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会計ニュース2003年09月15日 国際会計士連盟が会計不信払拭のための提言を公表(2003年8月25日号・№032) ストックOPなど財務報告を虚偽記載する誘因を減らす必要あり

国際会計士連盟が会計不信払拭のための提言を公表
ストックOPなど財務報告を虚偽記載する誘因を減らす必要あり

 
 国際会計士連盟(IFAC)は8月6日、世界的な企業会計不信を払拭するための提言をまとめた報告書「財務報告(企業会計)に対する社会の信頼の再建に向けて」を公表した。これは、最近の企業会計スキャンダルに対する提言をまとめたもの。

企業統治の強化や監査の有効性の改善など
 今回の報告書は、国際会計士連盟から特別に委嘱された独立した作業部会(タスク・フォース)が作成したもの。
 報告書では、①実効性のある企業倫理規則を設定し、積極的にモニターすることが必要であり、このような規則に関する経営者や従業員に対する研修が欠かせない、②財務報告プロセスに関与している証券アナリストや弁護士のようなその他の関係者が遵守すべき行為規範を制定するとともに、このような関係者がこれを遵守しているかをモニターしなければならない、③過度のストック・オプションのような経営者に虚偽の財務情報を行わせることになる誘因を減らす必要があり、企業に非現実的と思われるほどの詳細な利益予測を要求することを止めなければならないといった提言がなされている。

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