コラム2023年10月09日 かこみコラム 厚労省、「年収の壁」への対応で企業に助成金を支給(2023年10月9日号・№998)
厚労省、「年収の壁」への対応で企業に助成金を支給
厚生労働省は9月27日、「年収の壁・支援強化パッケージ」を公表した。本施策は、一定以上の年収(106万円または130万円)を超えた場合に、社会保険料の負担が生じるなどして手取り収入が減少する、いわゆる「年収の壁」への対応策となるもの。
従業員が101人以上(令和6年10月以降は50人超)の企業で働く場合の「106万円の壁」について、労働者の被用者保険(厚生年金保険・健康保険)の加入にあわせて、事業主が保険料相当額の手当支給や賃上げ等の取り組みを行った場合に、一人当たり3年で最大50万円の助成金を支給する。また、労使双方の保険料負担を軽減するため、事業主が支給した社会保険適用に伴う手当については、最大2年間、被保険者の社会保険料の算定対象にしないこととしている。従業員が100人以下の企業など、厚生年金が適用されていない職場で働く人が、収入が増えることによって扶養から外れる「130万円の壁」への対応としては、一時的な増収であれば、130万円を超えても連続2年までは扶養にとどまれるようにするとした。
なお、政府は本年10月から施策を進めるとしているが、厚労省によると正式な運用開始は未定としており、厚労省内の関係各所と連携しつつ、詳細が決定次第ホームページに順次公開される。
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