コラム2023年08月28日 かこみコラム インボイス制度等を盛り込んだ消費税法基本通達が発遣（2023年8月28日号・№992）

　国税庁は8月10日、消費税法基本通達の一部改正等について（法令解釈通達）を公表した。令和5年10月1日からインボイス制度が開始されることを踏まえ、軽減税率制度及びインボイス制度に関する個別通達などを消費税法基本通達に統合するものである。また、「消費税の仕入税額控除制度における適格請求書等保存方式に関するQ&A」（インボイスQ&A）で示していた内容の一部も消費税法基本通達に盛り込んでいる。主な内容としては、「外貨建取引における適格請求書に記載すべき消費税額等」（1−8−16）、「物品切手の評価」（10−1−9）、「郵便切手類又は物品切手等の引換給付に係る課税仕入れの時期」（11−3−7）、「元請業者が作成する出来高検収書の取扱い」（11−6−7）、「課税仕入れに係る支払対価の額が確定していない場合の適格請求書の保存」（11−6−8）などである。
　なお、適用は令和5年10月1日からとされている。