会計ニュース2003年07月31日 会計士協会・IFRIC解釈指針公開草案第1号(D1)「排出権」に対するコメントを公表 IFRIC公開草案には反対の立場を表明
日本公認会計士協会は7月31日、「IFRIC解釈指針公開草案第1号(D1)『排出権』に対するコメント」を公表した。これは、国際会計基準審議会(IASB)の基準解釈機関である国際財務報告基準解釈指針委員会(IFRIC)が提案した会計処理に対するコメント。IFRICは、温室効果ガスの削減を目的とした政府の取引のスキームに参加する企業の会計処理として、政府から受領した排出権取引枠を無形資産(公正価値にて測定)で計上し、その後、汚染物質が排出されることにより、それらの排出に対応する排出枠を供出する義務については負債として認識するという提案をしていた。これに対して、会計士協会としては、資産に計上した排出権の測定方法と負債のそれが異なることから、損益上のミスマッチが生ずることを理由に、公開草案が提案する排出権及び排出枠を拠出する義務を別個に認識・測定する立場に同意しない等のコメントを寄せている。
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