コラム2025年03月10日 かこみコラム 証取委がアクアラインに課徴金勧告、会計基準の適用誤りが原因(2025年3月10日号・№1066)

証取委がアクアラインに課徴金勧告、会計基準の適用誤りが原因

 証券取引等監視委員会は3月4日、アクアライン(東証グロース市場)に対し、令和4年2月期有価証券報告書などにおいて、投資有価証券評価損の不計上や偶発損失引当金の不計上といった不適正な会計処理を行ったとして、課徴金4,206万円を課すよう金融庁に対して勧告した。同社は、償還時に暗号資産への転換が可能な社債を取得し、当該社債に価格変動リスクがあるにもかかわらず、取得原価をもって貸借対照表価額としていた。証券取引等監視委員会によれば、同社に粉飾決算や虚偽記載の意図はなく、会計基準の適用誤りと前代表取締役社長の法令遵守の欠如が今回の事案の背景にあるとしている。

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