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消防業務の法律相談~警防編~

編集/消防活動法務研究会 代表/野口英一(戸田中央医科グループ災害対策特別顧問、東京医科大学客員教授(救急・災害医学分野)、日本体育大学保健医療学部学事顧問、元東京消防庁救急部長)

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概要


消火、救助、特異災害等災害活動に伴って発生する法律問題を解説!

◆警防業務に伴って発生する法律上の疑問点をQ&A形式で法的根拠を示しながらわかりやすく解説しています。
◆多岐にわたる法令・通知の運用上の解釈や、各種トラブルへの対応方法、関連する判例など、幅広い内容をコンパクトにまとめてあります。様々な疑問に応える関係者必携の書です。
◆消防本部や消防署などで警防業務をリードしてきたエキスパートが、業務を行う上で得た知識、経験を土台として消防職員の目線で執筆しています。

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特長

商品情報

商品コード
0640
サイズ
B5判
巻数
全1巻・ケース付
ページ数
704
発行年月
2017年4月

目次

第1章 消防組織
第1 消防責任
 ・国、都道府県、市町村の消防責任は
 ・市町村における消防責任体制の選択は可能か
 ・市町村に国の「消防力の整備指針」を遵守する義務はあるか
第2 消防の広域化
 ・広域化、合理化された消防本部管内での火災で被害が拡大した消防責任は
第3 広域応援
 ・被災市町村の消防責任と指揮権限は
 ・非常事態における消防庁長官の措置要求と消防活動に関する責任は
 ・消防相互応援を要請せずに災害対応を行った場合の被災市町村長の責任は
 ・消防団が独自に他管内消防団との応援協定を締結したり管轄外の災害に従事できるか
 ・広域応援で支援を行った場合の費用負担は
 ・緊急消防援助隊の指揮調整は
 ・緊急消防援助隊として活動中の事故に対する報告は
第4 他機関との連携
 ・災害活動に関する消防、警察、関係機関の相互協力は
 ・洋上火災における消防と海上保安庁の業務協定は
 ・新型コロナウイルス感染症罹患者の移送に関する消防機関の責任と法的根拠について
 ・歩行者利便増進道路制度に係る警察との連携は
第5 消防職員委員会
 ・消防職員の団結権と消防職員委員会の意義とは
第6 人事管理
 ・深夜の災害出場による休憩時間の振替えは
 ・深夜の勤務時間における仮眠時間は休憩時間か
 ・心身の故障による分限処分の可否は
 ・育児休業中の女性消防吏員を地震発生時に非常参集させることはできるか
 ・男性職員の育児休業を取得促進させるために、消防組織が留意することは
 ・消防活動に従事する女性消防吏員の従事制限内容は
 ・女性消防吏員を消防活動に従事させる場合に留意すべきことは
 ・消防職員にも労働基準法は適用されるのか
 ・消防の拘束時間と労働時間はどのような関係にあるのか
 ・消防職員は、労働基準法に定める「三六(サブロク)協定」を締結できるか
 ・使用者に認められている時季変更権とは
 ・隊員が異性の前で服を着替えることはセクシュアルハラスメントになるか
 ・女性隊員を異性の前で上半身裸で訓練させることはセクシュアルハラスメントになるか
 ・上司のパワーハラスメントと指導の境界は
 ・ハラスメントを避けるための対応策はいかにあるべきか
 ・消防職員・消防団員の惨事ストレス対策は
第2章 消火活動
第1 基本的事項
 ・消防機関における消防活動の責任と範囲は
第2 火災の警戒
 ・火災警戒区域とその設定に係る消防の権限及び責任は
 ・市町村の火災警報の発令と火の使用制限は
 ・消防特別警戒実施における消防の責任とは
 ・国宝・重要文化財等の防火訓練の指導方法は
 ・直通階段が一つしかない建築物の防火対策・避難訓練はどのようにすればよいか
第3 消火活動
1 火災通報
 ・住民に課せられた火災通報義務と消防機関の責任は
 ・遠隔移報による警備会社からの火災通報への対応は
 ・常習の虚偽通報者と判断し出場させなかった場合の責任は
 ・虚偽通報の刑事責任は
 ・通報番地を誤って指令したため延焼拡大した場合の責任は
 ・通報者の死亡は聴取による避難の遅れのためと指摘された場合の責任は
2 火災出場
 ・出場した消防隊が赤信号通過時に交通事故を起こした際の賠償責任の有無は
 ・火災出場時に道路工事で閉鎖中の道路の閉鎖解除を求めることができるか
 ・通報火災以外の火災に従事したため通報火災が拡大し死傷者が発生した場合の責任は
 ・通報火災に出場途上で交通事故を起こし通報火災が延焼拡大した場合の消防の責任は
 ・火災出場した消防車の収納扉が交差点で開いて他の車両を破損させた事故の責任は
 ・消火栓上に駐車中の一般車両が消火活動の支障となっている場合の消防隊の措置内容は
 ・大雪に伴い車両が立ち往生した状況で火災が発生した場合の消防対策と消防責任は
3 消火活動
 ・消防吏員等の火災現場における情報提供要求権の対象者とその内容は
 ・消防警戒区域設定前にホースに車両が乗り上げ損傷した場合の賠償責任は
 ・消防警戒区域の設定と不作為による賠償責任は
 ・マンション火災の消火活動による放水により下階に生じた水損の賠償責任の有無は
 ・消火活動中に延焼を阻止できなかった建物の所有者からの賠償責任要求への対応は
 ・火災現場における破壊消防と賠償責任は
 ・他人の土地を消火活動のために使用し建物等に損害が生じた際の損失補償の有無は
 ・火災と判断し施錠された建物のドアを破壊したが火災でなかった場合の消防隊の責任は
 ・火災現場での消火活動に関する一般人への協力要請と賠償責任は
 ・消火活動中の隊員の受傷事故等に対する現場指揮者の責任は
 ・消防署長等は消防団員に直接指示・命令できるか
 ・消火活動に対する公務執行妨害の対応は
 ・隊長が女性隊員に重い機材を1人で撤収するよう指示した場合の法令違反の有無は
 ・勝手に火災現場から離れてしまった経験の少ない隊員の行為は任務放棄になるか
 ・多数の外国人労働者が働く事業所の自衛消防活動はどのようにすべきか
 ・火災現場に外国人や障害者等がいる場合の対応方法は
 ・強風下における消火対策の留意点は
4 残火処理
 ・消火活動に係る消防隊の現場管理権の意義及び内容は
 ・再燃火災の消防責任は
5 その他
 ・火災現場でマスコミ発表する場合の留意事項は
第3章 救助活動
第1 基本的事項
 ・消防救助隊の定義と救助業務の内容は
 ・消防救助隊の対象業務と他機関の救助隊との連携は
 ・救助現場に出場した救助隊に対し遺体捜索の任務を付与することができるか
第2 救助活動
 ・救助活動時に民間から重機を拠出させることができるか。また、その場合の補償は
 ・高所救助活動中バランスを崩し要救助者を落下、負傷させた場合の救助隊の責任は
 ・救助現場に医師を要請して活動中に医師が負傷した場合の責任は
 ・相互応援協定に基づき出場した特別高度救助隊が指揮権を委ねられることの可否は
 ・救助活動中に救助隊員が負傷した場合の指揮者の責任は
 ・水難救助活動における行政管轄と指揮権は
 ・救助者を消防団の車両で医療機関に搬送する場合に緊急走行は可能か
 ・PA連携の運用に当たっての留意事項は
 ・要救助者の死亡が確認できた場合に活動を中止することに問題はないか
 ・救助の必要性から周辺建物等を破壊する権限とその賠償等は
 ・同時多発災害現場でトリアージにより救助活動することの問題点は
 ・震災時に要救助者をトリアージすることの正当性は
 ・隊員が要救助者の血液に暴露した場合の労働基準法の問題点は
第4章 特異災害活動
第1 危険排除
 ・道路、河川等への危険物流出に対する消防隊の活動義務は
 ・危険物流出の除去活動に使用した油処理剤等の費用負担は
 ・動物の駆除等市民生活上の危険に対する消防の責任の有無は
 ・女性消防隊員が有害物質漏洩現場に出場し汚染した場合の労働基準法上の問題は
第2 土砂災害等
 ・土砂災害発生現場における消防吏員・団員の避難指示発令の可否は
 ・土砂災害現場で活動中に消防隊員が土石流に巻き込まれたときの指揮者の責任は
第3 林野火災活動
 ・延焼方向にある他者所有林野の樹木を伐採する権限はあるか
 ・林野火災における空中消火の活用は
 ・林野火災を消火薬剤により鎮火させたが農作物に影響を及ぼした場合の消防の責任は
 ・林野火災が再燃した場合の消防の責任は
 ・消防の消火活動に係る指揮権と林野火災関係機関との指揮調整は
 ・指揮者の指揮にもかかわらず複数の隊員が負傷した場合の責任は
第4 NBC災害救助
 ・異臭の原因が解明できず装備もないため救助活動をしなかった場合の問題は
 ・NBC災害が疑われる現場への女性消防職員の出場の可否は
第5章 安全管理
第1 基本的事項
 ・消防活動に係る安全配慮義務と安全対策は
第2 消火・救助活動中の安全管理
 ・消火・救助活動中の職員受傷の安全管理上の責任は
 ・現場での単独行動厳禁の指示を受けながら単独行動をとり負傷した場合の責任は
火山噴火災害での受傷事故の責任は
 ・第3 訓練中の事故に関する安全管理責任
 ・消火活動訓練時の職員受傷事故の責任は
 ・体調不良、成人病等の職員の自己責任と現場等の安全管理は
 ・水難救助隊員が河川等での訓練中に死亡した場合の消防の責任とは
 ・山岳救助活動訓練中に発生した雪崩で救助隊員が多数死亡した場合の消防の責任とは
 ・消防団の訓練中に他人に危害を加えた場合の責任は
第4 その他
 ・緊急車両の指定・届出の手続は
 ・消防防災ヘリコプターの安全運航における留意点は
 ・消防防災ヘリコプター操縦士の乗務要件・訓練審査プログラムは
 ・消防防災分野における無人航空機の活用と課題は
第6章 火災調査
 ・火災現場で火災調査と犯罪捜査が競合する場合の優先順位と指揮統括は
 ・火災現場において犯罪捜査の必要がある場合の消火活動の制限は
 ・火災で死亡した者の遺族から火災原因の問い合わせがあった場合の対応は
 ・火災原因が市販品の欠陥によるものと推定される場合の公表上の留意事項は
 ・誤った火災原因を公表した場合の対応は
 ・人員的に火災原因調査が困難な場合の打開策は
 ・火災現場の保存の行動と犯罪捜査に重要な証拠物を滅失させた場合の責任は
第7章 国民保護法と消防
第1 基本的事項
 ・国民保護法における消防の役割とは
 ・国民保護のため消防が担う措置とは
 ・国民保護における内閣総理大臣、消防庁長官の役割と緊急時における指示とは
第2 武力攻撃災害等に対する消防の役割
 ・武力攻撃災害等の消防活動と消防法の権限の関係は
 ・武力攻撃災害等に対する活動上の安全の確保とは
 ・武力攻撃災害等に対する消防団の活動とは
 ・爆弾テロに対する消防活動は
 ・全国瞬時警報システム(Jアラート)に関する消防の責務とは
第8章 警防業務をめぐる裁判例
第1 消防組織
 ・火災報告等の公開請求に対する一部非公開決定の取消し及び損害賠償請求が棄却された事例
 ・消防職員の死亡が公務外認定とされた処分の取消請求が棄却された事例
 ・消防士が職場の常態及び職務の性質から治療機会を喪失して死亡した場合に地方公務員災害補償法にいう公務上の死亡に当たるとされた事例
 ・消防職員の自殺の公務起因性が肯定され公務災害が認定された事例
 ・裁量権の逸脱・濫用があり違法であるとして消防職員に対する懲戒処分が取り消された事例
第2 消火活動
 ・倉庫に延焼が拡大しても失火ノ責任ニ関スル法律の適用から消防の責任を認めなかった事例
 ・近隣住民の消火栓への転落死亡が消火活動に当たっていた消防団OBの過失によるものと認められた事例
 ・放火火災の死者の発生には市消防局の義務違反は認められないとした事例
 ・消防職員の消火活動が不十分なため残り火が再燃した場合の消防の責任には失火ノ責任ニ関スル法律の適用があるとした事例
 ・鎮火後の再出火は消防署員の過失ではないとして消防に対する損害賠償請求が否定された事例
 ・破壊消防が消防法29条3項に該当する適法な行為であるとされた事例
 ・山林火災の拡大が一次火災の処理が不十分であったことに責任はあるが失火ノ責任ニ関スル法律の適用を認め損害賠償請求が棄却された事例
 ・消防団員が上司の命令に従って消防自動車を無免許運転したことは正当業務行為とはいえないとされた事例
第3 救助活動
 ・特別救助隊の救助活動により車両に変形損傷を与えられても救助活動は適正で損害賠償請求が棄却された事例
 ・山岳救助活動中の要救助者滑落事故について山岳救助隊の過失が認められた事例
 ・消防航空隊が吊り上げ救助中に要救助者を落下させ、その結果死亡させた事故について、消防航空隊に過失はないとされた事例
 ・自動車事故の負傷者を見落とし車内に放置した救助隊員らの存否確認義務違反が認められた事例
第4 特異災害活動
 ・生埋めとなった消防団員死亡事故について指揮者等の違法行為に基づく損害賠償請求が棄却された事例
 ・いわゆる岩木山土石流災害につき災害発生予測は困難で国、県知事、町長の責任は認められず損害賠償請求が棄却された事例
第5 安全管理
 ・訓練中の救助隊員が転落死亡した事故につき市に安全配慮義務違反による損害賠償責任が認められた事例
 ・市の消防職員が耐寒訓練登山中に心臓発作により死亡した事故で市の安全配慮義務違反による損害賠償責任が認められた事例
第6 火災調査
 ・火災原因調査に伴う質問調書が無断で再作成され不適切な調書であると指摘された事例

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