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資料2020年11月13日 【税制改正関連情報】 第4回税制調査会 記者会見録

第4回税制調査会 記者会見録

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税制調査会(第4回総会)終了後の記者会見議事録
日 時:令和2年11月13日(金)16時19分
場 所:財務省第3特別会議室

○中里会長
本日の会議におきましては、まず納税環境整備に関する専門家会合における議論に
ついて、岡村座長から御報告をいただいた後、委員の皆様から御意見を頂戴し、次に
資産課税に関して、資産移転の時期の選択に中立的な税制の構築について説明を受け、
委員の皆様から御意見を頂戴しました。非常に活発に様々な意見を頂戴することがで
きました。
次回の日程につきましては、閉会の際に申し上げましたとおり、年明け以降を考え
ております。
○記者
納税環境整備に関する専門家会合についてですが、脱判子とか、領収書の電子保存
要件の緩和などについて、今日、専門家会合からの意見が示されましたが、今後、政
府税調としても議論を続けられるということでした。脱判子は、政府である意味方針
が決まっているところがあって、今後の党税調の議論で何らかの結論が出ると思われ
ますが、今後の党税調での議論に望むことを伺えますでしょうか。
○中里会長
党税調は、年度改正について、様々な皆様からの御意見をお聞きになって、バラン
スを取った調整を図るところではないかと思います。政府税調は、中長期的な理論的
な問題について、専門的見地から議論していくということですから、党税調で政治家
の先生が責任を持って一生懸命議論してくださればと思っております。
○記者
相続税と贈与税について、今後、専門家会合を設置して議論を続けていくというこ
とでしたが、次の政府税調の会合は年明けということですが、専門家会合の議論の今
後の見通しやどのようなメンバーで、どのような議論をされていく予定でしょうか。
○中里会長
これも話が出たばかりで、今日、委員の皆様から御了解を得たばかりのことですか
ら、具体的なことは正直確定しておりません。ただ、増井委員と私でいろいろなこと
を少しずつ考えようと思っています。メンバーについても、様々な専門家の方がいら
っしゃいますから、国民の皆様にとって望ましい方向性が打ち出せるとともに、政府
税調らしい専門的な中長期的な御意見をまとめられるように、頑張っていこうとお話
ししているところです。
○記者
今年はコロナがありまして、総会を開いた回数が例年よりも少なかったように感じ
るのですが、本当であれば、コロナで世の中が変わる中で、たくさん総会を開いて、
議論を深めて、提言を深めるというのが大事だったと思うのですが、その点を踏まえ
て、政府税調のあり方について、会長のお考えをお伺いできますでしょうか。
○中里会長
そこは様々な御意見があるのだろうと思います。こういう時期ですから、できるだ
け皆さんで集まってというお考えの方もいらっしゃったかもしれません。ただ、三密
を避けるという視点もあり、政府税調でクラスターが発生したら大変ですので、そう
いう点も十分に考えて、委員の方にいろいろな御意見をお聞きするということも、内々
ではありましたし、委員同士での意見交換も行っていたのですが、結果としては、こ
ういう形になったということです。御批判もあるかもしれませんが、できる範囲で一
生懸命やりました。
コロナに対する対応は、すぐに税制でどうするかというよりも、政府の御方針で給
付とか、日本銀行の金融の方法でとか、そちらでまず緊急性の高いものをなさった上
で、税制をどうするかというのは、次のステップだと思っております。これは誰かと
話をしたわけではなく、私が漠然と考えていたことですが、そんなところだったので
はないかと思います。
○記者
相続税と贈与税に関する資産の移転時期の関係ですが、これから議論することなの
で言えることが多くないのは重々承知なのですが、今後の議論に期待することであり
ますとか、望ましい方向性みたいなものを会長のお言葉でいただけますでしょうか。
○中里会長
相続時精算課税制度が導入されて、20年近く経つわけです。外国でもいろいろと変
わってきましたから、外国の制度のあり方も踏まえながら、より根本的なことを考え
ていく、とにかくきっかけが欲しいということです。すぐにこれを変えますというこ
とよりは、本質的な議論を始めてみましょう。その上で、目標としては、具体的にど
うなるかは分からないけれども、できる限り中立的な制度をという、この二つが今の
ところ頭の中にあることです。
あとは、具体的に委員の方々がどのようなお考えをお持ちなのか、まだ全ては伺っ
ておりませんので、お伺いしてから考えてみたいと思いますし、議論の過程で、税調
のメンバー以外の方からも様々なところから様々な御意見が出てくると思います。そ
ういうことにも目配りしながら、なるべく新しい時代に即した相続税・贈与税の制度
を構築していく気構えを持って、臨んでいこうと思っているわけです。
○記者
それでは、以上とさせていただきます。どうもありがとうございました。
○中里会長
ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。

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