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一般2025年08月17日 衆院議員の提出法案最多に 通常国会、少数与党が背景 提供:共同通信社

 6月に閉幕した通常国会で衆院議員が提出した法案は66本、修正案は30本だった。合計96本に上り、自民、公明両党が2012年12月に政権復帰して以降の通常国会では最多だった。少数与党下で野党が自らの主張を反映した政策を実現しようと取り組みを強めたり、政府提出法案の修正が相次いだりしたことが背景にある。一方で、議員の立法活動を補佐する組織の負担が増え、課題となっている。
 13年以降で見ると、議員提出法案と修正案を合わせて計75本だった22年が最も多かった。議員提出法案に限れば16年と22年の61本だった。
 先の通常国会では28年ぶりに選択的別姓法案が審議入りした。立憲民主、国民民主両党は別姓制度導入に向けた民法改正案をそれぞれ提出し、日本維新の会は旧姓の通称使用を法定化する法案を提出した。野党は7月の参院選が控える中、ガソリン税の暫定税率廃止法案を共同提出し、慎重姿勢だった与党との対立軸づくりを狙った。
 ただこれらの動きに伴って政策立案のアイデア段階から法案づくりまで携わる衆院法制局の業務量は急増。88人の人員で憲法や他の法令との照合、提出法案に関する委員会での質疑応答要領の作成に当たるため「パンク寸前」となった。
 議員提出法案の活発な状況が当面続くことも予想されることから、法制局は26年度予算の概算要求に、法令用語のチェックなどを行う人工知能(AI)の開発に向けた調査研究費や増員、機動的に対応する部署の創設を盛り込むことを決めた。

(2025/08/17)

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