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コラム2005年10月03日 【石部家の人びと-父と娘の税理士問答】 三位一体の大改革に呆然・新たな旅立ちを誓う(2005年10月3日号・№132)

石部家の人びと-父と娘の税理士問答

「今年の秋は『遍路の旅』に出たかったのになあ」金吉
三位一体の大改革に呆然・新たな旅立ちを誓う

 阪神ファンの石部金吉税理士、絶好調と思いきや、セ・リーグ優勝を目前にしても、静かに会社法の解説書に向かっています。
 「お父さん、今年の阪神はとても強いのに、あまり騒がなかったわね。どうしたの?」みどりさんがお父さんに声をかけています。
 「阪神が強くなりすぎたのかなあ?巨人が弱いからかなあ?野球をあまり見ていなかったんだよ。」石部税理士は静かに答えます。
「メガホン持って騒がなくなったのは良かったけど、会社法の解説書を読んでいるというのは、お父さんらしくないわ。」
「このごろ勉強しないと実務の動きに取り残されるような気がするんだ。最近の会計・商法の動きというのは、ほんとうに目まぐるしいし、大きな動きなんだよ。」
「大きな本屋には、会社法の解説書がいろいろと並んでいるわ。解説書の中味に入る前に本の選択で悩んでしまうわよね。」
「会社法の理解も大変だけど、会計の動きも大変なんだよ。俺なんかキャッシュ・フロー計算書の作成だってよくわかっていないのに、今度は株主資本等変動計算書というのも必要になるらしい。それに、資本の部の表示の仕方が変わったり、いくつかの会計基準が設けられる等、税理士として知っておかなければならない範囲がよくわからなくなってきてしまったんだよ。」
「いろんなことを急に覚えようなんて無理だわ。頭も固くなってしまっているんだし、まずは『中小企業の会計に関する指針』から理解することだわ。お父さんは、連結会計も、税効果会計も、時価会計も苦手なんだから、最近の会計を理解するのは本当に大変よ。」
「そうだよなあ。会計や会社法の動きを見ていると、30年前の会計学(財務諸表論)とのギャップは大きいし、なんとかして埋めていかなければならないんだ。」
「私は去年の会計学だけど、それでも、今年の動きは大変だわ。合併や事業分離などの事案にぶつかったら、会社法・会計・法人税法のトータルかつ最新の知識が要求されることになるわね。」
「俺もそう思って、こうやって、会社法・会計・税法の三位一体の大改革について、なんとか勉強して追いつこうと思っているのさ。秋は『遍路の旅』を夢見ていたんだけど、現実は厳しいなあ。」
「『遍路』に発心するのも大変なことだけど、三位一体の大改革の勉強に発心することも凄いことだと思うわ。頭が疲れたら癒しを求めて四国に行けばいいのよ。」

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