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一般2025年11月15日 声優の権利、AIから保護 伊藤忠、波形登録で証拠に 提供:共同通信社

 声優の音声を生成人工知能(AI)でつくり無断利用する事例が増えているため、伊藤忠商事や日本俳優連合(東京)は14日、人の耳では聞き取れない波形などを登録できるデータベースを2025年度中に立ち上げると発表した。声優側が無断利用者に対抗する証拠として使え、権利の保護強化に活用する。
 現行の法律では声が著作物として認められていない。生成AIでつくられた音声と証明するには声優本人の証言に頼るしかなく、使用中止を求めるとしても客観的な証明が難しかった。
 データベースは「J―VOX―PRO(仮称)」。本人であると証明できる情報を音声データに埋め込む「電子透かし」や声紋認識といった伊藤忠テクノソリューションズの技術を活用した。無断利用を食い止め、声優が正当な対価を受け取れるような仕組み作りにつなげる。
 声優が使用を許可すれば、データベースの音声を診療説明や多言語ガイドなど幅広い分野で活用することも可能になる。将来は音声を生成AIで活用したい企業や団体と声優を仲介することも視野に入れる。声優の権利保護とビジネスの両立を目指す。
 日本俳優連合には23年11月時点で約2500人が所属。俳優の権利や待遇の向上に取り組んでおり、政府に対して法整備の推進を働きかけている。

(2025/11/15)

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