コラム2012年10月15日 【税実務Q&A】 控除対象となる親族の社会保険料等(2012年10月15日号・№471)
税実務Q&A
No.139 所得税>所得控除>社会保険料控除
控除対象となる親族の社会保険料等
パートナーズ綜合税理士法人 税理士 鈴木達也
問 私は、年金暮らしの父母と大学院生の息子と妻の5人で住んでいます。下記の社会保険料は、私の申告に含めて社会保険料控除をすることができますか。
① 妻のパートの給与から天引きされた労働保険料で、私がその保険料の金額を妻に渡した場合
② 息子の国民年金保険料で、今年4月に私が過去2年分を一括納付したもの。なお、息子は12月までに就職して別生計になる予定です。
③ 私の国民年金保険料で、翌年3月分まで一括納付したもの
④ 妻の国民健康保険料
⑤ 父母の後期高齢者医療制度の保険料
答
1.概 要 社会保険料控除は、自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族の負担すべき社会保険料を支払った場合に受けられる所得控除です(所法74①)。
基本的に、支払基準により保険料を払った人の所得控除の対象となります。
2.事例の回答
【事例①】 妻の給与から天引きされている労働保険料をあなたが負担したとしても、あなたが支払ったことにはなりません。そのため、あなたの申告に含めて控除することはできません。
【事例②】 社会保険料控除は、過去の年分の保険料であっても、支払った年度で控除することになります。また、息子が扶養親族に該当するかどうかは、社会保険料の支払いをしたときに判定します。
よって、この保険料は、申告に含めて控除することができます。
【事例③】 社会保険料控除は、前納した期間が1年以内である場合には、本年分の社会保険料控除として申告することができます(所基通74・75-2)。
【事例④】 あなたが妻の社会保険料を支払った場合には、あなたの申告に含めて控除することができます。しかし、妻の口座から自動振替で納付されているものは、あなたが納付したものではありませんので、あなたの申告に含めて控除することはできません。
もし、あなたの申告で控除したいのであれば、振替口座をあなたの口座に変更し、又は普通徴収で支払うことをお勧めします。
【事例⑤】 年金から控除(特別徴収)された後期高齢者医療制度の保険料は、その年金を受ける父母が納付したことになりますので、あなたの申告で控除することはできません。 ただし、特別徴収されず、あなたが普通徴収により納付しているものがあれば、控除することが可能です。
No.139 所得税>所得控除>社会保険料控除
控除対象となる親族の社会保険料等
パートナーズ綜合税理士法人 税理士 鈴木達也
問 私は、年金暮らしの父母と大学院生の息子と妻の5人で住んでいます。下記の社会保険料は、私の申告に含めて社会保険料控除をすることができますか。
① 妻のパートの給与から天引きされた労働保険料で、私がその保険料の金額を妻に渡した場合
② 息子の国民年金保険料で、今年4月に私が過去2年分を一括納付したもの。なお、息子は12月までに就職して別生計になる予定です。
③ 私の国民年金保険料で、翌年3月分まで一括納付したもの
④ 妻の国民健康保険料
⑤ 父母の後期高齢者医療制度の保険料
答
1.概 要 社会保険料控除は、自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族の負担すべき社会保険料を支払った場合に受けられる所得控除です(所法74①)。
基本的に、支払基準により保険料を払った人の所得控除の対象となります。
2.事例の回答
【事例①】 妻の給与から天引きされている労働保険料をあなたが負担したとしても、あなたが支払ったことにはなりません。そのため、あなたの申告に含めて控除することはできません。
【事例②】 社会保険料控除は、過去の年分の保険料であっても、支払った年度で控除することになります。また、息子が扶養親族に該当するかどうかは、社会保険料の支払いをしたときに判定します。
よって、この保険料は、申告に含めて控除することができます。
【事例③】 社会保険料控除は、前納した期間が1年以内である場合には、本年分の社会保険料控除として申告することができます(所基通74・75-2)。
【事例④】 あなたが妻の社会保険料を支払った場合には、あなたの申告に含めて控除することができます。しかし、妻の口座から自動振替で納付されているものは、あなたが納付したものではありませんので、あなたの申告に含めて控除することはできません。
もし、あなたの申告で控除したいのであれば、振替口座をあなたの口座に変更し、又は普通徴収で支払うことをお勧めします。
【事例⑤】 年金から控除(特別徴収)された後期高齢者医療制度の保険料は、その年金を受ける父母が納付したことになりますので、あなたの申告で控除することはできません。 ただし、特別徴収されず、あなたが普通徴収により納付しているものがあれば、控除することが可能です。
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