コラム2021年11月29日 かこみコラム 会計士協会、EDINET提出の監査報告書の欄外記載を見直し（2021年11月29日号・№908）

　日本公認会計士協会は11月19日、「EDINETで提出する監査報告書の欄外記載について（お知らせ）」を公表した。IT委員会研究報告第44号「新EDINETの概要とXBRLデータに関する監査人の留意事項」では、EDINETで提出する監査報告書において、監査報告書の原本に記載された事項を電子化した旨及びXBRLデータについては監査対象でない旨を欄外記載する場合の記載例が示されているが、記載例は、書面により監査報告書を作成している場合のみを前提としている。今回、改正公認会計士法の施行日（令和3年9月1日）後においては、電磁的方法により電子署名を付した監査報告書を作成することが可能になったことを踏まえ、書面又は電磁的方法のいずれにおいても利用可能な記載例が示されている（下記参照）。