会計ニュース2004年01月19日 円高ドル安進行！採算レートは111円 経産省アンケート結果公表

　経済産業省は16日、「緊急円高影響調査（フォローアップ）について」を公表した。これは、最近の円高の進行を受け、昨年10月に実施した「緊急円高影響調査」のフォローアップ調査。
　その結果、回答企業（11業種77社）の現在の平均採算為替レートは、111円（前回調査から２円上昇）であることがわかった。もっとも、現在、それを上回る円高水準となっており、この傾向が中長期的に継続した場合、回答企業の約８割が、輸出採算の悪化、ユーザーの需要減少を通じ、企業収益や設備投資計画に影響すると回答している。
　また、回答企業の約８割が為替予約を実施しているが、急激な為替変動により、為替予約が十分に追いつかない企業や既に為替差損が発生している企業がみられるとのこと。

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http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0004872/