会社法ニュース2009年10月23日 税理士のインサイダー取引で証券監視委が課徴金を勧告 ＰｗＣアドバイザリー元社員に対しても

　株式会社ウィーヴ株券の公開買付に関し、インサイダー取引を行ったとして、証券取引等監視委員会は10月23日、税理士に対して、82万円の課徴金を科すよう金融庁に勧告した。ＭＣＰシナジー１号投資事業有限責任組合（ファンド）がウィーヴの株券の公開買付けを行うという内部情報をファンドにいた者から入手し、公表日よりも前に同社の株券を100株（買付価額77万7,000円）買い付けたものである。
　また、同日には、ＰｗＣアドバイザリー株式会社の元社員に対して、129万円の課徴金を科すことを金融庁に勧告している。株式会社ファーストリテイリングが株式会社リンク・セオリー・ホールディングスの株券の公開買付けを行うことを決定した事実を、契約の際に知り、公表日よりも前に合計で20株（買付金額209万9,000円）買い付けたものである。

http://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2009/2009/20091023_2.htm http://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2009/2009/20091023_1.htm