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〔新版〕医事関係訴訟の実務

編著/佐々木茂美

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概要


◆医事関係訴訟の審理の流れに沿い、裁判手続、因果関係の立証方法など、実務上・理論上の諸問題を採り上げ、判例・学説を引用しながら詳しく解説してあります。
◆訴状、答弁書から陳述書・鑑定書等の争点整理のための書面まで、裁判過程で必要な書式例や活用される各種資料も豊富に収載してあります。

商品情報

商品コード
5455
ISBN
978-4-7882-0822-3
JAN
9784788208223/1923032048002
サイズ
A5判
巻数
1・ケース付
ページ数
556
発行年月
2005年7月

目次

■第1編 総 論
第1章 医事関係訴訟の概観
第1 定 義
表:医事関係訴訟事件の処理状況及び平均審理期間
第2 事件数・審理期間の動向
第3 医事関係訴訟の特殊性・審理遅延の原因
1 専門的な知見を要する訴訟類型であること
2 構造的に被告側に情報・証拠が偏在していること
3 鑑定人確保の困難性

第2章 医事関係訴訟の審理方法
第1 医事関係訴訟の従来の審理の実情
1 訴訟提起までの準備
2 弁論手続
3 人証調べ
4 鑑 定
5 判 決
第2 医事関係訴訟の新しい審理方法
1 はじめに
2 医事関係訴訟における訴訟運営改善の動き
3 医事関係訴訟における新しい審理方法
4 集中証拠調べの実施
5 鑑定の改善
6 裁判所書記官の役割
第3 医事事件の集中部の発足
1 経 過
2 実 情

■第2編 各 論
第1章 訴え提起前の準備
第1 証拠保全
1 はじめに
2 証拠保全の要件
3 証拠保全の手続
<書 式>
●証拠保全申立書
●検証調書(コピー方式)
●検証調書(ビデオカメラ方式)
●検証調書(デジタルカメラ方式)
●証拠保全決定書
●決定書主文例(検証の場合…検証物提示命令付き)
●決定書主文例(検証の場合…送付嘱託)
●決定書主文例(書証の場合…文書提出命令)
●決定書主文例(人証の場合)
●決定書主文例(却下の場合…主文及び理由)
第2 訴えの提起前における証拠収集の処分等
1 はじめに
2 訴えの提起前における照会
3 訴えの提起前における証拠収集の処分
第3 その他の準備
1 はじめに
2 診療録等の開示制度
3 23条の2照会
第4 訴え提起前の示談、医師賠償責任保険制度
1 訴え提起前の示談
2 医師賠償責任保険制度
第5 調 停
1 はじめに
2 民事調停と民事訴訟
3 民事調停事件としての医事調停事件

第2章 訴え提起
第1 訴状の提出
1 訴状の記載事項
2 訴状審査
3 訴訟上の救助
<書 式>
●訴状(死亡事例)
●訴状(後遺障害事例)
●被告の表示(国の場合)
●被告の表示(地方公共団体の場合)
●被告の表示(国立大学法人の場合)
●被告の表示(国立病院機構の場合)
●被告の表示(医療法人の場合)
●被告の表示(個人病院の場合)
●被告の表示(担当医師・担当看護師の場合)
●訴訟救助申立書
●訴訟救助付与決定
●訴訟救助申立却下決定
<資 料>
●医事関係訴訟訴状審査表
第2 答弁書の提出
1 答弁書の提出
2 答弁書の記載事項
<書 式>
●答弁書
第3 書証の提出
1 書証の分類方法
2 書証の提出時期と提出方法
3 書証等の収集手続とその実施時期等
4 証拠説明書
<書 式>
●証拠説明書
第4 訴え提起段階の裁判所書記官の役割
1 訴状受理
2 訴状審査
3 第1回口頭弁論期日の指定
4 呼出状・訴状等の送達
5 証拠保全記録の取寄せ
6 答弁書の提出
7 その他

第3章 審 理
第1 第1回口頭弁論期日
1 はじめに
2 第1回口頭弁論期日前における原告との協議
3 第1回口頭弁論期日前における被告との協議
4 第1回口頭弁論期日指定の時期
5 第1回口頭弁論期日における審理
6 裁判所と当事者が共有した情報の記録化
7 プロセスカードの利用について
<資 料>
●被告に対する送付文書等のお知らせ
●医事関係訴訟の進行についてのご連絡
●医事関係訴訟審理モデル
●参考事項の聴取書(原告用)
●参考事項の聴取書(被告用)
●診療経過一覧表の記載例
●事件概要メモ
●プロセスカードの利用案内
●プロセスカード
第2 争 点
1 医事関係訴訟における債務不履行構成と不法行為構成
2 医事関係訴訟における争点の類型
3 診療契約上の債務不履行、過失
4 説明義務違反
5 因果関係
6 損 害
第3 争点整理
1 争点整理の意義、在り方
2 争点整理手続
3 診療経過一覧表
4 争点整理表
5 争点整理のためのその他の工夫
6 争点整理段階の裁判所書記官の役割
<書 式>
●診療経過一覧表
●専門用語集
●検査結果一覧表
●投薬一覧表
<資 料>
●準備書面の工夫例
●ラウンドテーブルにおける争点整理の工夫例
第4 争点整理手続における専門的知見の活用
1 争点整理段階での専門家関与の必要性
2 専門委員及び付調停の活用
3 鑑定の早期採用
4 当事者が同行する専門家の利用
5 当事者から提出される私的鑑定書(意見書、陳述書等も含む。)の利用
6 争点整理手続における人証調べの利用
<資 料>
●私的鑑定書(意見書)
第5 争点整理手続の終結
1 争点整理手続一般について
2 各争点整理手続の終結に当たって
3 立証計画の策定
第6 証拠調べ
1 従来の人証調べの実情と問題点
2 集中証拠調べの原則
3 集中証拠調べを実施するための方策
4 集中証拠調べの実施
5 証拠調べ段階の裁判所書記官の役割
<書 式>
●陳述書(患者側(本人・家族等))
●陳述書(担当医師)
<資 料>
●書証(画像に説明を加えたもの)
第7 鑑 定
1 はじめに
2 鑑定の必要性と問題点
3 鑑定人の意見陳述方法
4 鑑定方法
5 鑑定費用の予納
6 鑑定事項の決定
7 鑑定人選任手続
8 鑑定依頼の方法
9 鑑定人指定後の鑑定人との打合せ等
10 鑑定意見の吟味、検討方法
11 鑑定の評価
12 再鑑定
13 鑑定段階の裁判所書記官の役割
14 まとめ
<書 式>
●鑑定書のひな形
●事件終了のお知らせ
<資 料>
●鑑定人に配慮した鑑定手続の改善
●民事訴訟法・民事訴訟規則の改正後の鑑定手続の流れ(イメージ図)
●医療訴訟ガイダンスプログラム
●共同鑑定の流れ
●複数鑑定の流れ
●アンケート方式の流れ
●カンファレンス方式の流れ
●医事鑑定大阪高裁ネットワークを利用した鑑定人候補者推薦依頼手続の流れ
●送付書類目録
●鑑定人候補者推薦依頼書
●鑑定人候補者推薦依頼文
●鑑定手続の流れと留意事項について
●鑑定についてのお願い
●鑑定依頼書
●結果通知
第8 和 解
1 医事関係訴訟における和解の実情と特殊性
表:医事関係訴訟の終局区分別既済件数及びその割合
2 和解勧試の時期と勧試方法
3 和解条項作成上の留意点
第9 判 決
1 はじめに
2 あるべき判決書の内容
3 判決書作成の留意点
<書 式>
●旧様式判決書の例
●新様式判決書の例 (1)(2)
●モデル判決書の例

第4章 医事調停
第1 医事関係事件における医事調停の活用
1 早期の医学的専門知見の積極的な活用
2 専門的知見を踏まえた付調停
第2 専門家調停委員の調停手続への関与の方法
1 はじめに
2 委員会型の場合
3 意見聴取型の場合
4 調停委員の選任
第3 医事調停事件の審理の在り方
1 適切な事案の選択と当事者の意向の尊重
2 調停手続における透明性の確保
3 付調停の時期
4 調停事件の進行
5 調停不成立となった場合の成果の利用
<書 式>
●弁論準備手続調書
●付調停決定
●調停主任裁判官の指定
●調停委員の指定(委員会型)
●調停委員の指定(意見聴取型)
●調停調書(成立)(委員会型)
●調停調書(成立)(意見聴取型)
●調停調書(不成立)
●期日調書
●17条決定例

第5章 専門委員
第1 医事関係訴訟における専門委員の活用
1 専門委員制度の創設
2 専門委員制度の趣旨
3 医事関係訴訟における専門委員の活用
第2 専門委員の医事関係訴訟への関与の手続
1 関与決定
2 専門委員の指定
3 関与決定の取消し
4 専門委員による説明
5 手続の透明性
第3 専門委員の医事関係訴訟への関与の在り方
1 はじめに
2 争点整理手続に関与する場合
3 証拠調べ手続に関与する場合
4 和解手続への関与
第4 今後の課題
1 専門委員の拡充
2 専門委員の研さん
3 当事者の理解と強力
<資 料>
●医事関係訴訟における専門委員の関与のイメージ
<書 式>
●基本調書の記載例(専門委員関与に対する意見聴取)
●専門委員関与決定(争点整理又は進行協議の場合)
●専門委員関与決定(証拠調べ手続の場合)
●専門委員関与決定(和解手続の場合)
●専門委員変更決定
●専門委員関与取消決定
<資 料>
●事項索引
●主要医事関係最高裁判決例一覧

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