会社法ニュース2008年12月09日 ジャスダック証取、特設注意市場銘柄制度を創設 業務規程を改正し12月１日から実施

　ジャスダック証券取引所は今年８月25日に公表した「信頼と活力ある新興市場の機能向上に向けたアクションプラン」の内容に基づき、上場制度の整備に伴う業務規程の一部を改正し、12月１日から実施した。
　今回の改正では、企業行動に適切な対応を求める事項を企業行動規範として上場規則に規定する。企業行動規範には、①株式等に関する事項（投資単位の引上げに係る事項、ＭＳＣＢ及びＭＳワラント等の発行に係る事項）、②機関等に関する事項、③その他の事項（内部者取引の未然防止体制の整備、反社会的勢力の排除に向けた社内体制の整備等）などを盛り込んだ。
　また、「特設注意市場銘柄」を新設し、同銘柄に指定された上場株券等を発行する上場会社は、当該指定から１年を経過するごとに、内部管理体制等の状況について記載した書面（内部管理体制確認書）を速やかに提出しなければならないものとする。内部管理体制確認書の提出を３回行った場合で、かつ、確認書の内容等に引き続き問題が認められるときには、上場廃止とする。

http://www.jasdaq.co.jp/info/info_kisokukaisei201125.jsp