会計ニュース2004年07月16日 内部統制の検証に監査人が関与する制度の確立を提案 会計士協会の新会長藤沼氏が就任の抱負を語る
日本公認会計士協会の新会長である藤沼亜起氏は7月16日、記者会見にて就任に当たっての抱負を語った。藤沼氏は短期的課題として、二次試験合格者の未就職問題や会計参与等商法現代化への対応をあげるとともに、中期的課題として監査報酬の改善をあげた。そして、監査報酬改善の具体策としては、内部統制の検証に監査人が関与する制度の確立を提案している。これはアメリカやフランスで採用されている制度。監査報酬増額の切り札としてだけではなく、他国に比し監査時間に占める「内部統制の評価・検証」の割合が少ないといわれるわが国の監査水準の底上げをも図るものとして期待されている。
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