コラム2019年09月30日 今週の専門用語 構造的損失発生事業(2019年9月30日号・№805)
構造的損失発生事業
連結納税制度の後継となるグループ通算制度では、開始・加入時の時価評価、欠損金の切り捨てのルールが焦点の一つとなるが、開始・加入時ともに利用が制限されるのが、「構造的損失発生事業」に係る欠損金だ。構造的損失発生事業の定義は恐らく政令事項になるものと思われるが、政府税調の報告書(19ページ)にある「構造的に損失(償却費等)が発生する事業」との記載はヒントになる。この記載からは、多額の償却費等が経常的に計上される事業が該当し得ることがうかがえよう。
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