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税務ニュース2004年06月14日 H15年度査察、告発件数トップはシロアリ駆除会社 国税庁・「平成15年度における査察の概要」を公表

 国税庁は6月4日、「平成15年度における査察の概要」を公表した(下記リンク参照)。これによると、平成15年度中の査察着手件数は201件、平成15年度中に処理(検察庁への告発の可否を最終的に判断)した件数は202件、うち検察庁に告発した件数は147件で、告発率は72.8%となっている。また、平成15年度中に処理した事件に係る脱税額は総額で336億円、うち告発分は306億円となった。告発した1件あたりの脱税額は2億8百万円となっている。
 特記すべきは、法人税における脱税額が全体の73%(222億6千2百万円)を占め、前年の同55%を大幅に上回っている点。当局担当者は、「大口悪質な事件に積極的に着手した結果」と語っている。告発件数の多かった業種別ランキング(5件以上)では、毎年常連だった建設業やパチンコなどを抜き、「機械器具小売業」がトップ(計10件)に躍り出た。「機械器具小売業」とは、訪問販売などで床下換気扇の販売などを行うシロアリ駆除関連会社だという。

http://www.nta.go.jp/category/press/press/2613/01.htm

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