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一般2025年10月04日 ブログ、終了や値上げの波 維持コスト増、広告収入減 Xや動画に移行 提供:共同通信社

 個人によるインターネット上の情報発信の先駆けとなったブログに、サービス終了や値上げの波が押し寄せている。2000年代に爆発的に利用者を増やしたものの、コミュニケーション手段がX(旧ツイッター)や中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」などに移行。維持コストが膨らみ、閲覧数の落ち込みにより広告収入も減少しているためだ。
 NTTドコモは「goo(グー)ブログ」を11月18日に終了する。初心者も使いやすいのが売りだったが、21年の歴史に幕を下ろす。ドコモは「市場動向の変化を鑑みた」と説明。23年6月にはLINE(現LINEヤフー)もブログサービスを終えた。
 「忍者ブログ」を運営する忍者ツールズ(東京)はセキュリティーやデータ保護の費用増大を理由に、有料プランの料金を11月1日に引き上げ、現状の2倍の月額480円とする。利用者数は明らかにしていないが、閲覧数が最盛期の約3%になったという。
 総務省によると、03年に「ココログ」、04年に「Ameba(アメーバ)ブログ」といった主要サービスが始まり、04年には投稿者が100万人に到達。投稿者は「ブロガー」と呼ばれ、書籍化や映画化も相次いだ。
 一方、07年にユーチューブ、08年にはツイッターがそれぞれ日本語サービスを開始した。ティックトックも若者の間で利用率を急激に伸ばした。
 アメーバブログを手がけるサイバーエージェントはサービス強化で異彩を放つ。人工知能(AI)により不適切なコメントを監視し、タイトルや文面の改善も提案する。他社からのサービス引き継ぎにも積極的だ。
 岡本(おかもと)あずさブロガーリレーション局長はブログの「記録性」に注目する。「主婦の記事が突如脚光を浴びる例もある。個人の経験を次世代にも残していきたい」と話している。

動画主流でも価値を維持 ブロガーの徳力基彦氏 識者談話

 ブロガーで投稿サイト「note(ノート)」のプロデューサー徳力基彦(とくりき・もとひこ)さんの話 一般人によるインターネット上の投稿は、無意味な情報を増やすだけで価値がないとかつて言われた。しかし交流サイト(SNS)を含めれば、個人が記録を残す行為は浸透している。ブログのような記事形式は、短文形式と比べ文脈やストーリーを伝えやすい利点がある。ネット上の主流がユーチューブやTikTok(ティックトック)といった動画になっても独自の価値を維持していくだろう。

(2025/10/04)

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