環境2025年06月04日 洋上風力、EEZ設置可に 脱炭素目標へ改正法成立 提供:共同通信社

洋上風力発電を排他的経済水域(EEZ)でも設置できるようにする改正再エネ海域利用法が3日、衆院本会議で与野党の賛成多数により可決、成立した。政府は2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標に向け、領海に設置が限られていた洋上風力発電の導入拡大を図る。
EEZは沿岸国の経済的な権利が及ぶ200カイリ(約370キロ)の海域。洋上風力は現在、水深が浅い海底に土台を固定する着床式が主流だが、EEZは深い海域が多く、海上に浮かべる浮体式が中心となる見込みだ。
改正法では、自然条件などが適合する海域を政府が募集区域に指定。事業者は事業計画を提出後、漁業者ら利害関係者を含む協議会で議論し、理解を得られれば国土交通相と経済産業相が許可を出す仕組みとした。
政府は改正案を昨年の通常国会に提出したが廃案となり、今年の通常国会に再提出した。参院本会議で4月11日に通過していた。
(2025/06/04)
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