会社法ニュース2004年03月12日 デット・デット・スワップの普及に期待 商工中金と中小企業再生支援協議会が連携でDDS第1号
経済産業省と中小企業庁は3月11日、「商工組合中央金庫と中小企業再生支援協議会の連携によるデット・デット・スワップ(DDS)第1号案件について」を公表した。これは、商工中金と東京都中小企業再生支援協議会が連携してDDSに取り組んだ第1号案件の内容を説明したもの。
2月26日に改訂された金融検査マニュアル別冊〔中小企業融資編〕では、金融機関が過剰債務を抱えた中小企業の再生を図るために既存の貸付金を資本的劣後ローン(返済順位が通常ローンに比べて劣後するローン)にデット・デット・スワップ(DDS)を行った場合には、金融検査において、当該資本的劣後ローンを資本とみなすことができることとされている。今回の商工中金と東京都中小企業再生支援協議会の取組みは、金融検査マニュアルの取扱いに基づき金融検査上の自己資本がDDS実行分だけ増加することにより、債務者区分が上位に遷移し、今後の資金調達を安定的に見通せるようになることが可能になることを狙ったもの。今後の取組みの増加が期待される。
詳細はこちら
http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0005016/0/040311dds.pdf
2月26日に改訂された金融検査マニュアル別冊〔中小企業融資編〕では、金融機関が過剰債務を抱えた中小企業の再生を図るために既存の貸付金を資本的劣後ローン(返済順位が通常ローンに比べて劣後するローン)にデット・デット・スワップ(DDS)を行った場合には、金融検査において、当該資本的劣後ローンを資本とみなすことができることとされている。今回の商工中金と東京都中小企業再生支援協議会の取組みは、金融検査マニュアルの取扱いに基づき金融検査上の自己資本がDDS実行分だけ増加することにより、債務者区分が上位に遷移し、今後の資金調達を安定的に見通せるようになることが可能になることを狙ったもの。今後の取組みの増加が期待される。
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