コラム2025年06月09日 かこみコラム 規制改革推進会議、のれんの会計処理の見直しの検討を明記(2025年6月9日号・№1077)
規制改革推進会議、のれんの会計処理の見直しの検討を明記
本誌既報どおり、のれんの会計処理の見直しが検討されることになりそうだ(本誌1073号12頁参照)。政府の規制改革推進会議は5月28日、規制改革推進に関する答申を取りまとめ、会計に関する項目では、のれんの会計処理の在り方の検討を行う必要がある旨を盛り込んだ。のれん償却費は営業費用に区分されるため、特にスタートアップ企業においては、買収企業の収益を継続的に圧迫し、M&Aの阻害要因になっているとの指摘を踏まえたもの。企業会計基準委員会(ASBJ)に対し、のれんを非償却化することを求め、仮に非償却化が難しい場合には、償却・非償却の選択適用できるように求めることを想定している。
今回の答申では、内閣府及び経済産業省は、のれんの会計処理に関し、ASBJにおいて、スタートアップに係るM&Aを促進する観点から検討が行われるよう、スタートアップ関係者から財務会計基準機構(FASF)に対して提案がなされるようフォローする旨が明記されている。
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