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会計ニュース2003年02月10日 会計士協会・監査報告書実務指針公表へ 監査報告書のタイトルは「独立監査人の監査報告書」に

会計士協会・監査報告書実務指針公表へ
監査報告書のタイトルは「独立監査人の監査報告書」に


日本公認会計士協会は、1月31日に監査委員会報告第75号「監査報告書作成に関する実務指針(中間報告)」を公表した。
 本報告は、昨年1月25日に企業会計審議会から公表された「監査基準の改訂に関する意見書」を受けて、国際的な流れを取り入れた新たな監査報告書の実務指針としてまとめたもの。会計士協会は平成14年7月29日から9月30日まで公開草案のコメントを募集していた。なお、「(中間報告)」としているのは、中間監査基準の改訂(平成14年12月6日)分を取り込んでいないため。
 本報告によると、監査報告書の表題は「独立監査人の監査報告書」に、また、宛先は「取締役会」となることとなる(従来の「監査報告書」や「代表取締役宛」も容認)。監査報告書の日付は、原則として関与先での監査作業終了日(財務諸表の表示の検討を含む)とされた。
 なお、現行法令による制約から、監査法人の作成する監査報告書は社員名による自署、押印を行わざるを得ないものの、国際的な流れを踏まえて、法人名及び代表者名の記名・押印で足りるとすべきことを今後の検討課題としている。
 3月1日より終了する連結会計年度及び事業年度から適用される。

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