税務ニュース2003年04月11日 時価会計の選択制・減損会計スタートの見直しの論議が始まる FASFテーマ協議会が急遽開催される
財務会計基準機構のテーマ協議会は4月11日、与党から要請のあった①減損会計スタートの延期、②長期保有の有価証券の時価会計及び強制評価減の見直し(選択制)-につき、企業会計基準委員会(ASB)で議論すべきか否かにつき話し合った。委員の一人である大日方隆東京大学助教授が現実的な対応を求める一方で、山崎彰三委員や佐藤卓男委員が公認会計士としての立場から強く反対の意思を表明するなど、各委員がそれぞれの出身母体を背景とした意見を陳述。1時間を越えた討議の結果出た結論は、「ASBで議論することにした場合のプラス面・マイナス面につきテーマ協議会で指摘された事項を列挙した上で、ASBに議題を提案する」というもの。政治色の強いテーマであるため、玉虫色の結論となった。テーマ協議会の提案にどのように対処するかは、今後ASBに委ねられることとなる。
今回のテーマ協議会は与党が3月24日に発表した緊急金融対応策に応じて急遽開催されたもの。傍聴者数も通常の倍以上で、冒頭に初めてテレビカメラが入るといった異例尽くしの会議となった。
今回のテーマ協議会は与党が3月24日に発表した緊急金融対応策に応じて急遽開催されたもの。傍聴者数も通常の倍以上で、冒頭に初めてテレビカメラが入るといった異例尽くしの会議となった。
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