税務ニュース2004年05月13日 国税庁・土地や株式等譲渡の場合の16年度改正あらましを公表 “逆パターン”通算不可についても解説

　国税庁は5月12日、「個人の方が土地・建物等や株式等を譲渡した場合の平成16年度税制改正のあらまし」をホームページ上で公表した（下記リンク参照）。
　あらましの各項目は以下のとおり。4項目目の「損益通算及び繰越控除の廃止」では、いわゆる“逆パターン”の損益通算も認められなくなったことに触れ、図表を用いて解説している。

1　土地、建物等の分離長期譲渡所得の税率等の引下げ等
2　土地、建物等の分離短期譲渡所得の税率等の引下げ
3　土地、建物等の長期譲渡所得の100万円の特別控除の廃止
4　損益通算及び繰越控除の廃止
5　特定の居住用財産の買換え及び交換の場合の長期譲渡所得の課税の特例の延長
6　特定の居住用財産の譲渡損失の損益通算及び繰越控除の新設
7　居住用財産の買換え等の場合の譲渡損失の損益通算及び繰越控除の改正
8　住宅借入金等を有する場合の所得税額の特別控除の改正
9　不動産の譲渡に伴うその他の改正等
10 株式等に係る譲渡所得等の税率等の改正
11 特定口座内保管上場株式等の譲渡に係る所得計算等の特例等の改正
12 特定中小会社が発行した株式に係る課税の特例（いわゆるエンジェル税制）の改正
13 相続財産に係る非上場株式をその発行会社に譲渡した場合のみなし配当課税の特例の新設

http://www.nta.go.jp/category/pamph/sanrin/2572.pdf