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会社法ニュース2009年11月02日 大証とジャスダックの新市場の名称は“JASDAQ”に(2009年11月2日号・№328) 新規上場基準や上場廃止基準など、制度改正の骨子が明らかに

大証とジャスダックの新市場の名称は“JASDAQ”に
新規上場基準や上場廃止基準など、制度改正の骨子が明らかに

阪証券取引所とジャスダック証券取引所は来年秋にもJASDAQ・NEO・ヘラクレスの市場統合を行う予定だが、両取引所は10月27日、「JASDAQ・ヘラクレスの市場統合のあり方について」と題する新市場の全体像・コンセプト・制度改正の骨子を公表した。新市場の名称は「JASDAQ」とし、JASDAQスタンダードとJASDAQグロースに区分する。
 なお、既存の上場企業については、市場統合日以降、新市場の上場会社として取り扱われることになる。改めて上場申請する必要はない。

新市場は2区分  両取引所は、今年6月に公表された「市場統合のあり方に関する委員会」(委員長:池尾和人慶應義塾大学経済学部教授)の報告を踏まえ、市場統合に向けた具体的な内容を検討している。
 今回公表された制度改正等の骨子によれば、新市場の名称は、ブランド認知度の高い「JASDAQ」を採用する予定。
 現行のJASDAQとヘラクレス(スタンダード)については、JASDAQスタンダード(一定の事業規模と実績を有し、事業の拡大が見込まれる企業群を対象)とし、ヘラクレス(グロース)とNEOについては、JASDAQグロース(特色ある技術やビジネスモデルを有し将来の成長可能性に富んだ企業群を対象)に区分する。

新たに「監視区分」を設置  新規上場基準については、現状並みの形式基準を設定する予定。JASDAQスタンダードについては、直前事業年度における一定の利益額などを要件とするが、JASDAQグロースについては利益の実績は問わない。また、開示に関しては、「業績見通し」の公表について、業種等の特殊性に鑑み柔軟な記載を容認する。JASDAQグロースについては、中長期の情報開示を充実させる方針だ。
 そのほか、新たに「監視区分」を設置し、投資家等への注意喚起を強化することにより、直ちに上場廃止基準に抵触せず、監理銘柄とならない企業にも対応する。また、監理銘柄(審査中)に該当するような企業に対しては上場管理料を割増しする。

マネーゲーム化した企業も上場廃止  上場廃止基準については、浮動株時価総額の基準を採用する予定。また、継続的に財務状況が悪化し、ビジネスモデルが破綻したとみなされる場合やJASDAQグロースに赤字上場した場合で一定期間経過しても黒字化しなければ上場廃止となる。
 著しく低株価が恒常化し値動きが大きく、マネーゲーム化するなど、売買管理上望ましくない場合も上場廃止とする。

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