導入事例2024年11月11日 組織力を活かした不動産・相続案件のスピーディーな解決に貢献
弁護士法人アクロピース
- 従業員規模
- 15名
- 地域
- 東京都
- インタビューイー
- 代表弁護士 佐々木一夫先生
- WEBサイト
- https://acropiece-lawfirm.com/
導入サービス
LEGAL CONNECTION 弁護士実務パッケージ
2024年1月
BEFORE | ・書式や事例の検索に多くの時間を要していた ・紙の書籍が増え続け、収納スペースの確保が課題に |
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AFTER | ・キーワード入力だけで必要な情報に即座にアクセス可能になり、検索時間が約3分の1に短縮 |
INTERVIEW
不動産と相続関連法務を中心に、組織的な案件処理とスピーディーな対応を強みとする弁護士法人アクロピース。「誰が何と言おうとあなたの味方です」をスローガンに掲げ、赤羽と大宮の2拠点で依頼者の利益を第一に考えた法的サービスを提供しています。同所は、LEGAL CONNECTIONの導入により、その強みをさらに伸ばし、依頼者へのサービス向上を実現しているといいます。今回は、代表の佐々木一夫先生に、LEGAL CONNECTIONの活用状況についてお話を伺いました。
個々の弁護士の集合体ではなく、組織としての強みを活かす
まずは事務所の特徴についてお聞かせください。
当所は赤羽と大宮に拠点を構え、弁護士7名、事務局員も含めると15名体制で運営している弁護士法人です。不動産と相続関連の法務を専門としています。
不動産分野では、個人の方と不動産会社からの依頼が半々程度です。不動産会社からの依頼では、法的な問題のある土地の権利状態を整理し、市場で売買可能な状態に戻すという業務が中心です。相続分野は当然ながら個人のお客様が中心となりますが、実は不動産問題の多くが相続に起因しています。そのため、両分野の専門性を持つことで、より効果的なソリューションを提供できていると考えています。
事務所運営の方向性として特徴的なのは、個々の弁護士の集合体ではなく、組織として案件に取り組む体制を重視している点です。また、「誰が何と言おうとあなたの味方です」というスローガンを掲げ、さまざまな意見が対立する場面でも、依頼者の利益を第一に考え、迅速かつ密な連絡を取りながら案件処理を行うことを心がけています。
佐々木先生ご自身のことについてもご紹介いただけますか。
弁護士1年目は兵庫県の事務所に勤務し、2年目で独立開業しました。最初は埼玉県川口市で別の事務所を運営していましたが、2018年に現在のアクロピースを立ち上げ、今年でちょうど6年になります。
実は私、学生時代はそれほど勉強熱心ではありませんでした。転機となったのは、ロースクール時代に出会った現在の妻です。妻と結婚するには司法試験に合格するしかないと決心して猛勉強しました。
そのときの経験は、今でも私の原動力になっています。本気で取り組むことの素晴らしさや楽しさを実感し、それ以来「このときの熱さで生きていこう」という思いで仕事に取り組んでいます。
他社サービスにはない新日本法規独自のコンテンツが魅力
LEGAL CONNECTIONの導入前は、どのような課題を抱えていらっしゃいましたか。
私は書籍が大好きで、事務所の書架には図書館のように本を揃えているのですが、検索のスピードという面では課題がありました。書式を探したり、特定の事例に合った内容を見つけ出したりするのに、かなりの時間を要していたんです。また、書籍が増え続け、収納スペースの確保も課題となっていました。
特に書式は、前例を踏襲することが非常に重要だと考えています。一から考えるよりも、信頼できる書式をベースにすることで、ミスを防ぎ、効率的な業務遂行が可能となります。そのため、迅速な書式検索の実現は大きな課題でした。
そして、LEGAL CONNECTIONを導入されました。他の法律情報サービスも利用されているそうですが、LEGAL CONNECTIONの特徴はどのような点にあるとお考えですか。
新日本法規出版の書式や関連書籍が多数収録されている点です。他社サービスにはない独自のコンテンツが充実していると感じました。
また、検索機能の使い勝手も想像以上に良好です。たとえば、「立ち退き合意書」で検索すると、関連する情報が一覧表示されるだけでなく、目次も同時に表示されるため、前後の文脈も含めて必要な情報を見つけやすい設計になっています。さらに、書式はWordでダウンロードすることも可能で、実務での活用がしやすい仕様となっています。
紙の書籍との使い分けのポイントとは
LEGAL CONNECTION導入後、具体的にどのような効果を実感されていますか?
検索時間が劇的に短縮されました。以前は適切な書籍を探すところから始める必要がありましたが、今はログインしてキーワードを入力するだけで必要な情報にアクセスできます。時間にして3分の1程度まで短縮できたのではないでしょうか。
この時間短縮により、より本質的な業務に注力できるようになりました。特に企業のお客さまからは迅速な対応を求められますので、素早く調査して回答するという要望に応えやすくなりました。これは信頼関係の構築にも大きく貢献しています。
また、当事務所には子育て中の弁護士も多く、時折テレワークを実施していますが、自宅からでも必要な法律情報にアクセスできる点も大きなメリットです。
紙の書籍から電子での閲覧に移行することへの抵抗感はありませんでしたか?
私の場合、「使い分け」という考え方で整理しています。体系的に勉強する場合は、やはり紙の書籍でないとしっくりきません。ページをめくりながら、関連する複数の書籍を並べて確認するといった使い方は、紙のほうが向いていると感じています。
一方で、実務のなかで特定の箇所をスポットで調べる場合は、電子での検索のほうが圧倒的に便利です。現在は紙と電子をおよそ半々くらいの割合で利用していますが、これからは徐々に電子での閲覧が増えていくのではないでしょうか。ただ、長時間画面を見続けることでの目の疲れなども考慮すると、当面は使い分けていく形がベストかなと考えています。
不動産・相続の領域で「日本一」を目指す組織になるために
どのような方にLEGAL CONNECTIONをおすすめされたいですか?
特に紛争案件を多く扱う弁護士の方には非常に有用だと思います。合意書の文言等を日常的に調べる機会が多い実務家にとって、充実した書式コンテンツは大きな武器となるでしょう。
また、書籍の購入・保管に制約のある小規模事務所にとっても、費用対効果の高いソリューションとなるはずです。新日本法規出版の豊富な書籍コンテンツに、手頃な費用でアクセスできる点は大きな魅力です。
最後に、今後の展望についてお聞かせください。
当事務所はさらなる成長を目指しています。特に相続分野は、事務所の総合力が試される分野だと考えています。土地や会社に関する知識はもちろん、遺産分割の実務や、まだ判例で確立していない論点への対応など、幅広い知識と経験が必要です。
また、不動産分野でも、所有者不明土地問題や共有地の問題など、社会的課題の解決に貢献できる案件が増えています。これらの分野で日本一と言われる事務所を目指して、人員増強やオフィス拡張を進めていく予定です。
組織として案件に取り組む当事務所にとって、LEGAL CONNECTIONのような実務に即した法律情報サービスの存在は重要です。今後も事務所の成長をサポートしてくれるツールとして期待しています。
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