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ケースでわかる 離婚後のトラブル対応の実務

編著/久保田有子(弁護士)

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概要


元夫婦間に生じる諸問題を解消!

◆「まずは離婚」を先行した結果、その後に様々なトラブル(養育費や親権、面会交流、財産分与、慰謝料、元配偶者のストーカー行為等)が顕在化したケースへの対応方法を解説しています。
◆離婚後に発生し得るトラブルを回避・予防するための知見が満載です。
◆離婚の相談時や離婚協議書の作成等においても役立ちます。

商品情報

商品コード
5100307
ISBN
978-4-7882-9273-4
JAN
9784788292734/1923032042000
サイズ
A5判
巻数
1
ページ数
288
発行年月
2023年12月

目次

はじめに

1 離婚後に起こり得るトラブルの種類
(1) 離婚時の合意
ア 離婚時に必ず決めておかなければならない事項
イ ア以外の離婚時に問題となり得る事項
(2) 離婚後における解決方法
ア 子の問題
イ 財産分与の問題
ウ 年金分割の問題
エ 慰謝料の問題
オ その他の問題
2 離婚時における合意内容の書面化の重要性等
(1) 書面化の意義・方法・注意点等
(2) 強制執行を可能としたい場合
(3) 年金分割(合意分割)の際に公正証書等が必要となる場合
(4) 清算条項に関する注意事項
(5) 離婚協議書・離婚公正証書・調停調書等による合意の効力や合意等における清算条項について争われた裁判例

第1章 養育費に関するトラブル
〔1〕 離婚成立後に養育費等の条件を決めることになっていたが、元配偶者が協議に応じてくれないとき
参考書式 催告書(養育費の支払を請求する場合)
〔2〕 離婚時に養育費支払の口頭の合意をし、しばらく元配偶者から合意に基づく支払があったが、養育費が突然支払われなくなったとき
〔3〕 調停で取り決めた養育費を支払ってもらえなくなったとき
〔4〕 元配偶者から子が成人したことを理由に養育費の支払を終了されたとき
〔5〕 元配偶者が養育費を支払えなくなったため、元配偶者の両親に養育費を請求したいとき
参考書式 合意書(養育費の支払約束と祖父母による連帯保証)
〔6〕 養育費に代えて元配偶者名義の住宅に住むことで合意していたが、その住宅が競売にかけられる可能性が発覚したとき
〔7〕 面会交流を拒否したことを理由に、元配偶者から養育費は支払いたくないと言われたとき
〔8〕 養育費の支払義務者である元配偶者が自己破産したとき
〔9〕 養育費の未払分があるまま元配偶者が死亡したとき
参考書式 通知書(元配偶者の相続人に未払分を請求する場合)
〔10〕 子が私立大学に進学するに当たり元配偶者に入学金や授業料の負担を求めたいとき
〔11〕 子を複数の習い事に通わせるために、養育費を増額してほしいとき
〔12〕 親権者が再婚し、再婚相手と子が養子縁組したので、養育費の支払をやめたいとき
〔13〕 離婚後、親権者たる元配偶者に対して子の養育費を支払っていたが、自分が再婚することになり、養育費の減額を求めたいとき
〔14〕 離婚時に、子の養育費は請求しない旨の合意書を作成してしまったが、生活が苦しいので、元配偶者に対し養育費の請求をしたいと考え直したとき
〔15〕 離婚時に養育費の支払終期を成人に達する月としていたところ、民法改正により成人年齢が18歳とされたことから、元配偶者から養育費は18歳に達する月までしか支払わないと言われたとき
〔16〕 離婚時に養育費を大学卒業の月まで支払う旨の合意が父母間にあるが、親権者であった母が体調を崩し、大学の授業料を準備することが難しくなったため、非親権者たる父にその授業料の負担を求めたいとき

第2章 財産分与に関するトラブル
〔17〕 元配偶者に隠し財産がある可能性が浮上したとき
〔18〕 財産分与の分割払が履行されないとき
参考書式 請求書(財産分与の分割払を請求する場合)
参考書式 条項例(期限の利益喪失条項)
〔19〕 離婚後も共有名義のままとなっている土地の共有関係を解消したいとき
参考書式 共有物分割協議申入書
〔20〕 離婚後も元配偶者名義のマンションに居住していたところ、退去を求められたとき
〔21〕 元配偶者が親から相続した家に住んでいたが、退去を求められたとき
〔22〕 元配偶者が同人名義で締結していた学資保険を知らない間に途中解約していたとき
参考書式 請求書(学資保険の解約返戻金の分与を求める場合)
〔23〕 離婚時にした財産分与に関する合意について、元配偶者が、錯誤による取消しを主張して訴訟提起をしてきたが、訴訟係属中に離婚してから2年が経過しそうなとき
〔24〕 元配偶者から不動産の財産分与を受けたが、元配偶者の債権者からそれが詐害行為であるとして訴えられたとき
〔25〕 内縁解消後、財産分与請求の調停申立てを行ったところ、調停係属中に元内縁配偶者が死亡してしまったとき
〔26〕 婚姻費用分担の調停の申立てが不調となり、審判移行となって審判が係属している間に、当事者間で離婚自体についての合意ができたので、離婚を先行させたとき
〔27〕 離婚時、元配偶者が準備した「当事者双方はこの離婚に関してお互い債権債務がないことを確認する」という文言が入った合意書に署名捺印してしまったが、離婚後に年金分割を行いたいと考えたとき

第3章 慰謝料に関するトラブル
〔28〕 元配偶者に離婚前から交際していた相手がいたことが、離婚後に発覚したとき
参考書式 請求書(離婚後に発覚した元配偶者の不貞相手への慰謝料請求)
〔29〕 離婚後に、元配偶者が不貞相手にも慰謝料を請求すると言い出したとき
〔30〕 離婚後に再婚したら、不貞の事実がないのに元配偶者から慰謝料を請求されたとき
参考書式 回答書(不貞事実の不存在を理由に慰謝料請求を拒否する回答)
〔31〕 離婚時に元配偶者に離婚に伴う財産給付をしたにもかかわらず、元配偶者が離婚後に慰謝料請求をしてきたとき
〔32〕 別居後や離婚後に元配偶者から暴力を振るわれたことから、離婚時には請求していなかった離婚慰謝料も含めて慰謝料を請求したいとき
〔33〕 離婚訴訟で元配偶者に慰謝料の支払が命じられたものの、その後、元配偶者が自己破産したとき

第4章 親権に関するトラブル
〔34〕 親権者である元配偶者のネグレクトや虐待の可能性が疑われるとき
〔35〕 16歳になった子が親権者を非監護者父である自分に変更したいと言ってきたが、親権者である元配偶者が認めないとき
〔36〕 離婚時に親権者を母としたものの、実際には父が子の面倒を見ているとき
〔37〕 離婚時に子の親権者となった元配偶者が、遺言において、自分の死後の未成年の子の後見人として、自分の実母を指定して亡くなったが、子が実親である自分と一緒に生活したいと言っているとき

第5章 面会交流に関するトラブル
〔38〕 離婚後、子に会わせてもらえなくなったとき
参考書式 面会交流についての申入書(面会交流の実現とその具体的内容の取決め)
〔39〕 調停で合意していたにもかかわらず、子が会うことを拒否していることを理由に面会交流を拒絶されたとき
参考書式 合意書(写真や手紙の送付等の間接的面会交流に合意する場合)
〔40〕 面会交流で決められた日以外に子が会いに来たとき
〔41〕 子の学校行事を見に行きたいと言ったら、元配偶者に拒否されたとき
〔42〕 元配偶者の両親が子に会いたがっているとき
参考書式 合意書(祖父母との面会交流に合意する場合)
〔43〕 面会交流中に子が連れ去られたとき
〔44〕 元配偶者の再婚相手との養子縁組を契機に、面会交流に応じてもらえなくなったとき
〔45〕 離婚時に「子はいらない」との書面にサインしてしまったとき

第6章 離婚後の子の出生に関するトラブル
〔46〕 離婚後に元夫との子を妊娠していることが分かったとき
〔47〕 離婚後に元妻から出産の報告があったが、自分の子である可能性が低いとき

第7章 元配偶者の嫌がらせ等のトラブル
〔48〕 離婚後も元配偶者が自宅に居座り続けているとき
参考書式 通知書(元配偶者に建物明渡しを請求する場合)
〔49〕 元配偶者がストーカー行為をするようになったとき
参考書式 通知書(ストーカー行為の差止めを要求する場合)
〔50〕 元配偶者がインターネット上で誹謗中傷するような内容の書き込みをしているとき
参考書式 通知書(本人に対して書き込み削除等を請求する場合)
〔51〕 婚姻期間中に元配偶者にお金を貸していたが、返済されないとき
〔52〕 DVが原因で離婚したが、元配偶者が現住所を知りたがっており危険を感じるため、今後居場所を知られたくないとき

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