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2024年05月29日 更新
裁判官の異動履歴(官報から参照)や、その裁判官が扱った主な判決(裁判所ウェブサイトから引用)などを掲載し、随時更新しています。
※できる限り正確な情報を提供できるよう努めておりますが、誤りがないことを保証するものではありません。
判決日 2023年12月05日 令和4(ネ)80
各損害賠償請求控訴事件
仙台高等裁判所 第2民事部
判示事項 1 閣議決定による憲法解釈の変更と平和安全法制について、憲法の平和主義の理念や憲法9条の戦争放棄の規定に反する違憲性が明白であれば、明白な憲法違反の行為によって平和が脅かされた場合における国民の生命・身体の安全に対する危険が重大かつ回復不能なものとなることも踏まえ、具体的な政府の行為による結果の発生を確実に予測できない場合でも、侵害行為の態様と侵害される利益の性質を相関的に考慮して、違法な権利利益の侵害になり得ると解するのが、国家賠償法1条1項の違法性の判断の在り方として相当である。 2 平成26年閣議決定による武力の行使の新3要件における限定的な要件や、その厳格かつ限定的な解釈を示した政府の国会答弁も踏まえて検討すると、平成26年閣議決定や平和安全法制によって、それまで政府の憲法解釈において一貫して許されないと解されてきた集団的自衛権の行使が、このような限定的な場合に限り憲法上容認されると解されることになったとしても、憲法9条1項の規定や憲法の平和主義の理念に明白に違反し、違憲性が明白であると断定することまではできない。 3 憲法9条1項の下では許されない集団的自衛権の行使を容認する平和安全法制の立法により、平和的生存権、人格権、憲法改正・決定権、国民投票権が侵害されたと主張し、国家賠償法1条1項に基づき、各原告につき慰謝料1万円の損害賠償の支払を求めた請求につき、平成26年閣議決定や平和安全法制によって、違法に原告らに損害を加えたという国家賠償法上の違法性が認められないとして棄却された事例
結果 棄却
裁判長裁判官 小林久起 裁判官 鈴木桂子 裁判官 山﨑克人
(原審) 福島地方裁判所 いわき支部 平成28(ワ)62
判決文判決文は裁判所ウェブサイトへのリンクです。
判決日 2023年10月25日令和5(ネ)181
国家賠償請求控訴事件
仙台高等裁判所 第2民事部
判示事項
結果
裁判長裁判官 小林久起 裁判官 鈴木桂子 裁判官 山﨑克人
(原審) 仙台地方裁判所 平成30(ワ)1558
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判決日 2022年11月25日 令和2(ネ)409号
損害賠償請求控訴事件
仙台高等裁判所 第2民事部
判示事項
結果
裁判長裁判官 小林久起 裁判官 鈴木桂子 裁判官 山﨑克人
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判決日 2022年11月01日 令和4(行ケ)1号
選挙無効請求事件
仙台高等裁判所 第2民事部
判示事項
結果
裁判長裁判官 小林久起 裁判官 鈴木桂子 裁判官 山﨑克人
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判決日 2021年05月27日令和2(ネ)272号
各個人番号利用差止等請求控訴事件
仙台高等裁判所 第2民事部
判示事項 控訴人らは,国のマイナンバー制度により憲法13条の保障するプライバシー権が侵害されると主張し,被控訴人国に対し,プライバシー権に基づく妨害排除又は妨害予防請求として個人番号の収集,保存,利用及び提供の差止め並びに削除を求め,国家賠償法1条1項に基づき各11万円(慰謝料10万円及び弁護士費用1万円)の損害賠償と訴状送達の日の翌日から民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた。 マイナンバー制度によって,控訴人らが,憲法13条によって保障された「個人に関する情報をみだりに第三者に開示又は公表されない自由」を侵害され,又はその自由が侵害される具体的な危険があるとは認められないから,国がマイナンバー制度により控訴人らの個人番号及び特定個人情報を収集,保存,利用及び提供する行為が違法であるとは認められない。 よって,プライバシー権に基づく妨害排除又は妨害予防請求として控訴人らの個人番号の収集,保存,利用及び提供の差止め並びに削除を求め,これらの行為による損害の賠償を求める控訴人らの請求は,国による個人番号の収集,保存,利用及び提供の行為が,控訴人らのプライバシー権を侵害する違法な行為であるとは認められないから,すべて理由がない。
結果 棄却
裁判長裁判官 小林久起 裁判官 渡邉明子 裁判官 本多幸嗣
(原審) 仙台地方裁判所 平成27(ワ)1632号
判決文判決文は裁判所ウェブサイトへのリンクです。
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