会計ニュース2003年02月06日 ＡＳＢ・種類株式のB/S価額の実務対応報告公開草案公表へ ＤＥＳ取得株式は取得時期を問わず今3月期から強制適用

　企業会計基準委員会（ASB：斎藤　静樹委員長）は2月6日、実務対応報告公開草案第９号「種類株式の貸借対照表価額に関する実務上の取扱い（案）」を公表した。これは、平成14年10月9日に実務対応報告第6号「デット・エクイティ・スワップの実行時における債権者側の会計処理に関する実務上の取扱い」を公表した後、デット・エクイティ・スワップ（DES）の実行により生じた株式の期末評価のみならず、平成13年の商法改正により、その内容が多様化し、かつ、発行金額も増加している種類株式について、そのB/S価額に関する実務上の取扱いを検討したもの。2月4日の企業会計基準委員会において、公開草案が承認されていた。
　それによると、債券と同様の性格をもつ種類株式については債券の評価方法に従い、市場価格のない種類株式については取得価額による評価（必要があれば減損処理）となる。
　コメント募集は3月3日(月)まで。

詳細はこちら
http://www.asb.or.jp/j_ed/pshare/pshare.html