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一般2026年04月30日 薬物事件で「初犯」支援 麻取と地検、再乱用防止 全国拡大、オンラインも 提供:共同通信社

 薬物の再乱用防止対策を強化するため、厚生労働省麻薬取締部が4月から、47都道府県の地検と連携して、薬物事件の「初犯者」らに支援プログラムを提供する取り組みを始めたことが29日、関係者への取材で分かった。2019年から一部で試行が始まっていたが、再乱用対策に有効と判断、全国拡大を決めた。遠方からも参加できるよう、オンライン受講の仕組みも検討する。
 厚労省によると、支援を受けるのは、麻薬取締部だけではなく、警察による摘発者も含む。薬物事件に絡み初めて摘発された後、保護観察の付かない執行猶予判決や、不起訴処分を受けた場合に対象となる。警察庁によると、25年は覚醒剤事件の3割超が、大麻事件の約7割が初犯だった。
 支援の流れは、猶予判決などを受けた後、地検が当事者にプログラムへの受講意思を確認。希望すると地検が麻薬取締部と連絡を取り、支援が始まる。麻取部は北海道や宮城、東京、大阪、福岡など12拠点しかないため、拠点のない地検は近隣の麻取部と連携する。
 麻薬取締部は19年からプログラムを取り入れていたが、当初は麻取部による摘発者に限っていた。大阪など4地検との試行が始まった22年は46人が参加。4地検に札幌、仙台など5地検を加えた23年は49人だった。24年は65人、25年は134人に上った。
 提供するのは、認知行動療法に基づいたプログラムで、原則2年間実施する。公認心理師や精神保健福祉士の資格を持つ「再乱用防止支援員」が月1回ほど、面談を重ねるなどして、状況を聞き取る。家族への助言に加え、医療機関への橋渡しも担う。
 警察庁によると、25年の覚醒剤事件の摘発者数は6395人(前年比271人増)で、大麻は過去最多の6832人(同754人増)だった。

 麻薬取締部 定員は304人で、通称「マトリ」と呼ばれる。北海道、東北(宮城)、関東信越(東京)、東海北陸(愛知)、近畿(大阪)、中国四国(広島)、九州(福岡)の7局と、四国(香川)の1支局、沖縄の1支所、横浜、神戸、小倉の3分室がある。麻薬取締官は、刑事訴訟法に基づく特別司法警察職員として、逮捕や家宅捜索など警察官と同様の権限を行使できる。「再乱用防止支援員」を配置して、薬物からの立ち直りを支援している。

(2026/04/30)

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