税務ニュース2004年07月16日 財務省・国税庁の実績目標を公表 ｅ-Taxの利用満足度など新たな実績指標も設定

　財務省はこのほど、国税庁の平成16事務年度の実施計画案策定・公表した(下記リンク参照）。
　国税庁の実績評価は、あらかじめ達成すべき目標を設定し、その達成度を評価する手法。財務省の政策評価に準じて実施される。今年度、特に取り組むべき施策とされたのは、改正消費税法の定着、電子申告の運用拡大、国際化時代への対応など。
　新たに設定された施策は、納税者への説明責任を果たす観点から、①国税庁レポートの作成、税法の適用の予測可能性の向上の観点から②事前照会への適格な対応、③閉庁日対応など。また、目標の達成度を測定するため、ｅ-Taxの利用満足度や所得税確定申告書作成コーナーの利用件数、「異議申立て」の3か月以内の処理件数割合、「審査請求」の1年以内の処理件数割合などが新たな実績指標として設定された。
http://www.mof.go.jp/jouhou/hyouka/kokuzeichou/16nendo/jisshikeikaku/jisseki-keikaku.html