会計ニュース2003年12月12日 「省庁別財務書類の試作基準」が公表される 1月13日（火）までパブリック・コメント募集

　財政制度等審議会財政制度分科会、法制・公会計部会公企業会計小委員会は12日、「省庁別財務書類の試作基準」を公表し、パブリック・コメントを求めている。これは、財政制度等審議会において取りまとめられた「公会計に関する基本的考え方」（平成15年6月30日）において、財務書類として開示すべき情報に関する今後の新たな取り組みの一つとして、「省庁別財務書類の作成の取り組み」が挙げられたことを踏まえて、取りまとめられたもの。
　これによると、省庁別財務書類は各省庁の財務状況等に関する説明責任の履行の向上及び予算執行の効率化・適正化に資する財務情報を提供すること等を目的として、企業会計の考え方及び手法を活用して作成される。省庁別財務書類は一般会計の各省庁分と所管する特別会計を合算したところの財務状況等を提供するものであるが、特別会計については、既に「新たな特別会計財務書類の作成基準」が策定されていることから、今回は、省庁別財務書類の試作基準と一般会計省庁別財務書類の試作基準について取りまとめられることとなった。
　なお、特殊法人等との連結を行った省庁別財務書類については、試作基準の取りまとめ後において検討を行うこととしている。意見募集は1月13日（火）まで。

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http://www.mof.go.jp/singikai/cm151212a.htm