導入事例2025年12月15日 効率化とペーパーレスを両立！税理士事務所のワークスタイル改革

専門性と機動力の高さが強み、ペーパーレス化にも積極的

まず、井村税理士事務所の特徴をお聞かせください。

私たちの事務所は、兄弟で運営しているのが最大の特徴ですね。珍しいので、新規のお客様との会話が弾むきっかけにもなります。駅近に拠点を置き、どんな相談にも対応しています。強みとしては、何でも対応できる機動力の高さと、必ず税理士が対応するという点です。大きな事務所と比べて、専門的かつ機動的な対応ができると自負しています。
私自身は2013年に開業し、今年で11年目になります。ただ、税理士業界自体には大学卒業後からずっと携わっており、20年以上のキャリアがあります。税法は常に変わっていくため、最新情報を押さえるために勉強会には積極的に参加しています。また、消費税のインボイス制度・軽減税率制度導入時には書籍の執筆にも携わりました。

ペーパーレス化について、何か取り組んでいることはありますか。

お客さまには、ネットバンキングの利用を推奨しています。CSVデータで入出金明細が出せるので、それを取り込めば月次の資料を迅速に作成できます。また、可能であれば会社用のクレジットカードを作ってもらい、支払いはすべてカード決済にすることもおすすめしています。そうすれば、明細もすべてデータで取得できるので、より効率的に処理できます。
会計ソフトの導入支援もお客さまの要望に応じて対応しています。紙による作業を極力減らしたほうが双方にとって効率的なので、ソフト導入までいかなくとも、まずはExcelで日付・金額・用途だけでもまとめてみませんかとアドバイスしています。
事務所としても、お客さまからいただいた書類はすべてスキャンしてクラウドに保存し、紙は廃棄するようにしています。また、お客さまへの提出物もできるだけデータで渡すようにしていますね。

机の上が黒いバインダーでいっぱいに

LEGAL CONNECTIONを導入する前は、どのようにリサーチをされていましたか。

以前は新日本法規出版の分厚い加除式書籍を1冊ずつ見ていました。どの本に何が書いてあるのか探すのに時間がかかっていましたね。机の上が書籍でいっぱいになる光景は日常的でした。

LEGAL CONNECTION導入のきっかけは何だったのでしょうか？

新日本法規出版の営業の方から「便利になりますよ」とご提案いただいたのがきっかけです。コスト面でも紙の加除式書籍と比較して大きな差がなかったので、導入を決めました。
他社製品も検討しましたが、LEGAL CONNECTIONは、キーワード検索が充実していて、ピンポイントで欲しい情報が多く得られる点が魅力でしたね。

扱っている案件に合致する事例がすぐに見つかる

現在、LEGAL CONNECTIONをどのようなシーンでご利用されていますか。

特に、相続案件での利用が多いですね。相続は事例ごとに条件が大きく異なるため、「この条件のときに特例の適用はどうなるのか」といった具体的な検索がしやすいのが助かります。また、非居住者の税務など、あまり頻繁には扱わない案件の調査にも重宝しています。

LEGAL CONNECTIONにどのようなメリットを感じられていますか。

一番は、事例が豊富なことですね。さまざまな事例が収録されており、検索してヒットする件数も多いです。検索結果を上から下まで見ていけば、自分が抱えている案件と合致するものが見つかることが多いです。これは非常に助かります。
また、ピンポイントで必要な情報が凝縮されて出てくるのもありがたいです。インターネット検索では、税務とは関係のない情報が上位に出てくることも多いので、LEGAL CONNECTIONで検索するほうが、はるかに効率的です。

LEGAL CONNECTION導入後、業務にどのような変化がありましたか。

まず、机の上が綺麗になりました（笑）。画面上ですべての情報が見られるので、作業効率が格段に上がりましたね。プリントアウトも簡単にできるので、以前のようにバインダーから資料を外してコピーする手間も省けます。

気に入っている機能はありますか？

検索履歴を閲覧できる機能は便利です。自分が以前何を調べたのか振り返ることができますし、同じような案件が出てきたときに、すぐに過去の調査内容を確認できます。

究極的には場所を選ばず仕事ができる環境にしていきたい

LEGAL CONNECTIONはどのような方におすすめだと思いますか？

ペーパーレス化を目指している方や、パソコンをよく使う方におすすめですね。特に若い世代の税理士の方には向いていると思います。

業務効率化やペーパーレス化という観点で、今後の展望を伺えますか。

究極的には、場所を問わずに仕事ができる環境をつくりたいですね。税理士法の改正でテレワークがほぼ解禁になったこともあり、たとえば沖縄の海を見ながら仕事をするといったワーケーションも可能になります。お客さまに影響が出ない範囲で、どこでも仕事ができる環境を整えることが夢です。
そういった働き方ができることは、税理士という職業の魅力にもつながると思います。実は、小中学生向けの租税教室で税理士の仕事について説明する機会があるのですが、子どもたちに「税理士は自由業で、週休2日に縛られず、どこでも仕事ができるんだよ」と話すと、興味を持ってくれる子も多いです。

最後に、LEGAL CONNECTIONへの期待があればお聞かせください。

随時情報を更新していただけるのには、本当に助かっています。新しい情報をすぐに入手できるのは大きなメリットですね。今後も最新の情報を迅速に提供し続けてほしいです。