一般2026年06月26日 「AIは期待超えた」9% 日本企業、6カ国で最低 部分的活用に課題 提供:共同通信社

多くの日本企業で生成人工知能(AI)は期待を超える成果を出していない? 6カ国の企業調査でAIの効果が「期待を大きく上回った」と答えた割合は、日本が9%で最も低かった。コンサルティング会社などで構成するPwCジャパングループが発表した。業務の部分的な効率化に使われる傾向があり、事業全体の変革にAIを生かせるかどうかが今後の課題となりそうだ。
調査は2~3月、売上高500億円以上の企業を対象に行い、生成AIの導入に関わる課長職以上の従業員に尋ねた。6カ国は日本と米国、英国、中国、ドイツ、韓国で計約3千人が回答した。
AIを活用・推進している割合は6カ国とも90%前後だった。効果が「期待を大きく上回った」のは米国が38%で最も多く、英国が32%で続いた。中国、韓国、ドイツは10%台。「期待通り」と答えたのは日本が47%で、ほかの国は58~43%だった。
また米英はAI活用を進める層の70%超が、AIの効果を従業員の待遇アップなどの「財務的還元」につなげていると答えた。日本は40%となり、6カ国で最低だった。
用途について、日本は報告書やメールの作成、議事録の要約といった文書関連が目立った。一方で動画や音声、プログラムのコードの生成には慎重な様子がうかがえた。大きな成果があった企業は、AIでビジネスを抜本的に変えようという意識が強いという。
PwCコンサルティングの三善心平執行役員はAI導入に関し「企業の目指す姿、ビジョンにつながっているかという視点が大事だ」と説明する。AIを動かすのに欠かせないデータの整備など、活用の土台づくりも効果を生むポイントだとした。
(2026/06/26)
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