会計ニュース2003年12月09日 ASB・役員賞与のP/L計上の会計基準案固まる(2003年12月15日号・№047) 利益処分で決議された役員賞与は引当金処理が原則に
ASB・役員賞与のP/L計上の会計基準案固まる
利益処分で決議された役員賞与は引当金処理が原則に
企業会計基準委員会(ASB)は12月5日、役員賞与のP/L計上に関する会計基準案について検討を行った。
役員賞与のP/L計上は基準にて
本誌11月17日号でお伝えしたとおり、現在ASBは役員賞与のP/L計上について検討を進めている。これは、定時総会の利益処分で決議された役員賞与について利益処分時に未処分利益から支払う会計処理を行っている現状を改め、発生主義により見積額を引当金繰入額としてP/L計上(販売費及び一般管理費)するというもの。文面の詳細及び適用日については、次回(12月19日)の委員会でとりまとめる予定。12月5日の委員会においては公表物につき実務対応報告ではなく会計基準とする方向性で合意した。
会計基準案によると、役員賞与見込額は原則として確定債務ではなく引当金として処理されることとなる。もっとも、子会社における利益処分案のように、株主総会前であっても利益処分案が実質的には確定しているといえる場合には、未払役員賞与等の科目をもって計上することも認められることとなる。
なお、企業会計基準第2号「一株当たり当期純利益に関する会計基準」は、役員賞与につき利益処分時に未処分利益から支払う会計処理を前提としている。そこで、同時に企業会計基準第2号の改正もあわせて実施される予定だ。
利益処分で決議された役員賞与は引当金処理が原則に
企業会計基準委員会(ASB)は12月5日、役員賞与のP/L計上に関する会計基準案について検討を行った。
役員賞与のP/L計上は基準にて
本誌11月17日号でお伝えしたとおり、現在ASBは役員賞与のP/L計上について検討を進めている。これは、定時総会の利益処分で決議された役員賞与について利益処分時に未処分利益から支払う会計処理を行っている現状を改め、発生主義により見積額を引当金繰入額としてP/L計上(販売費及び一般管理費)するというもの。文面の詳細及び適用日については、次回(12月19日)の委員会でとりまとめる予定。12月5日の委員会においては公表物につき実務対応報告ではなく会計基準とする方向性で合意した。
会計基準案によると、役員賞与見込額は原則として確定債務ではなく引当金として処理されることとなる。もっとも、子会社における利益処分案のように、株主総会前であっても利益処分案が実質的には確定しているといえる場合には、未払役員賞与等の科目をもって計上することも認められることとなる。
なお、企業会計基準第2号「一株当たり当期純利益に関する会計基準」は、役員賞与につき利益処分時に未処分利益から支払う会計処理を前提としている。そこで、同時に企業会計基準第2号の改正もあわせて実施される予定だ。
当ページの閲覧には、週刊T&Amasterの年間購読、
及び新日本法規WEB会員のご登録が必要です。
週刊T&Amaster 年間購読
新日本法規WEB会員
試読申し込みをいただくと、「【電子版】T&Amaster最新号1冊」と当データベースが2週間無料でお試しいただけます。
人気記事
人気商品
-
-
団体向け研修会開催を
ご検討の方へ弁護士会、税理士会、法人会ほか団体の研修会をご検討の際は、是非、新日本法規にご相談ください。講師をはじめ、事業に合わせて最適な研修会を企画・提案いたします。
研修会開催支援サービス -
Copyright (C) 2019
SHINNIPPON-HOKI PUBLISHING CO.,LTD.