした。法令は数年に一度大幅に変わるので、その度に新しい書籍を購入する必要がなくなるのは大きなメリットです。
指摘条文をその場で特定——『建築申請memo』や消防法も横断的に検索可能に
実際にLEGAL CONNECTIONを使い始めてみていかがでしたか?
操作は特に難しくなかったので、すぐに使い始めることができました。この業界では、人に質問したり審査機関に問い合わせると、『建築申請memo』の該当ページをスキャンしてメールで送ってくださることが多いのですが、LEGAL CONNECTIONを使うようになってからはその手間がなくなり、情報共有が楽になりました。
導入から間もないですが、現在どのような場面でLEGAL CONNECTIONを活用していますか?
確認申請を提出した際の審査機関からの指摘で、聞き慣れない条文について質問されたときなどに重宝しています。『建築申請memo』はもちろん、消防法なども見たりしています。以前なら本を開いて調べて、スキャンして送るという作業が必要でしたが、それがなくなったためとても楽になりました。

外出先での活用事例はありますか?
喫茶店にいるときに審査機関から質疑が来て、その場で調べて理解して回答したことがあります。以前なら事務所に戻ってからでないと対応できませんでした。
今後は、iPadでも見てみようと考えています。それができれば、電車の中などで審査機関からの質疑内容を調べるのに役立ちそうです。
インターネット検索との違いをどう感じられていますか?
インターネットで法令を調べると、法文そのものではなく、個人の解説記事が出てくることも多くあります。それが正しいかどうか判断がつかない場合があります。LEGAL CONNECTIONなら信頼性の高い情報が得られるので、安心ですね。
「机の上ですべてを完結させたい」——プロに効くデジタル化の一手
LEGAL CONNECTIONはどのような方におすすめですか?
この仕事を生業としている皆さんにとって良い製品だと思います。多くの方が『建築申請memo』と法令集を持っていると思いますが、デジタル化されているほうが便利なことが多いです。もちろん、紙のほうが便利なシーンもありますが、外出先での利用や更新の手間を考えると、デジタル化のメリットは大きいと思います。
最後に、業務効率化に関する貴社の展望をお聞かせください。
現在の仕事はほぼメールでのやり取りが中心になっています。資料を添付するために手書きの書類をスキャンしたり、何かの資料をコピーしたりという作業をなるべくなくしたいと考えています。机の上ですべて完結できるような業務環境を目指しています。

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