裁判官検索
Judges search
Judges search
2025年04月02日 更新
判決日 2025年02月14日令和5(ネ)86
損害賠償請求控訴事件
札幌高等裁判所
判示事項 炭鉱構内において粉じん作業に従事していた元労働者が、国家賠償法(以下「国賠法」という。)1条1項に基づく損害賠償を求める訴えを控訴人(国)に対し提起したところ、同訴訟において、控訴人(国)が同元労働者に対して、同元労働者がじん肺法所定の管理区分管理四(以下「管理四」という。)に該当することを前提とした基準慰謝料等を支払う旨の裁判上の和解が成立した(以下「前件和解」という。)後、同元労働者がじん肺を原因として死亡した。 本件は、同元労働者の相続人である被控訴人(一審原告)が、控訴人(一審被告)に対し、同元労働者がじん肺を原因として死亡したため、控訴人に対して国賠法1条1項に基づく損害賠償請求権を取得し、被控訴人がこの債権を相続したと主張して、じん肺死に係る基準慰謝料と管理四に係る基準慰謝料の差額等の支払を求める事案である。 原審は、被控訴人の請求を全部認容したので、これを不服として控訴人が控訴をしたところ、本判決は、前件和解はその成立後に発生した上記差額に係る請求権の行使を妨げる趣旨のものでないと解するのが相当であるとして、控訴人の控訴を棄却した。
結果 棄却
裁判長裁判官 小河原寧 裁判官 片山信 裁判官 髙木寿美子
原審結果 その他
(原審) 札幌地方裁判所 令和2(ワ)2916
判決文判決文は裁判所ウェブサイトへのリンクです。
判決日 2025年02月12日令和6(行ケ)1
選挙無効請求事件
札幌高等裁判所
判示事項 令和6年10月27日施行の衆議院議員総選挙(本件選挙)について、北海道第1区ないし同第12区の選挙人である原告らが、衆議院小選挙区選出議員の選挙の選挙区割りに関する公職選挙法の規定は憲法に違反するなどして無効であるから、これに基づき行われた本件選挙の上記各選挙区における選挙も無効であるとして提起した選挙無効訴訟の事案 本件選挙当時、公職選挙法13条1項及び別表第1(本件区割規定)が定める選挙区割りは、憲法の投票価値の平等の要求に反する状態にあったということはできず、本件区割規定が憲法14条1項等に違反するものということはできないとして、原告らの請求を棄却する判決がされた。
結果 棄却
裁判長裁判官 小河原寧 裁判官 片山信 裁判官 髙木寿美子
判決文判決文は裁判所ウェブサイトへのリンクです。
判決日 2024年10月18日令和4(行コ)1
行政処分取消請求控訴事件
札幌高等裁判所 第2民事部
判示事項 被控訴人が、ヒグマを駆除するため、自らが所持するライフル銃を一発発射したところ、北海道公安委員会は、被控訴人に対し、上記ライフル銃の所持許可を取り消した(以下「本件処分」という。)ため、被控訴人が本件処分は銃刀法所定の要件を満たさず、同公安委員会の判断は裁量権を逸脱・濫用したものであると主張して、控訴人(北海道)に対し、その取消しを求めた事案 原審は、被控訴人の請求を認容したため、控訴人が控訴したところ、本件処分が違法であるとはいえないとして、原判決を取り消し、被控訴人の請求を棄却する判決がされた。
結果 破棄自判
裁判長裁判官 小河原寧 裁判官 片山信 裁判官 髙木寿美子
原審結果 その他
(原審) 札幌地方裁判所 令和2(行ウ)7
判決文判決文は裁判所ウェブサイトへのリンクです。
判決日 2020年12月23日令和2(行コ)12号
議員除名処分取消等請求控訴事件
札幌高等裁判所 第2民事部
判示事項 普通地方公共団体(政令指定都市)の議会がその所属議員に対してした懲罰としての除名処分の取消し等を求める請求について,自らの政治的主張を追求するために臨時議長の職権を濫用して非民主的かつ偏頗な議事運営を行った行為は極めて悪質であり,同議会がこのような元議員の行為についてその自律権の行使として除名の懲罰を選択したことがその裁量権を逸脱又は濫用したものであるとはいえないなどとして,元議員の請求を全部認容した原判決を取り消し,その請求を全部棄却した事例
結果 破棄自判
裁判長裁判官 長谷川恭弘 裁判官 片山信 裁判官 井出正弘
(原審) 札幌地方裁判所 令和1(行ウ)13号
判決文判決文は裁判所ウェブサイトへのリンクです。
団体向け研修会開催を
ご検討の方へ
弁護士会、税理士会、法人会ほか団体の研修会をご検討の際は、是非、新日本法規にご相談ください。講師をはじめ、事業に合わせて最適な研修会を企画・提案いたします。
研修会開催支援サービスCopyright (C) 2019
SHINNIPPON-HOKI PUBLISHING CO.,LTD.